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平成21年 (2009年) 7月 7日

広報広聴課

知事記者会見録

(平成20年8月4日実施分)

知事記者会見録一覧へ



日時 平成20年(2008年)8月4日(月曜日)

11時00分~11時41分

場所 県庁2階 記者会見室

会見する二井知事

知事

 昨日、知事選挙も終わりまして、県民の皆様の温かいご支援をいただきまして、4回目の当選を果たすことができました。誠に光栄でありますし、同時にこれから4年間の県政に対する私の責任の重さをひしひしと感じております。

 記者の皆さんには、選挙期間の17日間、大変暑い日々が続きましたけれども、取材お疲れでございました。また、報道を通じて選挙戦の盛り上げについていろいろご協力いただきましたことに、お礼を申し上げます。


 私は今回の選挙で、初めてマニフェストを作成して、私の県政にかける思いを「21の約束」として、訴えてまいりましたが、この「21の約束」に沿って新たな実行計画の策定作業に直ちに入るように、先ほどの庁議で指示をいたしたところであります。これからの4年間、初心に立ち返って「住み良さ日本一の元気県づくり」の加速化に向けて、全力投球で頑張ってまいりますので、皆様方の引き続いてのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 以上です。


山口放送(KRY)

 選挙の得票ですけれども、今回31万7千票ということで、前回に比べると5万票以上減らしているわけですけれども、この得票については、どのように受け止めておられますか。


知事

 一般的に多選批判というのもあったでしょうし、在日米軍再編問題も新たに出てきたこと、あるいは、後期高齢者医療の問題も出てきたこと、そういうこともありましたので、かなりの逆風の中での今回の得票結果であったと思いますから、私はこのこと自体は、謙虚に受け止めながら、これからの4年間、私の県政について、「二井はよく頑張っているな」と言っていただけるように努力をしなければいけないと思っています。


山口放送(KRY)

 相手候補の得票は前回に比べて3万票くらい増えていますよね、どういう要因だと。


知事

 細かい要因分析は私もしておりませんけれども、そういう逆風がいろいろあった中ですから、私の票が減り、相手候補が増えたということではないかなという感じがしております。


山口放送(KRY)

 投票率ですけれども、今回も最低記録を更新しましたが、このことについてどのように。


知事

 立候補者というのは、選挙で当選を目指して頑張っていくわけですから、投票率そのものを候補者自身で上げるというのはなかなか難しいであろうと。投票率を上げる要因というのはいろいろありましたが、候補者自身で上げるということは、非常に難しいとは思いますけれども、投票率がまた、過去最低になったということは、極めて残念なことだと思っております。


山口朝日放送(YAB)

 先ほどの話に戻りますけれども、投票の数ですが若干下がって相手候補が上がっていますが、細かい要因分析はまだされていないということでしたが、3期12年の県政運営とこれから4期目の県政運営、今回の結果を受けてですね、変えるべきところがあるとするならばどんなところでしょうか。


知事

 変えるべきところというか、私はこういう個性ですから、この個性を上手く生かして、その中で、強調すべきことはもっとメリハリをつけて、強調しながら、施策の構築、あるいは展開をしていきたいと思っております。


中国新聞

 具体的には、何か。


知事

 今、選挙が済んだばかりですから、私も県内いろいろな所を回ってみて、私として感じたこともいろいろありますから、「21の約束」の施策を展開する中で、さらに重点化とか集中化とかいうこともしていかなければならないということも当然出てきますので、その中でメリハリをしっかりつけていきたいと思っています。


山口朝日放送(YAB)

 選挙戦の中で県内を回られたと思うのですけれども、この4年間、山口県内で変わったところ、変化したところ、回られてどのように感じられますか。


知事

 変化をしたところといいますか、道路整備は今、工事をかなりあちらこちらでやっておりますけれども、かなりそういう整備は進んできていると感じました。

 ただ、一方で農村部において、ほ場整備をされた所も耕作放棄地になっている所がかなり増えてきておりますから、せっかく、補助金を入れて事業をやった所が、そういう耕作放棄地になっていることは、大変残念なことですから、そういう土地利用をどうしていったらいいのか、これは基本的には農業の後継者育成をまたどうしたらいいのか、これまでも課題であったものをどうするかということにも繋がってくるわけですけれども、その辺、いろいろなことに気づかされた選挙戦であったと思います。


山口放送(KRY)

 県民の反応と言いますか、あるいは、ニーズと言いますか、そのようなことで何かお感じになったことは。


知事

 私の今度の選挙戦の展開の中では、猛暑の中でも多くの県民の皆様方が沿道にも出ていただきましたし、今回の選挙の中では決起大会は1回しかやっていませんけれども、私は5月の連休明けから、ミニ集会をかなり県内でやりましたので、そういう意味では、いろいろな意見を私としては集約をしつつあると思っております。


テレビ山口(TYS)

 先ほど繰り返し、逆風、逆風という話をされていますが、実際選挙期間中に逆風だなと感じたとそういう部分はあったのでしょうか。


知事

 これは直接的には、あまりありません。それぞれ皆さんが沿道にもたくさん出ていただきましたし、選挙運動期間中には、特に感じたことはないのですが、選挙の結果を見て、やはり、かなりの逆風であったなと受け止めたということで、これについては謙虚に受け止めてこれからの県政運営に当たりたいという気持ちです。


テレビ山口(TYS)

 最も逆風だなと感じたものというのはどういうものでしょうか。


知事

 投票の結果ですから、私の票が減って相手候補の票が増えたということですから、そのこと自体は重く受け止めなければいけない。政策的には、だからといってどうするかということには、これから個別具体的な政策の中で、それぞれ判断しながらやっていきたいと思います。


中国新聞

 地域で見ますとですね、岩国市が一番減り方が大きくて、福江さんの方は前回よりも1万票、いや8千票増やして、二井さんの方が1万票減らしたと、これは結構大きい数と思うのですが、岩国市がですね、米軍再編問題を抱えているということで、その辺はどのように整理されたでしょうか。


知事

 私の考え方が十分伝わっていないということもありましたので、この辺は岩国市内では意識して集会等では話をしたりしましたけれども、必ずしも十分ではなかったような気がします。

 ただ基本的には私の考え方は、これからも岩国市の意向を尊重して、国に粘り強く、在日米軍再編問題、あるいは、愛宕山地域開発事業の問題、それから民間空港の再開問題について、いずれも粘り強く国と折衝していくというスタンスで対応していきたいと思います。


中国新聞

 仮にもし、愛宕山の売却の件で、市が「もうこれは米軍住宅だけはやめてくれ」と言われた場合には、知事もそこは明確に国に言うということでしょうか。


知事

 今は仮定の問題でどうだということではなくて、よく市と協議しながら、市の意向を踏まえて対応をしていくというスタンスでまいります。


テレビ山口(TYS)

 ただ、再編については、やはり影響が出る岩国、周防大島、和木で福江さんの票が伸びている、反対の意見が根強いということが改めて示されたのかなとも読めるんですけど、その辺はどうでしょうか。


知事

 これも、これまで選挙戦で私が話しましたように、国の防衛問題について、私には権限がないわけです、国の存続に関わる根幹的な事項ですから。そうしたものが出てきたときに私のスタンスをどうするかということになりましたら、私のスタンスは、地元の市町の意向を尊重するというのが一貫したスタンスですから、そういう意味で、今回のケースについても、岩国市の意向を尊重すると。これはかねてから私は申し上げてきたことですから、そのスタンスで対応していきます。

 従って、個々の住民のサイドでは賛成の方もおられるでしょうし、反対の方もおられるでしょうから、それを集約化するのが、一番住民に身近な市や町ですから、その意向を尊重するということで対応すると。国の政策に関することは基本的にすべてそのような対応で考えたいと思っております。


テレビ山口(TYS)

 具体的にまだ市の意向というのは示されていない状況だと思うんですが、今後、県として市の方に早めに意見をまとめるようにだとか、そういうことに取り組まれるというお考えは。


知事

 県は、今、言いましたように、市の意向を尊重するという基本姿勢ですから、県からこれについて急かせたりするつもりはありません。


テレビ山口(TYS)

 その中で、実際、再編問題についてですね、艦載機が来るのはまだ先かもしれませんけども、今年度、沖合移設が終われば、確実に施設整備なんかが動き出すと思うんですけど、その点を踏まえて、今後、市とどのように取り組んでいかれるんですか。


知事

 まず市の方が意見集約をされる努力をされていますから、それを基本的に待つという姿勢で対応をしていきます。


中国新聞

 先ほど、票が減ったことについては、謙虚に受け止めていきたいということでしたが、岩国の米軍再編関係でみると、先ほどのお話の中で考え方が十分伝わっていないと、そういう話が十分できなかったと言われたことが、そこが自分としては十分でなかったと、伝えることが十分でなかったという受け止め方ですか。


知事

 私に対する理解も十分されていなかったという面もあるのではないかということで、今回、選挙はそれだけが争点ではありませんし、私は争点という捉え方をしていませんでしたから。いろいろなことの中で投票をされたわけでしょうから、一つのことを捉えてこうだということは私は申し上げるつもりはありませんけれども、基本的なスタンスは、今言いましたように在日米軍再編問題とこれに関わる問題は、すべて岩国市の意向を尊重するという姿勢でこれからも対応していこうということです。


毎日新聞

 結果についてですね、岩国なんですけども、岩国の票を減らされたということは、在日米軍に対する県の姿勢への批判票だと受け止めておられるんですか。


知事

 すべてがそうだと思いませんが。一般的に、県政は岩国の方に向いていないのではないかというような言い方もされたこともありますから、どういう形で投票行動になったのかというのは私は分かりません。

 在日米軍再編問題については、今言いましたようなスタンスの中で対応していくという姿勢はこれからも変えないということです。


中国新聞

 常々、市と町の意向を尊重するとおっしゃるんですけど、以前、非常に関係が悪くなった井原勝介前市長のときには、「現実的対応」に変わるようにかなり強く求めたと思うんですけど、そこが知事の理屈もわからないことはないですが、やはり一般の市民からみると、ちょっと矛盾しているんではないかという意見が地元でかなりあったんですけど、その辺りはちょっとこの選挙を受けて、どのように受け止めておられるのか、ちょっと行き過ぎた面があったかなと思っていらっしゃるのか。


知事

 行き過ぎたというよりは、その辺の理解をしていただかなかったのではないかと思います。というのは、この在日米軍再編問題は市にも権限はないわけです。県にも権限がない。そうすると、国が決めたことがどんどん進んでいくということになれば、地元の意向が尊重されない形で進んでいってしまう。それではいけないので、早く国と協議をしなければいけない。

 従って、もっと協議ができるようにやっていくべきだと。そうすると、国の防衛政策は必要なことですから、それと地元の安心・安全対策との接点を求めるというような方向で協議の場にもっていかないと、物事がどんどんどんどん国のペースで進んでいくと、それはいかんのではないかということで、「現実的な対応」ということを申し上げてきたのです。


中国新聞

 それは知事の考えを市の方に押しつけた感じですよね、求めた感じですよね。それは市の意向の尊重とはちょっと矛盾すると思うんですが。


知事

 ですから、早く協議ができるよう出してください、出して来られたものについては尊重すると。これは一番最初からそういうふうに申し上げていたのです。一番最初の三つの基本的なスタンスの中で、「最終的には地元の意向を尊重する」と言っていたのですが、このスタンスを変えたつもりはないのですけれども。ただ、早く出してもらわないと物事はどんどんどんどん進むので早く出してくださいと。従って、協議の場に早くもっていかないと大変なことになるというのが私の「現実的な対応」なんだと。ですから、国の防衛政策を否定して反対反対だというのであれば、それは乗らないということもありますが、ただ、反対反対ということを言い続けるだけでいいのかというのが基本的にありましたから、何とか乗って接点があるのか、ないのかというのを探らないといけない、というスタンスです。


中国新聞

 ならば、市の意向を尊重するというのではなくて、私の考えはこうです、だからこうしませんかとはっきり言うとか、選挙でも私はこういう考えを持っていますから、市に対してもこういうふうに臨むというのが筋だと思うんですけど、何かあまり突き放して、争点にしないと言われると、そういうことが、今回の選挙結果にも影響しているのではないかと思うんですが。


知事

 これは分かりません。今でも私は争点ではないと思っています。国の政策に関わることですから、国政の中では当然、争点にはしてもらわないといけないと思いますけれど、県政の中の争点ではなくて課題だという認識は今も私は変わっていません。


山口新聞

 投票率の話に戻るんですが、今回、4期目の信任投票という意味合いがかなり強かったと思うんですが、その点も含めて、この投票率は二井知事に信任が得られたと改めてお考えでしょうか。


知事

 選挙というのはすべて当選を目標にして候補者は頑張っているわけですから、当選すれば制度的にはこれは信任を得られたと考えなければいけないと思うのです。

 ただ、投票率がこれだけ低いという状況は事実ですから、それを踏まえて、これから当選をした以上は、これから4年間、県民の皆さんのご理解が得られるような政策展開をするとか、そういうことを通じて頑張っているなと思っていただけるような努力を重ねていくということだろうと思います。


テレビ山口(TYS)

 ちょっと先ほどの話に戻るんですが、再編問題について、私の考えがしっかり伝わらなかったとおっしゃいましたけど、今後、市民に対して、考えをしっかり伝えるために何か取り組むことはありますか。


知事

 もう単純に言わないと、あれこれ言うと誤解を招きますから、私の考え方は、とにかく岩国市の出された意向を尊重して、市と一緒になって、国に対して粘り強く折衝するということが基本的な姿勢だということです。


テレビ山口(TYS)

 昨日の当選会場で防衛大臣の林さんから連絡がありましたが、どういった内容でしたか。


知事

 お祝いの電話がありましたので、これから山口県の在日米軍の再編問題がありますから、いろいろまた県としての協議もやらなければいけませんから、よろしくお願いしますということです。表現は少し違ったかも分かりませんけれども、基本的にはそういうことです。


山口朝日放送(YAB)

 それともう一回投票率の件、先ほど、知事さんは候補者自身で上げるのは難しいとおっしゃった上で、上げる要因はあるとは思うんだとおっしゃたんですが、具体的に上げる要因はどういったことが考えられますか。


知事

 皆さんがよく言われていることではないですか。


山口朝日放送(YAB)

 全体の投票所の数も合併によって若干減ったのも多少なりとも影響しているのかなというふうな見方もとれると思うんですが、この辺りはどうでしょうか。


知事

 これは私にはよく分かりませんが、ただ山口県も高齢化が進んできていますから、お年寄りの皆さんが投票に行くとなれば、できるだけ身近な所に投票所があるというのが行きやすいということにはなると思います。


中国新聞

 投票率の話が出たんですけど、全有権者に占めるですね、候補者別得票率を計算すると、二井知事の場合は26%ということだったと思うんですけど、まあ4人に1人ですよね、県民の。まあ非常に少ないかなとは思うんですけど、もちろん声なき声もあるかもしれませんけど、その辺りは、ちょっともう1回受け止めをお聞かせください。


知事

 ですから、行かなかった人がどういうことで行かれなかったのか、よく分かりませんから何とも言えませんけれど、少なくとも、あの猛暑の中で積極的に自分の意思を表明するために行かれた方の中で、7割超える皆さんが私に投票をしていただいたわけですから、そういう皆さんの強い期待も大事にしながら、これからとにかく4年間、全力で頑張っていくということ以外には、私の取るべき道はないと思います。


毎日新聞

 4期目に当たってですね、新たな副知事の登用とかですね、人事体制の刷新とか、その辺のことをお考えでしょうか。


知事

 今、当選したばかりですから、人事というのは基本的に年度の途中ではなくて、年度の初めにやるというふうにしておりますから、次の人事の時に、またどうするかを考えなければいけないということです。


毎日新聞

 職員の給与カットについては。


知事

 これも、今はまだラスパイレス指数が全国で比較して30位台という状況ですから、全国的にみるとまだ低いところにおりますから、これが高くなっていくというような状況が出てくれば、私としては判断しなければならないということが出てくると思います。


中国新聞

 あと、「21の約束」なんですけども、庁議で新しい計画を策定指示とおっしゃったんですけども、具体的にはどんな内容かというのと、今までに計画いろいろありますよね、それとの整合性などですね、また新たに計画を出していくのか、その辺ちょっと聞かせてもらえませんか。


知事

 これは細かいことになりますけれど、今の実行計画が私のこの4年間で切れます。実行計画が来年度切れるし、それから、「デザイン21」が切れてしまうということになりますから、「デザイン21」のような非常に長期的なものは私はもう作らないつもりですけれども、少なくともこの4年間に何をするのかということは、新しいものに切り替えていかないと、進行管理も十分できませんから、今回、今の実行計画を廃止して、新しい実行計画に切り替えていくという形にしていきたいということです。

 その際に、私もマニフェストを作るに当たって、これまで県政を3期継続的にやってきましたから、その辺の県が作っているいろいろな構想等とのバランスはある程度考えながら、この「21の約束」というものを作っておりますから、もう一度チェックして、整合性を取る必要があるのか、ないのか、その辺も含めて策定作業に当たってもらいたいと思っております。


中国新聞

 それと先ほど、県議さんのご挨拶の前でですね、財源とかで実現が難しいものもあるかもしれないとおっしゃっられたかと思うんですけど、ただ、基本的にマニフェストというのは、実現を前提というか、その辺はどういうふうに。


知事

 マニフェストの中に、県が直接県の努力によってやれるものと、県民の皆さんの協力がなければ実現ができないものとか、市や町の協力がなければできないものがありますから、県だけで独自にやれるものは、基本的にはもうこの4年間でやっていくということで努力します。それから、市町や県民の皆さんに協力を求めなければならないものは、当然のことながら、求めながらその実現を図っていくと。大ざっぱに言えばそういう形の検討の中で、いずれにしても努力をするという整理で対応していきたいと思います。


中国新聞

 21の中で、先ほどメリハリつけてやっていくと、その辺はいつ頃示されるんですかね。


知事

 それは毎年の予算との関係で出てきますので、予算との関係の中で整理をしながらやっていくという形になります。


時事通信

 総仕上げと言われる4期目ですけれども、現時点で聞くのはまだ早いと思いますけど、5期目というのはもうないとお考えでしょうか。


知事

 そのとおりです。


時事通信

 それは、いかなる状況においてもあり得ないと。


知事

 いかなる状況においても、私はもう4期が限度だとずっと言い続けてきておりますから、それが今回限度に来るわけですから、私がどんな状況にあっても、これを最後にしたいということで考えております。


時事通信

 もう1点。上関原発についてのスタンスというのは、基本的に法に照らし合わせてというお考えだったと思いますが、それは当然今の状況でも変わらないですか。


知事

 もちろん、そういうことです。


中国新聞

 あと、上関に絡んで、選挙中なんですけど、祝島の島民の方がですね、意見書という形でですね、やはり埋立は漁業に影響するので反対ということであって、知事は地元の意向を尊重ということで、町の意見をということを言われてるんですけども、特にその予定地に近い祝島の方達の意見ですよね、これは島民の方達が意見書として出されたと。その辺はどういうふうに受け止めて、その審査の中で、知事自身、どういう判断を入れていくことになるんでしょうか。


知事

 これから改めて、この問題についての上関町の意見を聞くことになりますから、その意向を基本的には尊重するという姿勢で、漁業の問題についてどういう影響があるのか、ないのかということは、県の方でも、これはチェックをしないといけないということもありましょうから、これはただ、これからということになりますから、私も選挙期間中に具体的な話を聞いておりませんから、よく聞いた上で、要するにこれまでも言っておりますように、公有水面埋立法の法律の趣旨を踏まえて、この問題については対応しなければいけないと。ですから、原電に反対だから許可をしないとか、許可をするとか、そういうふうに結びつけて判断するのは法律の趣旨を逸脱するということになりますから、あくまでも公有水面埋立法の法律の手続きの中で適正に対応していくという考え方だということです。


中国新聞

 祝島の方が言われている漁業に影響するかどうかの県のチェックですよね。それは具体的にはどんな形をお考えですか。


知事

 具体的にと言っても、私も選挙をやっておりましたから、これからよく内部で意見を出されたことについて、どう県として考えるのかというのは整理をしなければならないということです。


テレビ山口(TYS)

 それと、「21の約束」の中でですね、民間空港の再開について早期の実現、そして年間40万人の需要というのを見込まれましたが、今後どのように進めていかれるのでしょうか。


知事

 この問題は、在日米軍再編問題と今、絡まされておりますから、われわれとしては別の問題だと、過去のわれわれの運動の経緯から見てそのように区分してもらいたいというのが基本的な考え方ですけれど、国の方が、その辺の理解をしていただけるかどうかに、まずかかっていると思うのです。

 従って、これも粘り強くやらなければなりませんし、改めて民間空港に対する岩国市の意向も、まあ確認をすることまではないとは思いますけれど、私と同じスタンスでやっていくのかどうかというのは、確認はしたいと思います。


テレビ山口(TYS)

 羽田空港の埋立てですね、それを睨んだらですね、もうそろそろリミットなのかなと思うんですけども、国の方に何かしら働きかけというお考えはあるんでしょうか。


知事

 国の方も、一気に全部許可をしてということではなくて、管制官の訓練との関わりがありますから、何回かに分けてということもありますので、その辺の情報もこれからも収集しながらやっていきたいと思っております。


中国新聞

 話は戻って恐縮なんですけど、昨日は開票の最終的な確定結果というのはどこでお聞きになられたんですか。


知事

 これは自宅でチェックしました。


中国新聞

 それを見たとき、率直にどう思われましたか。


知事

 さっき言ったようなことですけれど。


中国新聞

 それは、知事の予想と比べると、多かったですか、少なかったですか。


知事

 あまり私も予想するということはしませんから、とにかく当選目指して頑張ったということだけで、具体的にこれでどうだったとか、予想に反したとかいうようなことはありませんでしたけれども、やっぱり、かなりの逆風であったという印象はあったということです。


テレビ山口(TYS)

 それと話はまた戻るんですけど、愛宕山問題についてちょっと聞きたいんですけど、今235億円という赤字があって、今年度末から実際に借金返済をしていかなければならないわけですが、これを早急に解決するためにどのように方策を取られるのでしょうか。


知事

 まず一つは、国家的なプロジェクトに協力をしたということで、国に買取りを求めていくと。これは既に岩国市との間に、コンセンサスは得てやっているわけですから、この努力を続けていくということ。ところが、国の方がなかなかうまくいかないということであれば、来年度、償還期限が3月末で来ますので、その段階で財政対策をどうするかということを一方で考えなければいけないということが出てきます。その時に、やっぱり岩国市の方がまだ80数億円あるわけです。その辺について岩国市とどうするか、この問題についても協議をしなければいけないということが出てくるということです。


テレビ山口(TYS)

 財政対策は具体的に何か頭の中に思い浮かべられているのでしょうか。


知事

 いえ、まだ今からです。


テレビ山口(TYS)

 この4期目ですけれども、一番最初にぶつかるというのはいわゆる岩国基地問題という課題なのかなと思うんですが、その中で認識というのはどういうふうにお持ちなんでしょうか。


知事

 これは、先ほどから言いますように、岩国市の意向を尊重して対応しなければならないと考えています。急かして中途半端な形になってもいけませんから、岩国市の方できちんと意見を集約されるというのを待たざるを得ないというか、それを待って対応するという姿勢で臨んでいきます。


山口放送(KRY)

 上関の話に戻って恐縮なんですけれども、知事は6分野21項目の意見を出されています。これから原子炉設置許可申請が出てくることも予想されますが、その場合は21項目がなされているかどうかをチェックする県の役割というものが出てきますけれども、それに当たっての体制なり、あり方については何かしらイメージをお持ちでしょうか。


知事

 これについては、専門委員会を作るということを申し上げておりますから、専門的な分野からチェックをしていただくような機能を持つものを作って、この問題について対応していこうと思っています。


山口放送(KRY)

 確認なんですが、原子炉設置許可申請の申請内容に対してのチェックをする専門委員会を立ち上げるということですか。


知事

 基本的にはそういう形になるかと思います。まだちょっと細かくは協議していませんが、いずれにしても6分野21項目についてチェックすることで知事としての責任を果たすと言っておりましたから、そういうチェックをします。

 それで一般的な事務的チェックができるものと、専門的にチェックをするものと両方ありますから、専門的にチェックをするということになると、許可申請が出ないとチェックはできませんから、その辺は整理をして対応したいと思っています。


テレビ山口(TYS)

 知事にとって次の4年間というのはどういう4年間だと思われますか。端的に「○○の4年間」みたいなのがあれば教えてください。


知事

 今までの総仕上げということで「総仕上げの4年間」です。

 ただし、総仕上げといっても県政に終わりはないわけですから、私の気持ちの上で、よく4期にわたって頑張ってきたなという意味での総仕上げということです。その中で、この事業についてはここまでやってきたということですが、それですべての事業が終わりではなく県政は継続しているわけですから、私はとにかく、今回で総仕上げをやるのだという気持ちで懸命な努力を重ねていくということです。そういう意味で「総仕上げの4年間」です。


テレビ山口(TYS)

 継続するものだと言われましたけど、4年間でぜひとも実現・完成のところまでいきたいというものとしては何が挙げられますか。


知事

 完成というのは非常に難しいです。ハードの事業だったら完成というのは分かりますけれども、ソフトの事業は基本的に完成というのがないですから。

 常に継続しながらやっていかないといけないというわけで、ですから、この事業はソフト事業で完成しましたということはあり得ません。私としては総仕上げということで頑張って心残りがないような形で、私の県政を集約していきたいという心境です。


中国新聞

 もう1回確認ですけれども、米軍再編のときに、知事が「現実的な対応」を迫り続けた。井原前市長が「県が市町を尊重すると言うなら、本当に見ていてくれたなら良かったんだけど、『現実的対応』というのを繰り返し言われたことは、半ば国と一緒になって容認を迫ってきたものだった。在任中当時はとても言えなかったけれども、本当はそう感じていたんだ」と言っておられました。

 先ほど知事は「誤解されても困るし、市とか町の意向をとにかく尊重する」とおっしゃいましたが、あれはご自身の政治的スタンスを考えれば、ちょっと行き過ぎた面が結果的にあったということになるんですか。


知事

 いいえ。行き過ぎたというのではなくて、私が「早く市の意見を集約して出してください」と言ったことについて、井原市長も「市議会と意見の集約をして出します」と言われながら意見の集約を出してこられなかったわけです。

 そうすると、県も市と一緒になって国と折衝しようと思っていたときに折衝ができないという状況が続いてしまいましたので、「早く対応をしてもらわないと折衝ができませんよ。『現実的な対応』という中で接点を見出す努力をするべきではありませんか」ということを申し上げてきたのです。

 従って、それがおかしいと言うのであれば、そのときに言ってもらえば、そういう趣旨だということを言えたと思うのですけれども。ですから、意見集約を早くしてくださいということは会う度に言っていたのですけれども、結果的には出されなかったということです。


中国新聞

 仮に、岩国市がもう一度そういう市長と市議会の意見がちょっと違うという状況になった場合は、知事はまたそういうふうに「『現実的対応』をしろ」と同じ形で言うわけですかね。


知事

 私は意見集約を求めているのですから、「意見集約を早くしてください」ということです。


朝日新聞

 井原市長のときには「早く意見集約をしてくれ」と言い、福田市政になって「急ぐ必要はないんだ」と言う。このスタンスの変化はどういうことなんでしょうか。


知事

 あのときは、何ら行動が起きていなかったのでそういう話をしました。そうでないと協議ができないから。今は地元で集約をされているという状況が出てきていますから、そこまで急かしてやることはないということです。


山口新聞

 先ほど県政に終わりはないということを言われましたけれども、議会に挨拶に行かれたときに、島田議長が世界スカウトジャンボリーのことをしきりに言われていました。その延長線上にはきらら浜の問題とかもいろいろあると思うんですが、ジャンボリーに向けて解決すべき課題点というのは、どんなことがあるのでしょうか。


知事

 ジャンボリーについては、国体が2011年、私の次の任期が2012年、2013年に日本スカウトジャンボリーがあって、2015年に世界スカウトジャンボリーがあるわけですから、今から準備をしておかないといけないわけです。

 従って、せっかくこういう大きな世界的行事が決まったのですから、子どもたちがそれに向って、ぜひいろいろな形で参画ができるプランというのを、今からやっていかなければならないということで、私がその準備をやっていく大きな責任を持っていると考えています。

 まず、日本ジャンボリーというのが、一つの世界スカウトジャンボリーの成功に向けての、ある意味では「プレ」になるわけですから、そういう基盤を作っていくということで、山口県としては、当面、子どもたちがこの機会に良い体験をしてくれるように全力で取り組みたいということです。


山口新聞

 きらら浜の土地の問題などもあると思うんですけれども、その辺はどうされるんでしょうか。


知事

 土地の問題は、あそこに集約できることによって、この世界スカウトジャンボリーができる形にもなっているわけです。

 従って、外部に売るということは基本的にはしないで、県が公社との間でいつ買い取るか、そういうことの中で整理をしながら、こうした問題の解決をしなければならないと思っています。


山口新聞

 ということは、民間には売らないということですか。


知事

 売っても支障がない部分で出てくればそうしますけれども、支障がないようにしなければいけませんから、そこはきちんと中で整理をしなければいけないと思います。



作成:山口県総合政策部広報広聴課


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