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令和7年度米海兵隊との実動訓練(レゾリュート・ドラゴン25)について

ページ番号:0316881 更新日:2025年8月28日更新


  

令和7年度米海兵隊との実動訓練(レゾリュート・ドラゴン25)について

 

 このことについて、本日(28日)、中国四国防衛局から説明があり、これを受けて要請等を行いましたので、下記のとおりお知らせします。

 

1 日時 令和7年8月28日(木曜日)10時

2 相手方 中国四国防衛局企画部長 有賀 元宏(ありが もとひろ)

3 対応者 総務部理事 田中 康史(たなか やすし)

4 国からの説明内容 ※別紙説明資料参照

 【概要】

○ 陸上自衛隊は、令和7年9月11日(木曜日)から9月25日(木曜日)までの間、令和7年度米海兵隊等との実動訓練 (レゾリュート・ドラゴン25)を実施する。

○ 本訓練は、日米の連携強化及び共同作戦能力の向上を図ることを目的とするもので、北海道大演習場、日出生台演習場等において実施を予定しており、既に8月5日(火曜日)に公表している。

○ このたび、調整の結果、米海兵隊岩国飛行場を訓練場所として追加することとなり、米単独での対艦戦闘訓練及び日米部隊間の交流を実施する計画である。

○ 参加部隊は、陸上自衛隊、米海兵隊及び米陸軍であり、当該基地においては、国内では初めて米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」を展開する訓練を実施する。

○ 米軍による米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」の展開訓練は、レゾリュート・ドラゴン25の一環として行われることから、当該訓練の実施期間である令和7年9月11日から同月25日まで実施される予定である。

○ なお、「タイフォン」は本訓練のための一時的な展開であり、訓練終了後は撤収する。

【装備品について】

○ 米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」は、SM-6ミサイルやトマホークミサイルを運用する地上発射型の長距離ミサイルシステムであり、例えば、我が国へ侵攻してくる艦艇や上陸部隊等に対して脅威圏の外から対処することが可能である。

○ このような我が国に侵攻してくる艦艇等に早期・遠方で対処することができる能力は、我が国自身が保有することとなる同種の能力であるスタンド・オフ防衛能力と相まって、我が国へ侵攻しようとする相手に、侵攻のための部隊が確実に阻止されることを認識させ、我が国への武力攻撃そのものの抑止につながる能力であると考えている。

○ また、高い機動展開能力を有しており、戦況に応じ、様々な場所への展開が可能な装備品である。

【一時展開の目的】

○ 我が国としては、我が国へ侵攻してくる艦艇や上陸部隊等に対して脅威圏の外から対処するため、スタンド・オフ防衛能力を抜本的に強化することとしている。

○ こうした考えの下、我が国として、国産のスタンド・オフ・ミサイルの導入を進めていくが、これを必要な数量整備するには一定の時間を要する。このため、我が国自身も、トマホークをはじめとする外国製弾を取得するとともに、今回、同様に早期・遠方での艦艇等への対処が可能なミサイルシステム「タイフォン」の展開訓練を行うことで、米国の同種のミサイル機動展開能力を向上させることにつながる。

○ これにより、我が国のスタンド・オフ防衛能力と相まって、日米同盟としての即応性や相互運用能力を向上させ、我が国に対する武力攻撃そのものの可能性を低下させることができると考えている。

○ また、一時展開の機会に、陸上自衛隊の隊員と米軍の担当者間での情報共有を含む部隊間交流を行う予定であり、これにより日米同盟の共同の能力及び相互運用性の向上にも資すると考えている。

【一時展開の要領】

○ 今般の訓練の一環として、実弾射撃を実施することはない。

○ また、米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」はSM-6ミサイルやトマホークミサイルといった通常兵器のみを運用するためのアセットであり、核弾頭を搭載したミサイルを運用する能力を有しないと承知している。

○ 米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」を含め、今般の訓練(レゾリュート・ドラゴン25)に参加する米軍の装備品等は、岩国飛行場内の滑走路を利用した航空機による輸送をもって搬入出する予定であるところ、一般論として、当該米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」を航空機に積載するための準備や部隊の撤収作業等に一定の時間を要するものと承知している。

○ なお、航空機の到着日程については、運用に関することのため事前の情報提供はできないが、お知らせできる情報が得られた際には、適切にお知らせしたいと考えている。

○ 今回の展開は、訓練のために一時的に行われるものであり、恒常的な配備を念頭においたものではない。

5 県の対応

(1)国への確認事項及び回答

〇岩国基地で実施する理由について

→・ 車両搭載型の米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」は、一つの展開場所に拠らず、状況に応じて、適切な場所に機動展開を行うことが想定されるアセットであるため、今般、岩国飛行場に展開することは、有事における運用を予断するものではない。

・ その上で、岩国飛行場は米海兵隊、米海軍、海上自衛隊の航空部隊が配備、運用されていること、また、港湾と飛行場の双方を備えていることから、米軍の前方展開のプレゼンスを示すとともに、日米の連携を示す上で、我が国及びこの地域の安全保障にとって、戦略的に極めて重要な飛行場である。

・ こうしたことを踏まえれば岩国飛行場において米軍アセットが迅速に展開できる能力を示し、日米の連携を示すことは、日米同盟の抑止力・対処力を向上させる上で、効果的であると考えている。

・ こういった要素を考慮し、今般のレゾリュート・ドラゴン25の訓練のアセットの展開訓練では、岩国飛行場において展開訓練を実施することとしたものである。 

〇将来的な岩国基地への配備の有無について

→・ 今回の展開は、訓練のために一時的に行われるものであり、恒常的な配備を念頭に置いたものではなく米国は訓練終了後 に米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」を日本から撤収する予定である。

・ その上で、今回の展開訓練以外に現段階で何ら決まっていることはない。また、米国からは、日本への米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」の恒常的な配備について現時点で検討していない旨の説明を受けている。 

〇岩国基地が標的とされる可能性について

→・ 米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」は、我が国へ侵攻してくる艦艇や上陸部隊等に対して脅威圏の外から対処することが可能であり、このような能力は、我が国自身が保有することとなる同種の能力であるスタンド・オフ防衛能力と相まって、我が国へ侵攻しようとする相手に、部隊の接近が確実に阻止されることを認識させ、我が国への武力攻撃の可能性そのものを低下させるものであると考えている。

・ その上で、今回の米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」の展開訓練は、こうした日米同盟の抑止力・対処力を構成する日米の様々な能力の一部分を構成するものにすぎない。

・ また、有事における運用について、一般論として申し上げれば、車両搭載型の米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」は、一つの展開場所に拠らず、状況に応じて、適切な場所に機動展開を行うことが想定されるアセットである。

・ このため、特定の場所への展開訓練をもって、その展開場所での運用を予断させるものではない。

・ こうしたことから、今回展開訓練を行った場所への攻撃の可能性が高まるといったことは想定されない。

〇岩国基地への輸送方法について

→ 米陸軍のミサイルシステム「タイフォン」を含め、今般の訓練に参加する米軍の装備品等は、岩国飛行場内の滑走路を利用した航空機による輸送をもって搬出入する予定である。 

〇民間航空機への影響の有無について

→・ 岩国飛行場内においても、民間航空機が使用する地区とは離れた場所を使用する予定である。

    ・ これらを踏まえれば、民間航空機等の運用への影響は想定されないものと考えている。

〇騒音、煙、光などの市民生活への影響の有無について

→・ 米側からは、今般の輸送・機動展開訓練において実射を行うことはないとの説明を受けているが、これ以上の具体的な訓練内容については、米軍の運用に関することであり、お答えは差し控えさせていただく。

・ その上で、通常、自衛隊が機動展開訓練を行う場合には、基地から展開先にアセットを移動させ、作動確認等を含む展開に係る一連の手順の確認を実施しており、この際、一定の動作音やアセットの動き等を伴う場合もある。

・ 他方、一般に、ミサイルや火砲を用いた訓練において、地域の皆様に影響を与えるような程度の騒音は実射に伴って生じるものと考えられる。繰り返しになるが、今般の訓練において実射を行うことはない。

・ いずれにせよ、今般のアセットの展開に当たっては、安全に最大限配慮するとともに、地域の皆様に与える影響を最小限にとどめるよう求めるなど、引き続き適切に対応してまいる。

(2)国への要請内容(口頭要請)及び回答 

【要請内容】

〇 安全対策に十分配慮すること。

〇 住民に不安を与えないよう十分配慮すること。

〇 岩国基地での訓練の実施を通例としないこと。

※米軍に対しては、国から上記について要請すること。

【回答内容】

 〇 本日の要請については承った。

 〇 要請の内容については、直ちに本省に報告するとともに、米側にも伝える。

(別紙)国からの説明資料 (PDF:570KB)