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おもしろ統計・142アジ消費支出日本一 食べちゃろう
142 アジ消費支出日本一 食べちゃろう(令和5年6月15日掲載)
じめじめとした梅雨本番を迎える6月ですが、この時期に旬を迎える魚に鯵があります。
初夏の鯵は小さいながら、脂がのっておいしいとされ、刺し身やフライなどで私たちの食卓を彩ってくれます。
総務省が実施している「家計調査」の2人以上の世帯の調査結果によると、山口市は鯵の消費支出金額が、令和2~4年の3年間平均で、全国1位となりました。
全国平均の約2.5倍の2552円で、1世帯当たり年間約1.8キロ購入されており、山口市では鯵が好まれ食されているようです。
消費支出金額の順位は長崎市が2位、関あじで有名な大分市が3位となっています。
では、山口県は鯵の漁獲量が多い県なのでしょうか。
農林水産省が実施している「海面漁業生産統計調査」によると、令和3年のあじ類の漁獲量全国1位は長崎県で、全国シェアの約46%を占めています。
山口県の漁獲量は全国9位ではありますが、特に萩市沖は鯵の良い漁場となっており、「瀬つきあじ」と呼ばれるマアジはその名の通り瀬に居つくことで、良質な餌を食べ脂のよくのったおいしいブランド魚となっています。そのような鯵を山口市ではよく食べているということでしょうか。
「家計調査」からはこのような地域の特色を知ることができ、ランキングとして紹介されたりしています。
「家計調査」は重要な基幹統計調査です。調査員が皆さまのお宅を訪問した際は、ご協力をいただきますようお願いします。
142アジ消費支出日本一 食べちゃろう (PDF:298KB)