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水稲新品種「あきいいな」を県の飼料作物奨励品種に決定しました

ページ番号:0250750 更新日:2024年3月27日更新

 県では、自給飼料を推進するため、本県の自然及び経営条件に適応した飼料作物の優良品種を、奨励、普及対象品種(以下「飼料作物奨励品種」という。)として選定しています。
 このたび、新たに、水稲新品種「あきいいな」を県の飼料作物奨励品種に採用することに決定しましたのでお知らせします。

1「あきいいな」について

(1)概要
 「あきいいな」は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センターで育成された品種です。
 本県では、農林総合技術センターが令和元年から実施した新たな飼料用米の品種選定試験において、有望品種として選定され、優れた特性を有することから、このたび山口県飼料作物奨励品種への採用を決定しました。​

(2)本県で最も多く栽培されている飼料用米品種である「あきだわら」と比較した特徴
 (1)いもち病に強い。
 (2)稈長が10cm程度長いが、倒伏に強い。
 (3)収量性は同程度。​
あきいいな写真           あきいいな写真2
(3)導入効果
 「あきいいな」は、いもち病に強い特性を持つことから、防除にかかるコストや労力の低減が見込まれます。
 本品種を導入することによって、飼料用米の安定的な生産が期待され、県産飼料の生産・利用拡大への一助となることが期待されます。

2 参考

〇「飼料作物奨励品種」とは
 山口県において、自給飼料の推進と生産費の低減をはかり、畜産経営の安定的発展に資することが見込まれ、県内に普及すべき優良な品種のことです。選定にあたっては、畜産関係団体等の職員、学識経験を有するもの、関係行政機関の職員から構成される飼料作物奨励品種選定協議会において審議を行っています。