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就業体験・R5年度レポート

ページ番号:0011646 更新日:2023年9月28日更新

 

令和5年度 就業体験実習生レポート

このページは、実際に総務部で就業体験に参加した実習生が企画・編集しました。

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学事文書課

1 就業体験に参加した理由

 私たちが山口県庁の就業体験に参加した理由は、もともと公務員志望であるものの、漠然としていた山口県庁の業務内容を実際に体験することで理解を深めたいと考えたからです。また、総務部であれば、人事から財政、防災など多岐にわたるため、山口県庁全体を知ることができると考え、就業体験に参加しました。

2 実習内容

 学事文書課の就業体験では、午前中は学事宗務班、大学班、情報公開・文書班、私学振興班、法令班の方による業務紹介等の座学中心であり、午後は職場見学や条例審査の実習、若手職員の方との座談会が行われました。
 学事宗務班では、事務分掌についてや宗教法人、公益法人に関する説明がありました。宗教法人においては目的や理念、特徴などが説明され、公益法人では、公益法人の意味や現状、特徴、申請を受けてから認定を受けるまでの流れ、認定基準、社会との関係性を学びました。
​ 大学班では、山口県立大学に関することや県内大学等の連絡調整に関すること、大学リーグやまぐちの説明がありました。県内の進学や就職、地域貢献など地域振興・地域貢献に強く力を注いでいると思いました。
​ 情報公開・文書班では、様々な文書を管理することや文書事務に関する規程、山口県における情報公開制度、個人情報保護法について学びました。また、庁内に設置されている情報公開センターと文書収発室を見学しました。日々の個人情報の取扱いに際して、情報漏洩防止として複数人で確認することなど厳重に管理されていると感じました。
 私学振興班では、県内の私立学校及び生徒数についてや学校への許認可事務、助成事務についての説明がありました。授業料の減免に積極的に取り組んでいることや専修学校や自動車学校などの各種学校を支援していることが印象に残りました。
​ 法令班では条例所管課が作成した条例案や県議会に提出する議案等の重要文書の審査、条例や規則を公布し訓令等を公表するための山口県報の発行、訴訟や審査請求などの訴訟における相談、庁内各課からの法令解釈等について弁護士と協力し相談業務が行われていることを学びました。午後からの条例審査の体験では、条例の審査や条例の根拠規程、山口県の条例、条例が施行されるまでの流れ、法令における条文の構造、条例の構文パターン、用語の使用方法などを踏まえ、実際に演習問題を行いました。体験を通して、他の法令との兼ね合い、表現の仕方など一つの条文でも検討すべき点が多く、豊富な知識も求められるため、大変ではあるものの、大きなやりがいを感じられると思いました。
​ 若手職員との座談会では、職員としてのやりがいや就職活動、公務員試験のアドバイスなど、幅広い質問に応えていただきました。

実習風景1実習風景2

3 感想

 就業体験を通して、多種多様な業務を体験することで、漠然としていたイメージが具体的なものに変わりました。特に2~3年ごとの異動により、その度に新たな知識を身につける必要があり、大変だと思いましたが、職員の方々はそのことを自身のステップアップの機会と前向きに捉えられていたことが印象に残りました。職場の雰囲気や責任ある仕事を行うやりがい、就業時間の柔軟性など県庁で働くことの魅力をより一層強く感じました。今回の経験をこれからのキャリア選択に活かしたいと思います。

実習風景3

 

税務課

1 就業体験に参加した理由

 私は山口県で過ごし、非常に住みやすい街であると感じました。そこで私は、雇用発掘による若者移住などの面から、山口県のさらなる成長に携わりたいと思いました。そのため、就業体験で県庁の業務を体験しながら、山口県の暮らしの良さの根幹を担う県庁の役割を知ることで、今後のビジョン形成につなげたいと考えました。

2 実習内容​

 実習では大きく分けて、税務課の業務紹介、就業体験生の自己紹介、税務課職員の職歴・経験談、ふるさと納税に関するグループワークを行いました。
 まず、業務紹介では、簡単に言えば税務課は県税を扱い、納めてもらえるように動いている課だと分かりました。具体的な業務としては、納税事務、課税事務、収納管理事務の3つに分かれているということでした。
 次に、就業体験生の自己紹介をしました。1人3分という限られた時間で話すトレーニングをしました。
 そして、税務課職員の職歴・経験談をお聞きしました。お話を聞く中で、約3年周期で異動すること、様々な職務を担当すること、福利厚生がしっかりしていることなど、やりがいのある仕事だと分かりました。
 最後に、グループワークをしました。お題は3つあり、社会人になって自分がふるさと納税をするなら寄付先をどう選ぶか、山口県のふるさと納税で効果的に寄付を伸ばす方法は何かなどについて話し合い発表しました。

実習風景4

3 感想

 税務課ということで名前の通り、税に関わる業務を所管しており、県の予算財源にも直接関係しているということで、時には差し押さえをするなど、組織として重要なポジションであることが分かりました。
 また、グループワークでは、最近よく聞く「ふるさと納税」を取り扱いました。私は、返礼品がもらえてお得だというイメージを持っており、実際、返礼品目的での利用者が多く、金額としても年々増加しているとのことでした。しかし、返礼品やプロモーションなどで山口県の魅力を発信し、関係人口を増やすツールとしてふるさと納税を考えてみると、ただお得なだけではないことが分かり、ふるさと納税への理解を深めることができました。その他に、山口県の特産物の強みや、私達が山口県のために何ができるかについても考えることができ、良い機会となりました。
 さらに、税務課の就業体験では、グループワークやプレゼンテーションがメインだったため、自分の言葉で話す機会が多くあり、非常に練習になったと感じています。
 加えて、実際に職員の方々から具体的な業務内容や様々な経験談を説明していただき、大変勉強になりました。経験談の説明では、若手からベテランまで幅広くお話を伺うことで、税務課以外の職務についても知ることができ、県庁で働くイメージが湧きました。
 5日間の就業体験を通して、どの県庁職員の方々も真摯に職務に向き合っていることが分かりました。私も県民の方々を支えられるようになるために、今回の経験を活かしながら学んでいきたいと思いました。

実習風景5

 

防災危機管理課

1 就業体験に参加した理由

 山口県庁にはどのような業務があるのかを知り、実際に体験をすることで、業務内容の理解を深めることができると考え、参加しました。特に総務部は、防災危機管理課や学事文書課など、様々な分野の所属があり、それらの業務について知ることで公務員に対するイメージを明確にできると考えました。

2 実習内容

 防災危機管理課では、座学と演習を通じて避難所運営や山口県の危機対策に関して学習するとともに、防災行政無線施設の見学も行いました。
 まず、防災企画班で地域住民による避難所運営の促進について、避難所運営シミュレーションを行いました(図1)。様々な状況や状態の住民が避難所に来るなかで、居住スペースや共有スペースなど限られた空間をどのように区分するのかを議論しました。特に、個人の要望をどの程度まで応じるべきか、ペット同伴の人や外国人、出張で訪れた人へどう対応するかについて、試行錯誤しました。
 また、受付や支援物資などの設置場所については、様々な意見が飛び交い、正解がない中で多くのことを想定し、最善だと考えられる選択をしなければならないということの難しさを感じました。演習を進めていく中で、市町職員が早期に復旧や復興の業務に移行できるようにするためには、避難所運営は、行政主体ではなく地域住民が自主的に携わることが重要だと知りました


実習風景6
​図1:シミュレーションゲームの様子

 次に、通信管理班で防災行政無線施設見学を行いました(図2)。職員の方が、庁舎屋上にあるアンテナを用いて衛星系と地上系の通信を活用し、県内の主要な局や関係機関と災害への対応業務を行っていました。​

実習風景7
図2:防災行政無線施設の様子​


 さらに、危機対策班で山口県の危機対策について、図上演習などを通して学びました(図3)。演習では、県で災害が起こったと想定し、他の組織や機関から電話で災害の状況を聞き取り、その内容を他の部署に共有し、状況整理を行うという一連の作業を体験しましたが、他の班員と協力して災害場所の確認を並行して行うことが困難に感じました。
 また、電話の際に専門用語や略語、地名などの聴き馴染みのない用語を正確に聞き取り、メモをすることに苦労し、班員への周知や状況を理解するために内容を復唱することが重要だと実感しました。
 ホワイトボードで状況整理をする際に、時系列順に出来事を書き出すだけでなく、発生した場所毎に区分することもできました。

 

実習風景7
​図3:図上演習の様子

3 感想

 今回の就業体験で、実際に働いている職員の方から体験談や職場の様子を聞くことで、山口県庁のイメージを具体的に持つことができました。体験に参加する前は、規則に厳格なイメージがありましたが、服装や髪型などに選択の余地があることを知り、意外に思いました。
 また、座談会の際には、一つの質問に対して様々な職員の方々の意見を伺うことができ、就職活動における選択の参考になりました。5日間という短い期間ではありましたが、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。これからの就職活動に活かしていきたいと思います。

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このページは、実際に総務部でインターンシップに参加した実習生が企画・編集しました。