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県政放送(動画配信)・大好き!やまぐち・農業用ため池を知っていますか?

ページ番号:0012840 更新日:2021年11月1日更新

「農業用ため池を知っていますか?」令和2年7月4日(土曜日)放送分

関係先:山口県農村整備課

動画テキスト

『大好き!やまぐち』

【アナウンサー】
農業用水を確保するために欠かすことのできない農業用ため池。県ではその補強対策と安全性についてさまざまな取り組みを行っています。
今回は、農業用ため池に関する情報をお伝えします。

~オープニングタイトルの映像~

「農業用ため池を知っていますか?」

~アナウンサーと山口県農村整備課 松本 美紅さんとのツーショット~

【アナウンサー】
山口県には農業用ため池がたくさんあるそうですね。

【松本さん】
瀬戸内地方は、他地域に比べ降水量が少ないので、全国のおよそ5割のため池が存在しています。県内には、およそ8,600カ所あり、全国5番目の多さです。
そもそも農業用ため池というのは、江戸時代以前から、各地域において農業用水確保のために造られてきました。それぞれの環境に合わせ、独自の工夫が凝らされていて、取水機能以外にも、降雨時に一時的に雨水をためる洪水調整や土砂の流出防止といった災害を防ぐ機能、生物の生息・生育場所の保全など多くの役割を担う大切な存在です。

【アナウンサー】
身近にたくさんあるんですね。

【松本さん】
一方で近年増えている集中豪雨などにより被災するため池が増加していることから、令和元年に、適切な管理と運用がなされるように「農業用ため池の管理及び保全に関する法律」が施行されました。
所有者に対する届出制度が始まり、より適切なため池の維持管理が義務付けられています。

【アナウンサー】
私たちが気を付けることはありますか。

【松本さん】
まず、身の周りのどこにため池があるかを知ることが大切です。県農村整備課ホームページのため池マップや市町が発行しているため池ハザードマップを活用してください。
一方、ため池の管理者の皆さんは、ため池の観察が容易にできるよう、草刈り、清掃を定期的に行うとともに、できるだけこまめに足を運び、全体を観察してください。
そうすることで、小さな異変を見逃すことなく、すぐに適切な補修・補強を行うことが可能となります。

【アナウンサー】
県ではどのような取り組みをしていますか。

【松本さん】
山口県では、ため池災害を未然に防ぐため、毎年梅雨前に、管理者の皆さんとため池の点検パトロールを行い、非常時の対応手順や維持管理方法などについても確認を行っています。
これから台風の時期になりますので、身近にため池のある皆さんは、行政機関の発表する情報に注意していただきますようお願いします。

~山口県農村整備課 松本 美紅のワンショット~

【松本さん】

県農村整備課では、農業用ため池の管理者がスマートフォンを使って撮影した写真などの情報を、県や市町に自動で送信し情報を共有できる、ynn報告アプリを整備いたしました。
ため池の異常などありましたら、現地からこのアプリを利用してお知らせください。

~まとめ~

【アナウンサー】
地域の農業を支える農業用ため池。適切な管理により安全な運用を目指しましょう。

関係先:山口県農村整備課