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傷ついた野生鳥獣を見つけたら(野生鳥獣は自然の中で生きています)

ページ番号:0020725 更新日:2023年4月12日更新

野生鳥獣と自然保護

野生鳥獣の多くは、他の動物に襲われて食べられたり病気やケガなどで、寿命が尽きる前に命を落としてしまいます。これは食べられた動物の命が食べた動物の命につながっていき、自然の生態系の中で循環していくことを意味します。傷ついた動物を助けたいという気持ちはとても自然で大切ですが、彼らが生きている自然環境を守ることを考えていただければ、より大きな生態系全体の保護へとつながっていきます。

野生鳥獣との関わり方

野生鳥獣は人から餌をもらうペットとは異なり、人を恐れており、人と適当な距離をおいて自然の中で暮らしています。このため、衰弱した鳥獣を捕まえようとすると、その鳥獣にとって大きなストレスになります。また、野生鳥獣は人にも感染する病気を持っていることもあり、触れることはお互いにとって好ましいことではありません。
このように我々人間は野生鳥獣の生死に関与すべきでなく、遠くからそっと見守るのが最善とされています。

野生鳥獣の保護

一方、山口県では個体数が減って絶滅が心配される野生鳥獣などは保護を行っていますが、保護をしても野生に復帰させることが困難な場合や、下記に該当する場合は保護の対象としていません。
なお、野生鳥獣の保護は、できる範囲内で発見された方に行っていただいています。発見された方は動物病院の協力獣医師(別記参照)に持ち込み、治療後は発見された方に放鳥獣していただくこととしています。
また、治療のためであっても許可を持っていない方が野生鳥獣を一時的にでも飼育することは、法律で禁止されています。

治療の対象とならない鳥獣

  • イヌ、ネコなどのペットや家畜など飼われている鳥獣(ノライヌやノラネコも同様)
  • ハト、カラス、ドバト、サギ類などの農林水産業や生活環境などの被害をもたらすおそれのある鳥獣
  • マガモ、カルガモ、タヌキ、イノシシ、ニホンジカなどの狩猟鳥獣に指定されている鳥獣
  • アライグマやヌートリアなどの外来種である鳥獣
  • 鳥類のヒナや卵、生まれて間もない幼獣
  • 感染症(ダニによる皮膚感染や鳥インフルエンザなど)の疑いがあるもの

問い合わせ先(保護する前に)

県出先機関

農林事務所

所在地

電話番号

管内市町

岩国農林水産事務所
森林部環境班

〒740-0016
岩国市三笠町1丁目1-1

Tel 0827-29-1567

岩国市
柳井市
周防大島町
和木町
上関町
田布施町
平生町

周南農林水産事務所
森林部環境班

〒745-0004
周南市毛利町2丁目38

Tel 0834-33-6463

下松市
光市
周南市

山口農林水産事務所
森林部環境班

〒753-0064
山口市神田町6-10

Tel 083-922-6700

山口市
防府市

美祢農林水産事務所
森林部環境班

〒759-2212
美祢市大嶺町東分3449-5

Tel 0837-52-1071

宇部市
美祢市
山陽小野田市

下関農林事務所
森林部環境班

〒750-0421
下関市豊田町殿敷1892

Tel 083-766-1182

下関市
長門市

萩農林水産事務所
森林部環境班

〒758-0041
萩市江向河添沖田531-1

Tel 0838-22-3366

萩市
阿武町

治療の範囲

この治療は、動物病院の獣医師がボランティアで行っているもので、応急処置など簡易な治療に限り行います。
なお、動物病院の獣医師には、それぞれ専門があり、診察できない鳥獣については、他の動物病院に行っていただくこともあります。持ち込みの際には事前に連絡してから持ち込んで下さい。

協力団体
農林事務所 所在地 電話番号

公益社団法人山口県獣医師会

〒754-0002
山口市小郡下郷1080-3

Tel 083-972-1174

ご注意ください

野生の鳥獣は、様々な細菌やウイルスを持っていたりします。弱っていたり、傷ついた鳥獣を保護される場合には、細菌やウイルスに感染しないよう素手で触らないようにゴム手袋等を着用してください。鳥獣を運ぶ際には、不要となった段ボールなどに入れて運ばれることをおすすめします。
なお、野生鳥獣に触られた後は、すぐに手洗いやうがいをしてください。

ヒナを拾わないで!! →日本鳥類保護連盟HPへ(別ウィンドウ) <外部リンク>

地面に落ちているヒナを見つけたら、そっとその場所を離れましょう。見えなくても親鳥が近くにいるので、ヒナを他の場所に移動することは鳥にとっては「誘拐」になりますし、ヒナに餌の採り方など自然の中で生きてすべを教えることが出来るのは親鳥しかいません。巣が壊れてしまっているときは、ツバメなどの場合、カップ麺の器やザルなどに入れて元の場所に固定して置いてやってください。

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