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特集展示「追悼 人間国宝 山本晃 -彫金のわざと美」の開催について

ページ番号:0300238 更新日:2025年4月14日更新

1 会期等

令和7年4月19日(土曜日)から8月31日(日曜日)

【開館時間】9時から17時(入場は16時30分まで)

【休館日】 毎週月曜日(ただし4月28日、5月5日、7月21日、8月4日、8月11日は開館)
      祝日・休日で開館した月曜日の翌平日

【観覧料】 一般400円(320円) 学生250円(200円)
          ※( )内は20名以上の団体料金。70歳以上の方と18歳以下の方、および高等学校・
         中等教育学校・特別支援学校に在学する生徒は無料。
         ※身体障害者手帳、療育手帳、戦傷病者手帳、精神障害者保健福祉手帳の提示者と
          その介護者(1名)は無料。

2 場所 

山口県立萩美術館・浦上記念館 陶芸館2階 展示室8

3 概要

(1)展示内容

 本展覧会は、昨年12月28日に逝去され、山口県でただ一人の「人間国宝」であった山本晃(やまもとあきら)氏を追悼して、当館蔵品をはじめとする作品により、その彫金(ちょうきん)のわざと美を紹介するものです。

 山本氏は、1944年に光市で生まれました。学校でデザインを学んだ後、音響メーカーでカーオーディオのデザインを行う一方で、次第にジュエリーデザインに関心を抱き、独学で技術を学び始めます。そこで習得した彫金技術が、のちに作品制作の柱となる「接(はぎ)合(あ)せ技法(ぎほう)」の礎となりました。

 また、制作を支えたもう一つの重要なものとしては、金・銀・銅といった金属を組み合わせて創出したいくつもの色金があり、特に、銀と銅の組み合わせによってできる「四分一(しぶいち)」は、それぞれの配合比率を調整することで濃淡が現れて豊かな階調を実現し、情感あふれる表現へとつながるものとなりました。

 2014年にはその制作姿勢や技術の高さが認められて、重要無形文化財「彫金」の保持者(いわゆる「人間国宝」)に認定されます。独学で彫金技法を学び、手探りの作家人生でしたが、既成概念にとらわれることなく、常に「わざ」の限界を自らの方法で超えてきた「わざと美」を、選りすぐった22点の作品と制作道具などを展示して紹介します。

 

 

(2) 関連イベント  

   ギャラリー・トーク(担当学芸員による作品解説) ※要観覧券・事前申込不要
  令和7年6月28日(土曜日) 11時から12時
           
※都合により変更となる場合もあります。詳しくは当館ウェブサイトをご覧ください。​                              

 

4 問い合わせ先   

山口県立萩美術館・浦上記念館

〒758-0074 萩市平安古町586-1 Tel 0838-24-2400/Fax 0838-24-2401

URL: https://hum-web.jp/<外部リンク>

 

5 主な展示品紹介   

白椿

山本晃 《切嵌象嵌接合せ箱「白椿」》 2009年

 

輝翔

 山本晃 《接合せ金銀盛器「輝翔」》 2014年