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原子力発電所の安全性の確保について

ページ番号:0021464 更新日:2021年11月1日更新

平19商政第587号
平成19年(2007年)8月6日

経済産業大臣甘利明様
原子力安全委員会委員長鈴木篤之様

山口県知事二井関成

原子力発電所の安全性の確保について

 平成19年7月16日に発生した平成19年新潟県中越沖地震により、東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所において、設計時に想定された基準地震動を大幅に上回る地震動が観測され、変圧器の火災発生、放水口及び主排気筒からの放射性物質の漏えいなどによって、立地地域住民を始め、国民の間で原子力発電所等の耐震安全性や、火災に対する初期消火活動体制の不備などに不安が広がっております。
 原子力発電は、国の明確な責任において、安全性、信頼性の確保を大前提に、国民の理解と協力を得て進められるべきものであります。
 このため、本県においては、平成13年4月、上関原子力発電所建設計画に係る知事意見において、原子力発電所の耐震安全対策について、事業者に入念な活断層等の事前調査を行うよう指導を徹底するとともに、今後、想定される地震に対応できる最新の科学的知見を反映した厳格な審査を行うよう、国に対し要請しているところであります。
 つきましては、国において、この度の地震で発生した諸事象を早急に検証し、新たな知見を適切に反映させるなど、事業者に対する更なる指導の徹底と、より厳格な審査の実施により、耐震安全性の確保等、原子力発電所の安全確保に万全を期されるとともに、迅速的確な情報提供を行うことにより、国民、県民の不安の解消に努められるよう、改めて要請します。


平19商政第587号
平成19年(2007年)8月7日

中国電力株式会社
取締役社長山下隆様

山口県知事二井関成

原子力発電所の安全性の確保について

 平成19年7月16日に発生した平成19年新潟県中越沖地震により、東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所において、設計時に想定された基準地震動を大幅に上回る地震動が観測され、変圧器の火災発生、放水口及び主排気筒からの放射性物質の漏えいなどによって、立地地域住民を始め、国民の間で原子力発電所等の耐震安全性や、火災に対する初期消火活動体制の不備などに不安が広がっております。
 このため、本県においては、昨日、経済産業大臣及び原子力安全委員会委員長あて、別添写しのとおり、原子力発電所の安全性の確保に関する要請書を提出したところです。
 つきましては、貴社におかれましても、この要請の趣旨を十分に踏まえられ、上関原子力発電所計画について、入念な活断層等の事前調査を行うとともに、この度の地震で得られた新たな知見を耐震設計に適切に反映させるなど、原子力発電所の安全性の確保に万全を期されるよう要請します。