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令和元年 (2019年) 6月 6日

健康増進課

アルコール健康障害について

 平成25年にアルコール健康障害対策基本法が成立しました。

 この法律の中で、「アルコール健康障害」は、アルコール依存症その他の多量の飲酒、未成年者の飲酒、妊婦の飲酒等の不適切な飲酒の影響による心身の健康障害と定義づけられています。

 不適切な飲酒は、本人の身体や精神を蝕むだけでなく、家族や周囲に深刻な影響を及ぼします。また、飲酒運転や暴力、虐待、自殺等の一因にもなります。アルコール健康障害についての知識を身に付けておくことは、健康的な生活を送るためにとても大切なことです。

 このため、県では、平成29年3月に「山口県アルコール健康障害対策推進計画」を策定し、県民の皆様への広報・啓発の一環として、アルコール健康障害に関する知識の普及を推進することとしたところです。

1 飲酒量について知りましょう!


「お酒はほどほどに」とは言われますが、適度な飲酒量とはどのくらいの量をいうのかご存じでしょうか?

飲酒量の指標としては下のようなものがありますのでご紹介します。

なお、アルコールを分解する力が弱い方、女性や高齢者の方などはより少ない飲酒量とすることが推奨されていますのでご留意ください。

飲酒量の指標について

飲酒について

1日の平均純アルコール摂取量

節度ある適度な飲酒

20g程度

生活習慣病のリスクを

高める飲酒

男性 40g以上

女性 20g以上

※男性と女性それぞれ数値があり、

女性は男性の半分程度とされています。

多量飲酒

60g以上


純アルコール20gは概ね下の表の酒類の量となります。

酒の種類

ビール

日本酒

焼酎

缶チューハイ

ウィスキー

ワイン

アルコール濃度

5%の場合

約15%

25%

7%の場合

40-43%

約14%

単位

中ビン1本

1合

0.5合

1缶

ダブル 1杯

グラス 1.5杯

500ml

180ml

100ml

350ml

60ml

180ml


2 飲酒に関して特に気をつけたい方

■ 若年者

若年者はお酒を飲める量の限界が分からない、アルコールに対する耐性が低いなどの理由から急性アルコール中毒のリスクが高いと言われています。また、大学生や新社会人の間では歓迎会等のお酒を飲む場で、イッキ飲みといわれる危険な飲み方をする慣習が今も残っています。このような飲み方は絶対にしないようにしましょう。


■ 妊産婦

妊娠中に飲酒すると、生まれてくる赤ちゃんに体重の減少・顔面などの奇形・脳の障害など、さまざまな悪影響が出てくる可能性があります。これらを総称して胎児性アルコール症候群といいます。妊娠中の飲酒はしないことが求められます。また、出産後も授乳中の飲酒を控えるようにしましょう。


■ 未成年者

未成年の飲酒は「未成年者飲酒禁止法」という法律により禁止されています。

未成年者が飲酒した場合の心身への影響については、脳の委縮、第2次性徴の遅れ、アルコール依存症の高まりなど、心身の発育への影響があると言われています。


未成年者飲酒防止の啓発普及活動(山口県小売酒販組合連合会)

未成年者飲酒防止、飲酒運転撲滅のための普及啓発活動の様子(於:新山口駅前)

(山口県小売酒販組合連合会、国税局、山口県警)


リーフレット『お酒は二十歳になってからっていうけど』(山口県)

お酒は二十歳になってからっていうけど

お酒が心身に及ぼす影響、イッキ飲みの危険性などについて、

若い方にもわかりやすく解説しています。是非ご覧ください。

お酒は二十歳になってからっていうけど (PDF : 2MB)

3 アルコールが心身に及ぼす影響を知っておきましょう!

■ 身体への影響について

身体への影響としてよく知られているものとしては肝障害があります。

多量飲酒を続けることにより、アルコール性脂肪肝、アルコール性肝炎、肝硬変、肝癌へと移行します。

厚生労働省の人口動態調査によると、アルコール性肝疾患の死亡数は、平成8(1996)年には2,403人だったものが、平成26(2014)年には、4,689人に増加しています。


■ アルコール依存症について

〇アルコール依存症とは?

アルコール依存症とは、大量のお酒を長期間飲み続けることで、お酒がないといられなくなる状態になることです。

その影響が精神面にも身体面にも表れ、仕事ができなくなるなど生活面にも支障が出てきます。アルコールが抜けると、イライラや神経過敏、手の震え、発汗などの離脱症状が出てきます。

アルコール依存症は、お酒を飲んでいれば誰でもなる可能性があり、また、飲酒のコントロールができなくなる精神疾患です。しかし、そのことが理解されず、本人の意志が弱いという誤解や偏見があります。

〇アルコール依存症から回復することはできるの?

できます。

医療機関で治療を受けて、断酒を継続することで普通の生活を送ることが可能です。


県では、アルコール依存症を含む依存症の専門医療機関の選定を行っています。

また、依存症の患者やその家族が相談でき、必要な支援につながるよう依存症相談拠点を定めています。

詳しくはこちら(別ウィンドウ)をご覧ください。


依存症の理解を深めるための普及啓発リーフレット(厚生労働省)

「わかっているのにやめられない ~それって依存症かも~」

依存症の理解を深めるための普及啓発リーフレット

4 簡単なテストをしてみましょう!


スクリーニングテストをいくつかご紹介します。

簡単な質問に答えることによって自分の飲酒習慣がどのような状況にあるのかを確認することができます。


AUDIT 10項目によるテストです。

CAGE  4項目によるテストです。

KAST  国立病院機構久里浜医療センターで作られた日本人向けのアルコール依存症のスクリーニングテストです。

   男性版と女性版があります。

 ※AUDIT、CAGE、KASTは国立病院機構久里浜医療センターホームページにリンクしています。

SNAPPY-CAT 性別や年齢に対応した飲酒チェックができます。自分の飲酒がどのような状況であるかを確認できます。


次に、飲酒量チェック・飲酒運転防止ツールをご紹介します。

飲酒により摂取したアルコールの量と分解までにかかる時間を確認できます。


SNAPPY-PANDA

 ※SNAPPY-CAT、SNAPPY-PANDAは、「WHO世界戦略を踏まえたアルコールの有害使用対策に関する総合的研究」による成果です。


5 飲酒問題に関する相談場所


スクリーニングテストの結果はいかがでしたでしょうか?


■県には飲酒問題でお困りの方が相談できる場所が下の各地域にあります。お気軽にご相談ください。



※健康福祉センターの担当は精神・難病班です。

※また健康福祉センターへの相談は最寄の地域のセンターにご相談ください。


<飲酒問題に関する相談場所>

精神保健福祉センター (心の健康電話相談)

☎083-901-1556

岩国健康福祉センター (直通)

☎0827-29-1525

柳井健康福祉センター (代表)

☎0820-22-3631

周南健康福祉センター (直通)

☎0834-33-6424

山口健康福祉センター (直通)

☎083-934-2532

山口健康福祉センター防府支所(代表)

☎0835-22-3740

宇部健康福祉センター (代表)

☎0836-31-3200

長門健康福祉センター (代表)

☎0837-22-2811

萩健康福祉センター   (直通)

☎0838-25-2667

下関市立下関保健所  (健康推進課)

☎083-231-1419




■お酒の問題について、その対応や相談場所をまとめたリーフレットを作成しています。

是非ご活用ください。

リーフレット「お酒の問題でお困りの方へ」

6 自助グループの活動について


アルコール依存症からの回復のためには、断酒を継続していくことが必要です。

自助グループは、同じ経験をした当事者同士がお互いの経験を語り合い、自分の生き方を見つめ、変えていく場です。断酒の継続のために大きな役割を果たしており、県内の各地でミーティング等の活動が行われています。

また、飲酒問題を抱える家族や友人のための会もあります。


■ NPO法人 山口県断酒会(本人や家族のための会)

■ AA(アルコホーリクス・アノニマス)(本人のための会)

■ NPO法人 アラノン・ジャパン(家族や友人のための会)




成人式での飲酒運転撲滅普及啓発活動(山口県断酒会)(於:山口市市民会館)

山口市成人式における飲酒運転撲滅のための普及啓発活動の様子(於:山口市市民会館)

(山口県断酒会)

7 アルコール健康障害に関連する計画


■ 山口県アルコール健康障害対策推進計画

山口県のアルコール健康障害対策を総合的かつ計画的に推進するための計画です。

■ 健康やまぐち21(第2次)

がん、心疾患に代表される生活習慣病が死亡原因の約6割を占める中で、さらなる県民の健康づくり対策を強化するために策定しています。計画の中では、飲酒の項目の中で多量飲酒者の割合の減少等を目標に掲げています。

■ 山口県保健医療計画

アルコール依存症に対する医療連携体制を定めるとともに各圏域毎に進行状態に合わせた各段階における医療機関を紹介しています。



8 関連リンク

厚生労働省 アルコール健康障害対策

厚生労働省みんなのメンタルヘルス総合サイト

健康やまぐちサポートステーション

お問い合わせ先

健康増進課



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