ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 山口県議会 > 委員会情報 > 常任委員会 > 審査の概要(委員長報告)・平成31年2月定例会 文教警察
山口県議会

本文

審査の概要(委員長報告)・平成31年2月定例会 文教警察

ページ番号:0025629 更新日:2019年3月8日更新

審査概要一覧に戻る

平成31年2月定例会

文教警察委員会審査状況

 平成31年3月5日(火曜日)~6日(水曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査

文教警察委員会委員長報告書

 文教警察委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第1号、第25号、第28号及び第46号のうち本委員会所管分、並びに議案第37号及び第38号の議案6件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。

 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。

 まず、教育関係では、
 いじめ問題について、
 いじめに係る重大事態に関する調査検証委員会からの提言を踏まえ、児童生徒のいじめ防止対策にどのように取り組むのか。
 との質問に対し、

 先日開催された総合教育会議においても、知事から具体的な取組をしっかり進めるよう要請を受けたところである。
県教委としては、提言された内容について、専門家や関係団体の協力も得ながら、再発防止に向けた取組を一つ一つ着実に進め、改めていじめの未然防止、早期発見・早期対応の取組の一層の充実・強化を図っていく。
 また、新たな取組として、子どもたちが悩みを打ち明けやすくするため、LINEやアプリ等を活用し、相談者が匿名や記名でいじめを通報したり、抱えている悩みを連絡することができるよう、24時間体制で連絡窓口を設置する「SNS相談」の早期運用を目指していく。
 との答弁がありました。

 次に、県立学校への空調設備の整備について、
 緊急対策として、公費により県立高校の普通教室への空調設備の整備を進めているが、既にPTAが空調設備を整備して経費負担している学校に対し、費用負担の公平性を確保するための具体的な対応策はどうか。また、空調設備の整備に伴い、夏季・冬季における学校教育の在り方についても検討していくべきと考えるがどうか。
との質問に対し、

 PTAが経費負担している県立学校については、公費により緊急整備する学校との公平性を確保する観点から、普通教室の空調機器の賃借料や電気・ガス代等の光熱水費について、公費で負担することとしている。
 今後は、空調設備整備により県立学校の学習環境改善を図りながら、特色ある学校づくりの取組の一環として、夏季等における学校教育の在り方についても検討してまいりたい。
 との答弁がありました。

 このほか、

  • 高校生の学力向上について
  • 魅力ある高等学校づくりについて
  • 若者のSNSによるいじめや悪ふざけ動画の問題について
  • 特別支援学校における就職支援について
  • 高校生の通学バスの費用負担軽減と平準化について

 などの発言や要望がありました。

 次に、警察関係では、
 児童相談所への警察官の出向等について、
 増え続ける児童虐待問題に対応するため、新年度から児童相談所に警察官が出向するとのことだが、出向人数や勤務内容はどうなっているのか。また、警察から児童相談所への通告児童数や訓練などの連携状況はどうか。
 との質問に対し、

 出向する警察官は、中央児童相談所に警部1人としており、詳細な勤務内容については、児童相談所との連携強化に資する方向で検討中である。
また、昨年の警察から児童相談所への通告児童数は487人で、前年比168人の増加となっている。その中で、最も増加したのは、児童の面前で行われる配偶者暴力などによる心理的虐待で、96人の増加となっている。
 児童相談所と連携した訓練については、昨年2回実施しており、警察学校において各警察署で児童虐待を担当する警察官と、県内各地区の児童相談所職員が参加し、一時保護する際に、親からの反撃が予想されるケースを想定した訓練を実施するなど、現場における役割分担をはじめとした各種連携について相互確認している。
 との答弁がありました。

 このほか、

  • 信号機の無い横断歩道における取締りの強化等について
  • 警察官OBの活用について
  • 警察活動におけるビッグデータの活用について

 などの発言や要望がありました。

 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。

審査概要一覧に戻る