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離島・前島
自然と人情味あふれる島 - 周防大島諸島 - 周防大島町
前島(まえじま)
1 プロフィール
- 面積 1.09平方キロメートル
- 人口 6人
- 世帯数 6世帯
- 本土からの距離 5.9キロメートル
- 学校 -
- 病院・診療所 -
※人口、世帯数は令和6年4月1日現在住民基本台帳による。
問い合わせ先 周防大島町政策企画課 0820-74-1007
大島郡周防大島町の久賀港から北約6キロメートルの瀬戸内海海上にある島です。
島内に古代祭祀の遺跡や室町時代のものとみられる五輪塔が残されていることから、島の歴史は相当古いものとみられますが、本格的な島内の開発が始まったのは江戸時代に入ってからといわれています。また、太平洋戦争中は、島の海岸近くに艦砲射撃練習の標的に用いる4本の高い柱が設けられ、対岸からも真正面に見えていたそうです。
島は全般的に山が多く、島の中央部のくびれた部分に集落や漁港などがあります。
島は、東側には浮島や柱島群島などの島々を、また、西側には大島大橋を望むことができる位置にあり、特に、早朝や夕暮れ時にはすばらしい景色を楽しむことができます。また近年は、航路上でスナメリに遭遇することもあり、「スナメリが暮らす海を渡る前島航路」としての注目を集めています。
島のおこり |
江戸時代には、島内に藩有林がありましたが、当時無人島であったため見回りが行き届かず盗伐が絶えませんでした。 |
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野ネズミ退治 |
野ネズミによる作物の被害に苦しんだ島民が、神楽により野ネズミの退治に成功しますが、神楽を定期的に行わないと野ネズミが発生するため、これに代えて、島にそれまでなかった神社を祭ることにより、野ネズミを退治したといわれています。 |
(旧)久賀小学校前島分校 |
平成12年度に廃校となった久賀小学校前島分校には、星野哲郎作詞・原伸二作曲の校歌がありました。 「島は小さく離れていても 校舎は現在では、前島公民館として活用されています。 |
2 前島に行く
本土との間には1日3往復で定期船<外部リンク>が運航されています。
本土側定期船乗り場 周防大島町久賀港
定期船「くか」
- トン数:9.1トン
- 航海速力:17ノット
- 旅客定員:28人
問合せ先 周防大島町役場久賀総合支所 (0820-79-1000)
3 前島を見る
黄幡神社(おうばじんじゃ)
神社の鳥居をくぐると下りの階段になっており、お堂はその階段を降りた林の中にあります。
御神体はお堂の横にある巨岩で、そのそばにはかって村上水軍が使用したといわれる古井戸があります。
また、この巨岩の下には、今も大蛇が棲んでいるといわれ、大蛇が好物の生卵が供えられていることもあります。お堂には蛇の彫り物が奉納されおり、また、社前には博打の木といわれる銭形に樹皮が剥げる木があることから、金運、海運の神様として信仰を集め、島外からも参拝者が訪れます。祭りは毎年4月に行われます。
前島神社
江戸時代に、島内に野ネズミが大量発生し、島民の多くが飢えに苦しんだことがありました。このため、島民で御神体をお祭りし、祈祷したのが、この神社のおこりといわれています。
4 前島に泊まる
※島内には宿はありません。
5 前島に住む
周防大島町のUJIターン支援のページ<外部リンク>