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ローカル山だより/ローカル山だより・岩国地域林業振興連絡協議会が岩国工業高校へ森林・林業体験学習を実施

ページ番号:0023014 更新日:2021年11月1日更新

 令和2年2月18日(火曜日)、岩国農林水産事務所、岩国市、和木町、山口県東部森林組合で組織する岩国地域林業振興連絡協議会が、新規就業者対策の一環として岩国工業高校 都市工学科2年生34名に森林・林業体験学習を実施しました。
 普段森林と触れ合うことのない工業高校の生徒に向けて、森林の働きや林業の現場について知ってもらい、就業につながる一歩となればと企画したものです。
 今冬一番の寒気の中、森林組合が搬出間伐を実施している岩国市周東町の現場に、高校生が到着し体験学習を開始しました。
 兼近組合長からのあいさつ、指導者紹介のあと、最初のプログラムは、生徒全員によるチェーンソーの体験です。まず、森林組合職員から使い方について説明を受けたあと、デモとして作業員によるヒノキの伐倒作業を見学しました。大木がプロの手によりスムーズに倒れると、大きな歓声が上がりました。その後4班に分かれ交代で丸太切りを体験しました。わずかな時間ですが、初めて扱うチェーンソーに戸惑いと興奮を得ながら楽しそうに体験していました。
 次に、森林組合の業務の一つであるツリークライミングを用いた特殊伐採の実演です。普段あまり目にすることのない高度な伐採技術を、作業員も張り切って披露していました。
 その後、高性能林業機械の作業を見学ということで、実際に作業に使用しているハーベスタ、スイングヤーダ、フォワーダで実演しました。生徒達は初めて見る機械の動きに目を輝かせ、運転席も興味深そうにのぞき込んでいました。
 最後に、岩国農林水産事務所からスマート林業について説明しました。駆け足でしたが、ドローンを用いた樹冠を超えた高さからの映像がモニターに映ると、驚きの声が上がりました。
 結びに生徒からお礼の言葉があり、滞りなく学習が終了しました。
 当協議会では初めての高校生を対象にした森林・林業体験学習のため、手探りで準備を進めてきましたが、大きな混乱もなく無事実施することができました。今後も若い人達が林業に関心を持つ機会を作り、新規就業者の確保につながるよう、引き続き取り組んでいきたいと思います。

チェーンソー体験の画像
チェーンソー体験​

特殊伐採見学の画像
特殊伐採見学

ハーベスタに興味津々の画像
​ハーベスタに興味津々

ドローンから集合写真撮影の画像
​ドローンから集合写真撮影