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全国で初めて人工生産魚から生産したシロアマダイ種苗を地元保育園の園児が放流します!
【7月11日変更】
7月5日に資料配布しました「全国で初めて人工生産魚から生産したシロアマダイ種苗を地元保育園の園児が放流します!」について、天候不良のため、次のとおり日時を変更しましたのでお知らせします。
(変更前) 日時 令和5年7月12日(水曜日) 午前10時から ↓ (変更後) 日時 令和5年7月14日(金曜日) 午前10時から
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全国で初めて人工生産魚から生産したシロアマダイ種苗を
地元保育園の園児が放流します!
水産研究センターでは、平成29年から希少性が高い高級魚であるシロアマダイの種苗生産技術開発に取り組んでいます。令和5年度、全国で初めて人工生産魚からの種苗生産に成功しました。
このたびその種苗の放流効果調査をするにあたり、シロアマダイについての理解を深めてもらうため地元保育園児を招いて放流イベントを実施します。
1 日時
令和5年7月12日(水曜日) 午前10時から
(予備日:令和5年7月13日(木曜日)午前10時から)
※荒天の場合は中止することがありますので、山口県水産研究センターまでお問い合わせください。
2 場所
山口県外海栽培漁業センター(長門市通19-2)
3 主催者・参加者
(1)主催者:山口県水産研究センター、(公社)山口県栽培漁業公社
(2)参加者:みすゞ保育園:園児約19名、保護者
4 内容
(1)シロアマダイの説明・種苗生産水槽の見学
(2)園児によるシロアマダイ種苗のすくい取り、放流(約500尾)
(3)地元魚介類のタッチングプール
5 問い合わせ先
山口県水産研究センター外海研究部
担当者:企画情報室 天社(てんしゃ)、増殖加工グループ 阿武(あぶ)
連絡先:0837-26-0711
【参考】
- シロアマダイについて
- あまだい類の中で最も大型の種で、最大で全長60cmを超えます。
- 希少性が高く、市場ではキロ単価3~5万円で取引されることもあり、1尾10万円を超えることもある超高級魚です。
- 国内では、紀伊水道~豊後水道の太平洋沿岸、瀬戸内海、若狭湾~九州西岸の日本海・東シナ海沿岸に分布しています。
- 水深50~100m程度の砂泥域に生息し、延縄や底びき網等で漁獲されます。
- 研究成果の概要
- 県水産研究センターでは、平成29年度からシロアマダイの生態把握や種苗生産技術開発に取り組んでいます。
- 令和元年に天然魚から採卵した卵で、全国で初めて種苗の大量生産に成功し、これまでに12.5万尾を瀬戸内海に放流してきました。
- さらに今年度、全国で初めて人工ふ化したシロアマダイ養成魚からの採卵・種苗生産に成功しました。
- この養成魚から採卵した卵に一部天然魚から採卵した卵を加えた15.6万粒の卵を用いて山口県外海栽培漁業センターで量産試験を実施し、約7万尾の放流用種苗を生産しました。
- この放流用の種苗を用いて、今年度から、日本海での放流効果調査を開始するものです。
- なお、本研究の成果は、水産庁委託事業(さけ・ます等栽培対象資源対策事業)で得られたものです。