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食の安心・安全メール・第250号

ページ番号:0237141 更新日:2024年1月10日更新

 

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やまぐち食の安心・安全メール第250号

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餅による窒息事故にご注意!

  • 厚生労働省の人口動態調査によると、食物が原因となった窒息による65歳以上の高齢者の死亡者数は年間3,500人以上で、中でも、80歳以上の死亡者数は2,500人以上です
  • 今回は、1月に特に発生が多い、餅による窒息死亡事故防止に役立つ情報をお届けします

高齢になるほど高まる窒息のリスク

  • 高齢になると、口内や喉の機能等に以下のような変化が生じ、窒息のリスクが高くなっていきます

1.歯の機能が衰え、噛む力も弱くなる

→奥歯がなくなったり入れ歯になったりすることで、あごを安定させる力が低下し、そしゃく力や飲み込む力が低下します

2.唾液の量が少なくなる

→そしゃく力の低下だけでなく、唾液の分泌自体も少なくなるため、食べた物がスムーズに飲み込みにくくなります

3.飲み込む力が弱くなる

→口内の感覚、舌の圧力等の低下により、食べ物を飲み込んでも、喉に残る分が生じやすくなります。喉に食べ物が残ったまま息を吸い込むと、食べ物が気道に詰まることもあります

4.咳などで押し返す力が弱くなる

→万が一、喉に食べ物が詰まったときに、咳などで押し出しにくくなります

餅の特性​

  • 餅は、温度が下がるにしたがって硬さが増す性質があります
  • そのため、お椀の中では柔らかそうに見える餅も、口の中に入れて喉を通るときには温度が下がり硬くなっています
  • さらに、餅は温度が下がるほどくっつきやすくなるので、口の中の温度では餅同士がくっつきやすくなり、また粘膜にも貼り付きやすくなります

餅を食べる時の注意点

  • 餅は小さく切り、食べやすい大きさにしてください
  • お茶や汁物などを飲み、喉を潤してから食べましょう(ただし、よく噛まないうちにお茶などで流し込むのは危険です)
  • 一口の量は、無理なく食べられる量にしましょう
  • ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう
  • 高齢者が餅を食べる際は、周りの方も食事の様子に注意を払い、見守りましょう

 

 詳しくはこちら

(年末年始、餅による窒息事故に御注意ください!(消費者庁))<外部リンク>


やまぐち食の安心・安全推進協議会
【事務局】山口県 環境生活部 生活衛生課 食の安心・安全推進班

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