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〜より高いレベルの安心と成長の実現を目指して〜
県では、これまで以上に「安心で希望と活力に満ちた山口県」を実現するため、県が進める政策の基本的な方向をまとめた総合計画「やまぐち未来維新プラン」を策定しました。
【計画期間】
2022年度から2026年度まで(5年間)
―新しい総合計画を策定したねらいは何でしょうか
知事 これまでの県づくりで「3つの維新」に挑戦してきた結果、企業誘致による新規雇用者数や、本県への移住者数が増加するなど、さまざまな分野で多くの成果を得ることができました。
しかしながら、県の最重要課題である人口減少の克服はいまだ道半ばであり、コロナ禍で足踏みを余儀なくされている取り組みもあります。このため、コロナから県民の皆さまの命と健康を守り抜き、傷んだ社会経済や、希薄化した地域・人々のつながりを再生するとともに、さまざまな社会変革の先にある「新たな未来」を見据えた県づくりを進めるため、「やまぐち未来維新プラン」を取りまとめました。
―「やまぐち未来維新プラン」のポイントを教えてください
知事 コロナ禍でその重要性を改めて強く認識した「安心・安全」、社会変革を進める原動力であり、さまざまな課題を解決する鍵となる「デジタル」、本県の特性を踏まえながら、脱炭素社会の実現を目指す「グリーン」、少子化対策や人づくり、新たな人の流れの創出などを図る「ヒューマン」。 この「4つの視点」を踏まえて、「3つの維新」のさらなる進化を図ります。
山口県の強みを最大限に活(い)かし、山口県の活力の源となる産業力を大きく伸ばします。
山口県の潜在力を発揮して、新たな人・モノの流れを創出・拡大し、山口県を活性化する大交流を実現します。
県民誰もが、豊かさと幸せを感じながら、いつまでも安心して暮らし続けられる山口県の基盤を築きます。
―どのような施策を推進していきますか
知事 本県の強みを活かし、潜在力を引き出して大きく伸ばしながら、山口ならではの豊かな未来を実現させるための施策を積極的に展開していきます。
「産業維新」では、産業におけるデジタル化を加速させるとともに、カーボンニュートラルへの挑戦を積極的に進めます。
「大交流維新」では、県民の元気を創出してきた「山口きらら博記念公園」を拠点として、ソフト・ハードの両面から取り組みを進め、県民の活力の創出・発信を図ります。また、地方創生テレワークとワーケーションの一体的な推進などにより本県への新たな人の流れを創出します。
「生活維新」では、本県医療の中核的役割を担う県立総合医療センターの機能強化など医療・介護提供体制のさらなる充実を目指します。その他、結婚、妊娠・出産、子育てに対する切れ目のない支援、地域社会のデジタル化、災害に強い県づくりなど、誰もが笑顔で暮らし続けることができるよう施策に取り組みます。
―コロナ対策などについてはいかがですか
知事 コロナを克服し、山口県の元気を取り戻すため、感染状況や社会経済情勢に応じて、「県民の命と健康を守り抜く」「コロナで傷んだ経済と暮らしを再生する」の2つの観点から、今後も、適時適切な対策を講じていきます。また、現在、大きな課題となっている物価の高騰にも、引き続き、迅速に対応します。
―最後に「やまぐち未来維新プラン」実現に向けて知事の思いをお聞かせください
知事 山口県の「新たな未来」を見据えた県づくりを進めるにあたっては、単にコロナ前へ戻すのではなく、デジタル化などの先にある「新たな未来」と、人や地域のつながりや豊かな自然、ゆとりある生活環境といった「山口ならではの豊かな未来」を両立していきたいと思います。
「安心で希望と活力に満ちた山口県」の実現に向け、県民の皆さまをはじめ多様な主体に、県づくりのさまざまな取り組みに参画していただけるような仕組みづくり・場づくりを進めていきます。ぜひ皆さまにも、未来への県づくりにご協力をお願いします。
\ピックアップ/
産業分野の脱炭素化を促進する総合的な戦略を策定し、本県の産業特性と技術を活かしながら、CO2の排出削減や利活用など、脱炭素化の取り組みを強力に推進します。
\ピックアップ/
すべての県民を主役とする、県民活動・スポーツ・文化をはじめとした、さまざまな分野のイベントの開催などを通じて交流を拡大し、県民の活力を創出・発信します。
\ピックアップ/
デジタル実装による地域課題の解決や、デジタルを活用した利便性が高く安心・安全な行政サービスの提供、情報通信インフラ整備などにより、豊かさと幸せを実感できるデジタル社会を実現します。
電話083(933)2516