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平成30年 (2018年) 5月 2日
元気な川を次世代に |
豊かで清らかな流れの川づくり |
豊かな水量
■ダムによる既得用水の安定化と河川環境の保全等
ダムにより農業用水などの既得用水の安定供給に配慮するとともに、多様な生態系や良好な水質を保全するために必要な水量の確保に努めます。
また、新たな水資源の開発が必要なときには、利水者と共同でダムを建設することにより新規利水量を確保します。
■渇水時に水利使用の調整を図る
近年の小雨化傾向により、各地で利水安全度の低下が見られ、渇水に見舞われることがあります。
特に平成6年度には全国各地で異常渇水が発生し、その対策が強く求められました。
そのため、異常渇水時における早い段階から円滑な水利使用の調整を図る必要があり、許可に係わる水利使用が困難となった場合のみならず、困難となる恐れがある場合にも、利水者は渇水調整を行うように努める必要があります。そのため、河川管理者は渇水調整に必要な情報提供に努めます。
■流域の保水機能の確保に向けた他事業との連携
流域上流の水源地域における水源涵養事業や中下流域での調整地・緑地帯の創出などの貯留浸透施設の整備等を進めるために関係機関との連携を図ります。
錦川/岩国市美川町
水質の保全と改善
汚濁水の流入を防ぐ
■流域全体で関係機関と協力して、汚濁水の流入を防ぐための調整を図る
水質を保全し改善する
■汚泥のしゅんせつや浄化用水の導入に努める
■木炭や、砂れきなどの接触材を用いた川の浄化に努める
■ヨシなど、浄化機能をもつ植生を用いたり、流れに変化を与えて川の自浄機能の向上に努める
生活排水による川の汚濁
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