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知事記者会見録・令和2年11月5日実施分

ページ番号:0013130 更新日:2020年11月9日更新

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日時 令和2年(2020年)11月5日(木曜日)
16時00分~16時18分
場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

  • 新型コロナウイルス感染症患者の発生等について(第217~224例目)

知事

 本県におきまして、本日、新たに、第217例目から第224例目の新型コロナウイルス感染症患者8名が発生をいたしました。
 私の方からは、このうち、山口市の飲食店での感染者の発生7件につきまして、発表させていただきます。
 この7件の事案は、昨日発表いたしました山口市内の飲食店における来客者等に感染が拡大したものです。
 このケースは、5名以上の拡大の規模となる感染者集団であること、また、二次感染の拡大も認められることから、厚生労働省と協議の上、飲食店におけるクラスター(感染集団)が発生したものと認められます。
 患者の概要につきましては、先ほど、担当課長より説明していますので、詳細につきましては、割愛をさせていただきます。
 昨日から本日にかけまして、検査を実施いたしましたのは、陽性患者7名にかかる濃厚接触者など93名です。このうち、現時点で、1名の陽性が確認されたところであります。引き続き、検査を継続しているところです。
 ここで、私の方から、県民の皆さまにお願いがございます。
 山口環境保健所におきまして、来客者につきまして、調査を実施しているところですけれども、このお店、10月27日火曜日に来店されたお客様のうち、2名の方が連絡先が不明となっております。現在、所在を探しているところです。
 そうした状況を踏まえまして、このたび、お店の方からも店名の公表につきまして、ご了解をいただいて、公表させていただくこととしました。
 店名は、山口市湯田の温泉街にあります「bar 新世界」です。
 10月27日にですね、こちらのお店に来店された2名の方で、心当たりのある方は、ぜひ、検査を受けていただきたいと思いますので、山口環境保健所までご連絡をいただきますように、よろしくお願いいたします。
 そして、今回の事案が県内外から多くの方が宿泊されている湯田温泉地域での感染者の発生であることから、不安を感じておられる方もおられることと思います。
 この事例は、この施設における感染防止対策が不十分であることから感染が広がったものでありまして、また、感染者が他の飲食店を利用していないことから、現時点で、この地域への感染の拡大はありません。
 これまで通り、感染対策に留意をしながら、安心して飲食店での飲食を楽しんでいただきますようによろしくお願いいたします。
 なお、重ねてのお願いになりますけれども、飲食店をはじめとする事業者の皆さまにつきましては、市町や関係団体を通じてお願いをしております「業種ごとの感染拡大予防ガイドライン」、これを再度徹底をしていただきたいと思います。
 県民の皆さまには、特に飲食店での会食等に注意をして、3密を避けるなど、「新しい生活様式」をさらに徹底をしていただきますように、重ねてよろしくお願いを申し上げます。
 県におきまして、従来からですけれども、新型コロナ感染症対策に取り組む飲食店、これをですね、ウェブサイト、また店頭掲示ポスターで広く紹介します「取組宣言飲食店応援制度」を行っています。まあ、こうした宣言店ということで、どうした取り組みをしているかということを示唆して、それぞれお店でも掲示をしていますし、また、県のホームページでも紹介をしております。
 ぜひですね、県民の皆さまには、こうしたサイト等を参考に飲食店を選択・利用して、店舗との協力のもとに感染症対策を行っていただきますように、改めてお願いを申し上げます。
 そして、終わりになりますけれども、現在、全国的にも感染が拡大しつつあります。第1波、第2波と来て、まあ、第3波と言ってはおりませんが、傾向とすれば、10月に入ってからまた感染が少し全国的に増えてきているという状況が見られます。東京圏以外のですね、エリアにおいて、感染が増えているというところが、いろんな所で、今、出てきているところです。全国的にもこうして感染が拡大している状況にありますので、いわゆる、第3波の可能性が広がりつつあります。
 ぜひですね、今後、本格的な冬場を迎えるにあたりまして、さらなる流行も懸念されるところもありますので、県民の皆さまにおかれましては、より一層、感染の拡大防止に向けた、日ごろからのマスクの着用ですとか、感染防止対策の徹底を改めて、お願いを申し上げたいと思います。
 私からは以上です。

毎日新聞

 先ほどのお話の中で、93人の方の検査を行って、7人の陽性が判明したということですが、93人の方の内訳は、来店の方で何人、お店の方が何人、濃厚接触者の方が何人とか分かるのでしょうか。

知事

 これは、濃厚接触者なので、お店の方が何人とかではなくて、お店に行ってかかった人の職場とか、そういうところの接触者の方になります。でいいですか。

健康増進課主査

 この93人につきましては、初発となった216例目の関係者と、そこから陽性になった方の濃厚接触者が対象者となっています。

毎日新聞

 店関係の方が何人、それ以外の方が何人とか出ますか。

健康増進課主査

 職場関係も全て含めておりますので、お店関係につきましては、先ほどお伝えさせていただいた人数32人。はい。

毎日新聞

 32ですかね。61人がそれ以外。その方たちとの接触があった方ということですね。

健康増進課主査

 はい。

読売新聞

 先ほど、知事のお話の中で、このお店以外のお店に感染が波及している、広がっている可能性が低いというか、ないというお話があったと思うんですけれども、いずれにいたしましても、国の「Go To イート」ですとか、飲食店の施策をやる中で、山口県を代表する温泉街でこういうクラスターが発生したことについて、どのような気持ちでいらっしゃいますか。

知事

 そうですね。こうした事例が発生したことは残念なことだと思いますし、ぜひ、感染防止対策、お店の方もですね、それから利用される方々も、ぜひ、徹底していただきたいと、改めてお願いしたいと思います。
 やっぱり、安心して利用できる環境を意識して、整えていくことで、初めてですね、安心してこの地域で楽しめるということが培われていくと思いますので、そうした努力を改めて、それぞれの皆さんにお願いしたいと思います。

読売新聞

 「へずまりゅう」が来て、感染が広がった時に、お客さんが、湯田地区のお客さんががくっと減ったということがあって、それもまだ回復しきれていない状況での感染でしたが、今回のクラスターの発生が湯田地区に与える影響がどのようになりそうかというのをどうお考えでしょうか。

知事

 先ほど申しましたように、お店自体がですね、マスクがなされていなかったり、マスクがない状態で会話をしたりということですね、行われたと聞いておりますし、換気も十分にされていなかったというふうに聞いておりますので、そうしたことが要因だというふうに思っています。
 多くのお店においてですね、さまざまな対策が講じられておりますし、今回分かっているのは、この感染自体は使われている方も別のお店に行っているとかですね、ということはないということを確認をしていますので、今回のこのケースがですね、このエリアでどんどんそれで感染が広がっていくという状況ではないだろうというふうにわれわれ見ておりますので、これによってですね、何か湯田地域が感染において何かリスクがあるとか、そうしたことではないというふうに理解してますので、そこは、今申し上げたとおりでありますから、改めてそこの部分はですね、皆さんにも引き続き、お店の側にも利用される側にも、これまでも気を付けていただいておりますけれども、気を付けていただきながら、ぜひ、安心して楽しんでいただきたいと思います。

NHK

 関連する部分ではあるかもしれませんが、これまでに湯田地区でですね、感染者が確認された場合に、たびたび、湯田からお客さんが引いてしまうような現象があるというふうに私も聞いたことがあるんですけれども、今回、風評被害ということで、そこら辺の懸念については、知事としてどのように行動してほしいと、改めて呼び掛けていかれますか。

知事

 そうですね。今回の感染自体がですね、湯田の他のお店とかですね、エリアに広がるというような状況ではないだろうと、これは個別にお店を利用した方のですね、行動歴等も把握をして、そうしたふうにわれわれは認識をしています。
 ですので、今回の件で、湯田が何か感染、コロナの関係で、リスクが高いというふうに、思ってはいただきたくないなと思ってますし、お店の方でもですね、これまでもさまざまな対策、多くのお店が努力して取り組んでいただいておりますので、引き続き、そうした取り組みをさらに行っていただいてですね、またご利用される方もですね、ぜひ、常に、感染、これ湯田に限らず、どこに行ってもですけれども、感染のリスクについては留意をしながら、そうした中で、飲食を楽しんでいただきたいと思います。

NHK

 分かりました。ありがとうございます。

朝日新聞

 ちょっと、確認なんですけれど、先ほどの事前説明ですと、このバーに27日に県外から訪れた方が体調を崩されていたと、発熱していたという話で、この方の行動歴、他の店に行ったかどうかというのは、まだ調査中ということなんですけれども、これは湯田に他に広がらないというふうに、今の段階でそういうふうに言い切れるという話なんでしょうか。

健康増進課長

 先ほど言いましたように、27日に来られた方も含めて、お客の行動についてはですね、把握できております。

朝日新聞

 把握できている。

健康増進課長

 はい。

朝日新聞

 把握できております。

健康増進課長

 他の店へ影響はございません。

朝日新聞

 あ、そうなんですか。

健康増進課長

 はい。

朝日新聞

 申し訳ありません。

健康増進課長

 ただ、2名の方については、当日、感染を受けた可能性があるので、念のために、検査を受けてほしいと呼び掛けをしているところでございます。

朝日新聞

 分かりました。あともう1点なんですけれども、今回、そのバーの方がですね、店主の方が、感染対策が不十分であったというところですけども、店名の公表に協力しているというところで、こういうふうな何て言いますか、感染した方とか、感染が起きた店に対して、例えば、そういうふうなものをたたく風潮が生まれると、何か、なかなか協力しづらい雰囲気みたいなのが生まれるかなと思うんですけれど、そういった点については、どういうふうに思いますでしょうか。

知事

 そうですね、ぜひ、県民の皆さまにも冷静な対応をお願いしたいと思いますし、いろんな誹謗(ひぼう)中傷とかがないように、これはぜひお願いしたいというふうに思います。今回お店の方でもですね、感染が広がることはあってはいけないという、その趣旨にご理解いただいてですね、店名の公表についてもご理解、ご協力をいただきましたので、ぜひ、県民の皆さまには重ねてになりますけれども、冷静な受け止めと対応をお願いしたいと思います。

朝日新聞

 ありがとうございます。

読売新聞

 今回のお店は窓がなくて、なかなか換気をするのが難しい構造の店舗だという、先ほどご説明があったんですけれども、そういうところでは換気も難しいと、そもそも換気扇を付けるとか何かできるのかもしれません、難しいと思うんですけれども、そういうところはどのように対応しながら営業を続けたり、お客さんを入れたりしたらいいのでしょうか。

知事

 まあ、出入口を開けたりできたんですね、そういったことはあるんだろうとは思いますが、これは何かそういうお店での対策の仕方というのはありますか。

健康増進課長

 知事もおっしゃられましたように、窓があれば、より自然体に風が入りますが、そういうところはドアを開ける時間をきちっと設けるなど、やっぱり換気をできる工夫というのがあり得ると考えております。

朝日新聞

 ちょっと細かい話になっちゃうんですけど、その今回のお店っていうのは、ドアは開けてはいなかったということでしょうか。

健康増進課長

 どのくらいの頻度で開けるようにしたかは分かりませんが、換気が不十分であったと、これは感染の実態があったということを踏まえますと、やはり開け方としては不十分だったのではないかと推察されます。

防府日報

 お店側の対策が不十分であったというところもありますし、こういうお店ですとどうしても、お客さんのマスクを外したり、あるいは声を大きく出したりとかいうことで、感染のリスクがより高まると思うんですけれども、そういったやはり利用をする側もですね、気を付けなければいけないとは思うんですけれども、その辺、これからまた忘年会のシーズンとか始まっていくので、そういう利用する側もこういうところに気を付けてほしいというところ、ちょっと知事の思いとか考えをお願いします。

知事

 そうですね。これはお店の方でもですね、お客さんの行動なり、その配置について、まず、いろんな配慮をすることもあります。例えば、お客さん同士が席を空けるとかですね、いうことですとか、きちんと消毒を行うですとか、あるいはマスクも、例えば、飲食していないときは、しっかり着けて、会話をするときには、マスクをそこでは着けて行うということもあろうと思います。基本的には飛沫(ひまつ)が飛び交うような、それに触れるようなことがないようにするということが重要だと思いますので、距離をとったり、会話をしないときにはマスクをしたり、飲食をしないときにはマスクをしてですね、会話をするですとか、まめに消毒をするですとか、そうした基本的な対応が必要だろうと思います。

読売新聞

 冬になってきて、どんどん寒くなってきて、換気を今まで夏の間は積極的にしていたけど、ちょっとしなくなるような可能性が出てくるかもしれないんですけれども、そこも取組宣言店の項目には換気を十分にやっているという項目がありますけれども、例えば、県の方でしっかりと換気を行っているとかのチェックをするとか、対応を何かお考えになっているものがあれば教えてください。

知事

 あの、現実的に、一軒一軒を回ってチェックするということは理想ではありますけれども、人的な要因とか、お店の、当然それは見れるだけの数は、圧倒的に数がありますから、対応できませんので、そこは、それぞれにこうした形で宣言をしてもらいですね、自分たちの方でこうやりますよということを、まず外に明らかにすることによってですね、それはやっぱり見た人は、お店を使った時にちゃんと換気をしたらどうかという、やられている項目が、示されている項目が守られているかどうかっていうところは、当然そういう視点を持って見られますので、そうしたところでチェックと言いますか、お店の方でもしっかりやらなければいけないというインセンティブが働くんだろうというふうに思っておりますし、また今回も、今日も私も直接出て、改めて取り組みも各お店の方にはお願いをしたいと思います。特に先ほどありますように、この10月から徐々に増えてきていますので、傾向的には明らかに右に上がっていっているわけですよね。全国で増えてくると、これまでの経験上もそうですけれども、山口県も感染が増えてくるという傾向があります。
 そうしますと、やっぱり、これから寒くなってきますけれども、改めて、感染防止対策、少し県内の感染がこのところ落ち着いてきていましたので、意識が少し緩みがちになっているところがあるかもしれませんけれど、改めてこれから、感染がまた全国的に増えるかもしれない、リスクが高まるということを意識をして、これまで以上に改めて気を引き締めて感染防止対策、それぞれの皆さんに徹底していただきたいと思います。

作成:山口県総合企画部広報広聴課

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