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ローカル山だより/ローカル山だより・「竹資源活用セミナー」を開催しました

ページ番号:0023082 更新日:2021年11月1日更新

 山口県特用林産物生産振興会は、令和3年2月17日(水曜日)、宇部市小野の「竹LABO」において、「竹資源活用セミナー」を開催しました。このセミナーは、竹資源の更なる利用拡大を図るため、県内の竹林所有者や竹林ボランティア等を対象として開催したもので、当日は23名が参加しました。

 会場の「竹LABO」は、平成28年に閉校した旧小野中学校の校舎を活用した「竹で地域を元気にする総合施設」で、竹に関する様々な展示や事業の立ち上げ支援等が行われています。

 はじめに、竹LABOの運営・管理者であるエシカルバンブー株式会社の田澤代表取締役の案内のもと、施設見学が行われました。全国の芸術家が製作した竹のアートや、地元小野の伝統工芸・小野和紙と竹で作ったドーム、シェアオフィス等、様々な竹に関する取組についての説明がありました。

 続いて、竹の利用に関する講演が行われました。農林総合技術センター山田専門研究員からは、資源としての竹の伐採や管理について、田澤取締役からは、竹の洗剤やタオルの開発、地元の資源やシルバー人材を活かした生産体制、次世代へつなぐための地元小中学生への竹育等について、竹の利用に関する様々な観点からのお話を聴くことができました。

 参加者からは「竹のマイナス面をプラスに転換する発想に感銘を受けた」、「廃校を有効活用した素晴らしい取り組み」等の声が聞かれました。

 山口県は全国有数の豊富な竹資源を有していることからも、同会では今後もセミナーの開催等により、竹資源の活用を図っていくこととしています

様々な竹製品の展示
​糸鋸による木工体験
講演の様子
​椎茸の駒打ち体験