山口県基地関係県市町連絡協議会の「令和2年度岩国基地問題に関する要望」
の結果について

令和2年 (2020年) 8月 27日

このことについて、本日(27日)、下記のとおり要望を行いましたので、その概要をお知らせします。

1 日時

令和2年8月27日(木曜日)午前11時から午前11時45分


2 場所

中国四国防衛局(広島市中区上八丁堀6番30号)


3 対応者

中国四国防衛局企画部長  鍋田(なべた) 克己(かつみ)


4 要望者

山口県基地関係県市町連絡協議会

山口県:総務部理事  藤田(ふじた) 昭弘(あきひろ)

岩国市:基地政策担当部長 山中(やまなか) 法光(のりみつ)、柳井市:総務部長  國村(くにむら) 雅昭(まさあき)

周防大島町:総務部長 大下(おおした) 崇生(たかお)、和木町:企画総務課長 田中(たなか) 雅彦(まさひこ)


5 主な要望内容に対する回答の概要

【要望全般について】

→ 地元の皆様が安心し、かつ安全に暮らせる環境を確保することが必要であり、騒音対策等については万全を期してまいり、安全安心対策や地域振興策等についても、しっかりと真摯に取り組んでまいりたい。

(1) 安心・安全対策に関する要望

Ⅰ 騒音対策の強化

【飛行運用に係る騒音軽減措置の実施について】

→ 米軍機の飛行運用に際しては、安全面や騒音面に最大限配慮しつつ、地元の皆様に与える影響を最小限にとどめるよう、引き続き米側に求めてまいる。

【「岩国日米協議会」における確認事項の遵守について】

→ 米側に対し、岩国飛行場周辺等の住民への騒音面や安全面における影響に最大限の配慮を行うよう申し入れてきており、今後とも、あらゆる機会に、米側に対して申し入れてまいる。

【FCLPの禁止について】

→○ FCLPについては、我が国が、恒久的な訓練施設を提供するまでの間、米側は、暫定的に、可能な限り、硫黄島を使用することとしており、基本的に、岩国飛行場において実施することはない。

岩国飛行場の周辺における騒音の軽減は重要な課題であると認識しており、今後とも、硫黄島で行われるよう、米側と協議するとともに、岩国市をはじめとする地元自治体、現地米軍等と緊密に連携して、騒音の軽減を図ってまいる。

○ 恒久的なFCLP施設については、平成23年以降、馬毛島を候補地として選定し、米側との協議や自衛隊の具体的な利用計画の検討を進め、自衛隊馬毛島基地(仮称)においては、FCLP実施時に米軍要員が宿泊するための宿舎を整備することとしている。

○ 馬毛島におけるFCLPの具体的な運用については、基本的には硫黄島と同様の運用になるものと認識しており、FCLP期間中は、訓練終了後、艦載機は馬毛島に駐機され、米軍要員も馬毛島に整備される宿舎に宿泊する。FCLP期間中、一日の訓練が終了した後、岩国に帰還するという運用になるとは考えていない。

○ FCLP施設の確保は、安全保障上の重要課題と考えており、早期に恒久的な施設を整備できるよう、引き続き取り組んでまいる。

【飛行実態等に関する情報提供等について】

→○ 基地周辺住民の生活に大きな影響を及ぼすような訓練や、航空機の配備状況等については、可能な限り、米側と調整し、適切な情報提供に努めるなど、今後とも、住民の皆様の不安解消に努力してまいる。

○ 時間外運用に関する事前通知については、米側から航空機の運用等に関する情報が得られた場合には、速やかに情報提供してまいる。

【住宅防音工事対象の拡充について】

→○ W値75未満の区域における住宅防音工事の取り扱いについては、住宅防音事業の今後の在り方に関わる課題であり、全国の住宅防音事業の進捗状況等を踏まえれば、将来の検討課題と考えている。

W値80未満の区域における告示後住宅防音工事の取り扱いについては、地元の御要望が強いものと承知しており、厳しい財政状況の中、どのような対応が可能か検討している。

○ 事務所、店舗等への拡大については、現在、いかなる事業や建物を対象とすべきか、また、いかなる騒音対策が適切か検討しているところである。

○ 住宅防音工事の第一種区域については、これまでも飛行回数の単純平均ではなく、騒音が多い状況に対応する基準で指定してきており、引き続き、移駐後の騒音状況を踏まえ、適切に対応したいと考えている。

Ⅱ 事件・事故の防止等

【米軍構成員等の規律の保持について】

→ 安心・安全パトロールなど、実効性のある様々な措置を継続的に実施していくことが重要であると考えており、今後とも、関係機関と連携しつつ、米軍人等による事件・事故の防止に取り組んでまいる。

【航空機の安全対策措置について】

→ 航空機事故等の防止については、平素から米側に対し、隊員の教育や安全対策の徹底等を求めており、米側においても、事故の発生を防止するため、飛行要員・整備要員の教育及び訓練、機体の徹底的な整備及び検査等の措置を通じて、航空機の安全確保に努めているものと承知している。引き続き、米側に対し、米軍機の飛行に際しては、安全面に最大限配慮するとともに、地域住民に与える影響を最小限にとどめるよう働きかけてまいる。

【米軍再編の実施に係る情報提供及び地元への配慮について】

→ 空母艦載機移駐による人員等の移動状況については、米側から、更なる情報が得られ次第、速やかに地元自治体の皆様方へ情報提供してまいる。

Ⅲ 新型コロナウイルス感染拡大の防止

新【岩国基地における感染拡大防止対策の徹底について】

→○ 岩国基地を含む在日米軍は、水際措置を含む日本政府の方針に整合的な措置をとることとしており、感染拡大防止のための公衆衛生上必要な措置が適切に行われていると認識している。

○ 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、引き続き、皆様方関係自治体、関係省庁及び米側と連携し、適切に対応してまいる。

新【水際対策の強化について】

→○ 感染拡大防止の更なる取組として、米軍施設・区域から入国する者を含め、7月24日以降移動制限措置の期間に入る、日本に入国する全ての米軍関係者について、入国後の14日間の移動制限措置を解除する要件として、PCR検査を義務付けており、感染拡大防止のための公衆衛生上必要な措置が適切に行われていると認識している。

○ 引き続き、関係省庁及び米側と連携し、適切に対応してまいる。

新【新型コロナウイルス感染拡大防止対策に係る日本人従業員等に対する措置について】

→○ 岩国基地においては、感染が確認された者に対する隔離措置や、在日米軍従業員等に対して、感染リスクが高い地域への移動の規制等に係る指示を発出するなど然るべき措置が行われているものと承知している。

○ 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、引き続き、関係自治体、関係省庁及び米側と連携し、適切に対応してまいる。


(2) 地域振興策に関する要望

【米軍再編交付金の交付終了後の施策の確実な実施について】

→ 再編交付金の交付終了後の施策については、防衛省として、皆様の想いは十分に認識しており、具体的な御要望をお伺いしながら、引き続き、しっかりと対応してまいる。

【地元市町が求める地域振興策の実現に向けた再編関連特別地域整備事業(県交付金)の確実な実施について】

→ いわゆる山口県交付金に関する御要望については、貴県が広域的な観点から実施する事業について、今後とも、貴県と密接に調整しながら、しっかりと検討してまいる。

【地元の負担と協力に見合う支援策のうち騒音調査体制の充実について】

(柳井市、周防大島町、和木町要望)

→ 岩国飛行場周辺における航空機騒音の状況については、現在、岩国飛行場の周辺の25か所(うち山口県内20か所)に自動騒音測定装置を設置し、常時、騒音状況の把握に努めるとともに、測定結果を当局のホームページにおいて公表しているところであり、今後ともその状況把握や適時適切な公表に努めてまいる。

【地元の負担と協力に見合う支援策のうち蜂ヶ峯防災広場へ至る道路の整備について】

(和木町要望)

→ 地元の御要望を踏まえ、引き続き予算が確保できるよう努力してまいる。


6 その他

外務大臣、財務大臣及び防衛大臣あての要望書は、県東京事務所を通じて手交


(参考) 山口県基地関係県市町連絡協議会の概要

目  的:関係自治体がより緊密に連携、協力しながら、国等に対して、岩国基地に起因する諸問題の解決を図る取組を進めるために設立

会  員:山口県知事(会長)、岩国市長(副会長)、柳井市長、周防大島町長、和木町長

設立時期:平成23年5月17日

※ 前身は平成22年度末に解散した「岩国基地沖合移設促進期成同盟会」


※ 要望書は、岩国基地対策室ホームページに掲載

https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a109002/kichi/kichi-torikumi.html


 


お問い合わせ先

岩国基地対策室
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