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手話言語条例・あいサポート手話フェスティバルを開催しました
山口県手話言語条例の制定を記念して、県民の皆様に気軽に手話に触れていただくため、令和元年12月14日(土曜日)、山口県立大学において「あいサポート手話フェスティバル」を開催しました。
オープニング式典
フェスティバルは、聴覚障害者と共に歩む和太鼓集団「音一座 中村社中」の演奏で幕開け。メンバー10人(うち2人が聴覚に障害のある方)による一糸乱れぬバチさばきに、会場は圧倒されました。
主催者挨拶・来賓祝辞
<村岡県知事>
<藤生県議会副議長>
<全国ろうあ連盟・石野理事長>
<山口県ろうあ連盟・赤井理事長>
村岡知事からの手話を交えた主催者あいさつの後、来賓の藤生県議会副議長からも手話を交えた御祝辞をいただきました。
また、石野(いしの)富志三郎(ふじさぶろう)全国ろうあ連盟理事長様、赤井(あかい)正志(まさし)山口県ろうあ連盟理事長様からも御祝辞をいただきました。
条例の説明
山口県手話言語条例について、山口県聴覚障害者情報センター作成のDVDをまじえながら、障害者支援課の佐藤課長から説明を行いました。
作文の朗読
<坂田明穂さん(右)>
手話の普及に当たり、まずは「手話」や「聴覚障害」について知っていただくため、「心の輪を広げる体験作文」に応募された作品の中で、本フェスティバルにふさわしいものとして、美祢市立大嶺中学校2年生坂田(さかた)明穂(あきほ)さんの「聞こえないことと接する」を本人に朗読していただきました。
手話ステージ
さあ、ここからは手話を体験する時間!
NHK「みんなの手話」元講師の早瀬(はやせ)憲太郎(けんたろう)さんの軽妙な手話トークに乗って、村岡知事と坂田さんが「ありがとう」の手話をじっくり学びました。
お次は山口県立大学手話サークル☆幸せの星による手話ステージ。「空も飛べるはず」「ありがとうの花」を手話歌で披露していただきました。
「ありがとうの花」は、村岡知事や藤生副議長もステージに上がっていただき、手話で大合唱です!
ステージの締めは、会場のみんなで記念撮影。皆さんご協力ありがとうございました。
記念講演
休憩をはさんで、早瀬憲太郎さんの記念講演。聴覚障害者のスポーツの世界大会「デフリンピック」のこと、「みんなで手話」で共演している人気男性アイドルとのこと、表情豊かに軽快な手話トークで語っていただきました。
フィナーレ・陶ヶ岳太鼓
フェスティバルの掉尾を飾るのは、県立山口南総合支援学校中学部の生徒の皆さんによる、山口市鋳銭司(すぜんじ)の伝統芸能「陶ヶ岳(すえがたけ)太鼓」の演奏。聴覚に障害のある子もない子も、心を一つに奏でました。
当日は、約400名の皆様にお越しいただき、ありがとうございました。今後も、県民の皆様が手話に気軽に触れられる機会を創出してまいります。