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目指せトラフグの資源回復!!~稚魚の標識放流を実施します~

ページ番号:0308191 更新日:2025年6月25日更新

1 目 的

 本県が全国有数の漁獲量を誇るトラフグは近年、資源が減少傾向にあるため、県では資源回復を目指して種苗放流を行うとともに、放流効果を把握するため種苗の一部を標識放流し、追跡調査をしています。

 今回は、クルマエビ養殖池を活用して、自然に近い環境で育てた良質な種苗に、標識付け(右胸鰭を切除)を行い、標識放流を実施します。

2 日時

  令和7年7月2日(水曜日) 午前8時30分から午前11時30分

  *小雨決行、荒天中止(翌日以降に順延)

3 場所

  山口市秋穂西3312 旭水産有限会社 車えび養殖場  場所 (PDF:60KB)

4 実施主体

  公益社団法人山口県栽培漁業公社、県水産振興課、県水産研究センター内海研究部

5 内容

  • 山口県栽培漁業公社が生産し、クルマエビ養殖池で中間育成したトラフグ種苗(3.5万尾)を取り上げ、近辺の秋穂湾内に放流します。
  • 放流種苗のうち2万尾は、標識として右胸鰭をハサミで切除し、標識放流に供します。

6 問い合わせ先

  山口県水産研究センター内海研究部 Tel:083-984-2116

  ○ 作業の内容、実施(中止)に関すること 企画情報室(担当:大渕(おおふち))

  ○ トラフグの生態・標識放流等に関すること海洋資源グループ(担当:天野(あまの))

8 取材に関するお願い

  • トラフグ飼育池・クルマエビ養殖池の疾病予防のため、長靴のご持参及び着用をお願いします。その上で、養殖場入口にてお足元への消毒薬(逆性石けん液)の散布及び靴裏の消毒をさせていただきます。
  • 作業現場は、海と池に挟まれた大変狭い場所です。取材に当たっては、転落事故等ないよう、くれぐれもご注意願います。
  • 生き物を扱うため、作業には迅速性が求められます。そのため、標識作業に支障が生じることのないようご配慮願います。

9 参考

  • 山口県では毎年50から60万尾のトラフグ種苗を放流しており、放流効果を把握するため、その一部を標識放流しています。
  • トラフグは瀬戸内海から日本海にかけて広域に回遊するため、標識放流は関係8府県で連携して取り組んでおり、令和元から3年(2019から2021年)の調査では、漁獲されたトラフグ全体(約18千尾、24トン)の中で、放流魚の占める割合は、尾数・漁獲量とも約20%を占めていました。

   〈昨年の標識付け(右胸鰭カット)と放流の様子〉 (PDF:81KB)