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クドア・セプテンプンクタータによる食中毒

ページ番号:0019318 更新日:2021年11月1日更新

ヒラメの寄生虫による食中毒

 近年、食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢が起こり、軽症で終わるという食品に関連した原因不明の健康被害事例(有症事例)が散見されています。
 こうした有症事例のうち、ヒラメを刺身等で生食した事例について、厚生労働省が調査した結果、クドア・セプテンプンクタータ(以下「クドア」という。)という寄生虫が関与していることが強く示唆されました。
 このため、厚生労働省は、クドアを原因とする有症事例は、食中毒事例として取り扱うこととしましたので、下記の内容を参考とし、食中毒防止に努めてください。

特徴

 クドアは、ヒラメの筋肉に寄生する寄生虫です。
 その生態は、よく分かっていませんが、多毛類(ゴカイ)と魚類との間をいったりきたりして各々に寄生しているといわれています。|
 また、ヒトには寄生しないとされています。

 クドア・セプテンプンクタータの画像

 クドア・セプテンプンクタータ
 平成23年4月25日
 厚生労働省 薬事・食品衛生審議会 食品衛生分科会 食中毒・乳肉水産食品合同部会「資料2」から抜粋

主な症状

 クドアが人の体内で生育することはありませんが、クドアが寄生したヒラメの刺身を食べた後、数時間(4~8時間)程度で一過性の嘔吐や下痢を示し、軽症で終わった事例が報告されています。
 なお、これまでの事例から、クドアが寄生したヒラメを生で食べても、必ず発症するものではないことも分かっています。

防止対策

 クドアは、加熱(75℃で5分以上)又は凍結(-15℃~-20℃で4時間以上)することにより病原性を示さなくなることが確認されています。

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