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新型コロナワクチンの乳幼児接種について
ワクチンを受ける際には、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について、正しい知識を持っていただいた上で、保護者の方の意思に基づいて接種をご判断いただきますようお願いします。
ワクチンについての疑問や不安があるときは、かかりつけ医などにご相談ください。
また、ワクチンの接種や副反応等に関する御相談は、下記の「ワクチン接種専門相談センター」でも対応しています。
接種の対象
生後6か月から4歳以下の乳幼児
接種が受けられる時期
令和4年(2022年)10月24日から令和6年(2024年)3月31日まで
使用するワクチンと回数・間隔
〇 使用するワクチン
ファイザー社製の乳幼児用ワクチン
〇 接種回数・接種間隔
生後6か月から4歳の乳幼児は、合計3回(3回1セット)接種して、初回接種が完了します。
ワクチンの効果と安全性
〇 効果について
生後6か月から4歳の乳幼児に対して、ワクチンの効果や安全性を確かめる研究(臨床試験)が海外の複数の国々で行われました。
その結果、新型コロナに感染しても症状が出にくくなる効果(発症予防効果)がどれくらいあるかについて、約1,100人の乳幼児を対象に分析したところ、3回目接種後7日以降の効果は73.2%と報告されています。
〇 安全性について
ワクチンを受けた後の症状について調べた臨床試験で、1~3回目の接種後の具体的な症状をみると、接種回数ごとの症状にあまり変わりがなく、ほとんどの症状が軽度又は中等度でした。
現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められません。
接種が受けられる場所
山口県では、県内に住民票のある乳幼児については、住所地に関わらず、かかりつけ医等で接種できるよう広域的な接種体制を整備しています。なお、「住所地外接種の届出」は不要です。
乳幼児への新型コロナワクチン接種実施医療機関一覧(令和5年4月7日時点) (PDF:246KB)
乳幼児接種に関するQ&A
ワクチンの情報に関しては、科学的根拠に基づいた情報発信をしている公的機関や団体などから情報を得るようにしましょう。
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質問 |
回答 |
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1 | 生後6か月から4歳の子どもへの接種が開始されている国はありますか。 |
アメリカなどで、生後6か月から4歳の乳幼児への接種が開始されており、日本と同じファイザー社の乳幼児用ワクチン(※)が承認されています。 |
2 | 生後6か月から4歳の子どもにも、オミクロン株対応ワクチンは接種できるのでしょうか。 | 現時点では、6か月~4歳の子ども用のオミクロン株対応ワクチンは、日本で薬事承認されていないため、接種することはできませんが、従来型のワクチンによる初回接種(3回セットの接種)によって、オミクロン株流行下で70%以上の発症予防効果が確認されているので、ぜひ接種をご検討ください。 |
3 | 他のワクチンと同時に接種することは可能ですか。 | 新型コロナワクチンは、インフルエンザワクチンとの同時接種が可能です。インフルエンザワクチン以外のワクチンは、新型コロナワクチンと同時に接種できず、2週間以上間隔をあけて接種することとなります。 詳しくは、かかりつけの小児科医などにご相談いただきながら、計画的な接種をご検討ください。 |
4 | 合計3回の接種の途中で誕生日をむかえ5歳になった場合、5~11歳用のワクチンを打つべきですか。 | お子様が、3回の接種の途中で5歳になった場合も、3回目まで同じ乳幼児用ワクチンを接種することになります。 |
出典:厚生労働省 情報提供資材「乳幼児接種のお知らせ」
関連資料
●新型コロナワクチン接種についてのお知らせ(生後6か月から4歳のお子様の保護者の方へ)
生後6か月から4歳のお子様の保護者の方へ (PDF:1.59MB)
●ファイザー社の新型コロナワクチン接種についての説明書(乳幼児(生後6か月~4歳)接種用)
ファイザー社の新型コロナワクチン接種についての説明書(乳幼児(生後6か月~4歳)接種用) (PDF:1020KB)
●新型コロナワクチンを受けた後の注意点(生後6か月~4歳のお子様の保護者用)
接種後の注意点(生後6か月~4歳のお子様の保護者用) (PDF:1.06MB)