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バイオ関連分野における事業化案件について

ページ番号:0233358 更新日:2023年11月2日更新

 県では、今後の成長が期待される環境・エネルギー、医療、バイオ関連分野において、産学公金連携による研究開発・事業化の促進に取り組んでいます。
 このたび、バイオ関連分野において、株式会社ヤナギヤ(宇部市)と山口大学の研究開発グループが、県産業技術センターの技術支援の下、やまぐち産業イノベーション促進補助金を活用し、「大容量PCR装置(製品名:Helix cycler)」を開発・事業化しましたのでお知らせします。

1 事業化案件の概要

(1)製品名
 Helix cycler

(2)開発の概要と製品の特徴
○PCR技術を用いてDNAを大量に増殖できる装置を確立できれば、mRNAワクチン等の核酸医薬分野の研究開発の促進や新薬の早期実現が期待できます。

○従来の装置はチューブを用いたμl(マイクロリットル)単位の少量PCRですが、2枚の熱源で専用バッグを挟む方式の装置の開発により、数から数十ml(ミリリットル)単位の大容量PCRを実現しました。

○従来の組換え大腸菌を用いたDNA調整法に比べ、効率的に高純度のDNAを製造することが可能となります。

ヘリックスサイクラー

※本製品は、山口大学発ベンチャーであるヘリックスエクステンション(株)を通じて販売されることとなっており、この起業に係る合同記者会見が、令和5年11月10日(金曜日)に宇部市役所で開催されます。詳細は、下記の宇部市報道発表を参照してください。

https://www.city.ube.yamaguchi.jp/shisei/kouhou/kishahappyou/1008059/1020712/1020853.html<外部リンク>

2 開発テーマ及び開発企業等の概要

(1)開発テーマ
  ヒト用高純度DNAワクチン実用化時代に向けた大容量PCR技術・装置の確立

(2)構成及び役割
 ・株式会社ヤナギヤ(宇部市) ※代表申請者
  [大容量PCR装置の試作開発、製品開発]

 ・国立大学法人山口大学
  [大容量PCR技術の確立、合成DNAの品質検査]

(3)支援内容
  やまぐち産業イノベーション促進補助金(通常枠:平成30~令和2年度)

(4)開発企業等の概要

企業等

株式会社ヤナギヤ

国立大学法人山口大学

代表者

代表取締役社長 柳屋 芳雄

学長 谷澤 幸生

住所

宇部市大字善和189-18

山口市吉田1677-1

資本金等

1億円

162億円

従業員等

170人

2,807人

事業内容

食品機械の開発・製造・販売

教育・学術研究機関

担当者

相談役 藤本 哲憲

大学院創成科学研究科
教授 赤田 倫治

問合せ先

seisan@ube-yanagiya.co.jp

rinji@yamaguchi-u.ac.jp