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食中毒の発生について
次のとおり、山口市内の魚介類販売業者が調理・販売した食品を喫食した者から、食中毒患者が発生しました。
1 情報の探知
6月2日(木曜日)、患者を診察した医療機関から防府保健所に連絡があり、患者の居住地及び原因施設を管轄する山口環境保健所が調査を行った。
2 患者等の状況(6月3日(金曜日)12時現在)
5月30日(月曜日)に原因施設が調理した食品を、6月1日(水曜日)に同施設で購入し、 同日21時に喫食した1人が腹痛、嘔気の症状を呈した。
なお、患者は快方に向かっている。(入院なし)
3 主症状
腹痛、嘔気(患者の初発:6月2日(木曜日)3時頃)
4 原因施設
・業 種 魚介類販売業
5 原因食品
原因施設が5月30日(月曜日)に調理したしめさば
6 病因物質
アニサキス(推定)
7 措 置
山口環境保健所長は、営業者に対し、6月3日(金曜日)14時から6月4日(土曜日)24時まで、食品衛生法に基づき当該施設の営業の一部(冷凍又は加熱されていない魚介類等の調理及び販売)の停止を命じ、食品衛生管理の改善を指導中である。
8 備 考
営業者は、原因食品となった「自家製しめさば」を計12パック販売しているため(患者喫食分を含む。)、6月3日(金曜日)に自主回収に着手し、食品衛生法に基づく「自主回収届(着手)」を山口環境保健所に提出した。