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令和5年度新規研究課題に係る要望・提案の募集について
山口県農林総合技術センターでは、農林業の今後一層の発展に向け本県農業・畜産・林業が直面する課題解決に取り組むため、インターネット等も活用しながら農林業者、関係機関・団体、消費者等のみなさまから研究開発への要望を募集し、新規研究課題の選定を行っています。
今年度お寄せいただいた要望・提案をとりまとめた結果、令和5年度以降に3又は5か年の研究推進計画を作成して取り組む新規研究課題(以下、新規研究課題」という。)の候補を7課題に整理し、具体的な研究計画の検討や一般県民からの意見募集を行うことになりましたのでお知らせします。
要望・提案の意見募集の概要
寄せられた要望・提案の中から「課題化適」と評価した要望事項について、次のとおり令和5年度からの新規研究課題候補として整理しました。
なお、要望された課題のなかで、新規研究課題候補とならなかったものについては、次の対応を行っていきます。
- 既に解決策が確立されている場合は、関係資料等を要望元に提供する。
- 県単独で解決が困難な課題については、国などの研究機関へ解決を要望する。
- 現在実施中の課題と類似するものについては、この中に組み入れる。
- 現地試験調査で解決を図ることができるものについては、現地と連携して解決に取り組む。
- 課題化の可否を検討する上で必要な予備調査を実施する。
※表の概要資料の欄をクリックすると課題の概要書と概念図(PDF)が開きます。
No | 課題名 | 内容 | 研究期間 | 担当研究室 | 概要資料 |
---|---|---|---|---|---|
R5 |
山口県産原木生シイタケの保存方法の確立 | 品質保存に適した原木椎茸栽培、収穫適期を解明し、それに対応した包装方法を検討する。 | R5-R7 (2023-2025) |
本部 |
R5-01 (PDF:246KB) |
R5 - 02 |
農林業産学公連携プラットフォームを活用した早生の酒米新品種の早期育成 | 酒造適性に優れる「山田錦」及び「西都の雫」等を交配親とし、DNAマーカー選抜等の最新の育種技術を活用し、早期に早生熟期で栽培特性の優れる系統を選抜する。併せて、酒造適性についても確認し、酒造適性に優れる酒米新系統を育成する。 | R5-R9 (2023-2027) |
農業技術部 土地利用作物研究室 | R5-02 (PDF:451KB) |
R5 - 03 |
陽熱プラスを組み合わせたタマネギ直播体系の確立 | 除草及び病害対策に効果的な陽熱プラスを組み合わせたタマネギ直播作業体系を確立する。 確立した作業体系の労働時間、経費、農薬散布回数削減効果を評価する。 |
R5-R7 (2023-2025) |
農業技術部 園芸作物研究室 | R5-03 (PDF:395KB) |
R5 - 04 |
地域資源を生かしたソーラーシェアリング技術の開発 | 畑ワサビやオリジナルリンドウの太陽光パネル下における栽培適応性を確認し、品目に応じた栽培管理技術を開発する。さらに、太陽光パネル下での農業生産と、電力供給による収益を組み合わせた営農型太陽光発電の経営評価を行う。 | R5-R7 (2023-2025) |
農業技術部 園芸作物研究室 | R5-04 (PDF:709KB) |
R5 - 05 |
生物農薬およびマルドリシステムの活用等による化学農薬・肥料の削減技術の確立 | 生物農薬や銅剤、気門封鎖剤、カルシウム剤等の利用による化学農薬の削減技術を組み立てるとともに、マルドリシステムによる全施肥の有機化等により、高い生産性と持続的な生産体系を併せ持つカンキツの栽培技術を確立する。 | R5-R7 (2023-2025) |
農業技術部 柑きつ振興センター | R5-05 (PDF:503KB) |
R5 - 06 |
資源循環型農業による大豆の生産コスト低減と地鶏への多給技術の確立 | 発酵鶏ふん利用による低コストでの大豆栽培技術を確立し、そこで得られた規格外大豆を輸入飼料に換えて地鶏飼料として活用することにより、地鶏生産における飼料自給率向上と低コスト化を図り、地域内での循環型農業に寄与する。 | R5-R7 (2023-2025) |
本部 農業技術部 土地利用作物研究室 畜産技術部 家畜改良研究室 |
R5-06 (PDF:411KB) |
R5 - 07 |
ドローンによる急傾斜小面積崩壊地における航空実播技術の開発実証 | レーザー計測等ICT技術を活用し、急傾斜でアクセス困難な小面積崩壊地のドローン航空実播技術の開発・実証を行い、植生状況、遷移状況調査によりその効果を検証する。 | R5-R7 (2023-2025) |
林業技術部 林業研究室 | R5-07 (PDF:615KB) |
新規研究課題候補に対する意見募集
令和5年度新規研究課題候補についての御意見は、次の方法でお寄せください。
お寄せいただいた御意見は十分に検討し、それを踏まえて具体的な研究計画の内容検討します。
なお、個々の御意見に対する直接の回答はいたしませんので、あらかじめ御了承ください。
- 公表する資料及び閲覧方法
令和5年度新規研究課題概要資料
※農林総合技術センターホームページ(このページ)の上記表1のリンク先よりPdf形式でダウンロード可能 - 意見の募集期間
令和5年3月17日(金曜日)から令和5年3月31日(金曜日)まで ※必着 - 提出様式
新規研究課題意見調査票 (Word:52KB) - 提出先
〒753-0231 山口市大内氷上1丁目1番1号
山口県農林総合技術センター 企画情報室
Tel:083-927-0211 - 提出方法
・郵送
・Fax:083-927-0214
・電子メール:a17201@pref.yamaguchi.lg.jp