ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 報道発表 > 山口県心腎代謝(CKM)診療医認定制度の開始について~かかりつけ医と専門医の連携強化でCKD(慢性腎臓病)の重症化予防を目指す~

本文

山口県心腎代謝(CKM)診療医認定制度の開始について~かかりつけ医と専門医の連携強化でCKD(慢性腎臓病)の重症化予防を目指す~

ページ番号:0317546 更新日:2025年9月1日更新

山口県は腎不全や心疾患による死亡率が高い県の一つで、CKDは、進行すると腎不全の原因となるだけでなく、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患の発症や死亡のリスクとなることから、腎臓を守ることは、心臓や脳を守ることにもつながります。

このため、県では、かかりつけ医や関連分野の専門医を対象に、腎臓のみならず心臓や脳を守る視点を持ち、CKDの要因となる疾病の包括的な管理を行う「山口県心腎代謝(CKM)診療医」を認定する制度を開始し、地域全体でCKD対策を進めることとしました。

1 制度の概要

名称

山口県心腎代謝(CKM)診療医認定制度

制度の内容

腎臓のみならず心臓や脳を守る視点を持ち、CKDの要因となる疾病の包括的な管理に関する所定の研修を修了した、地域のかかりつけ医や関連分野の専門医を、山口県心腎代謝(CKM)診療医として山口県が認定します。

制度の仕組

CKD患者が適切な医療を受けられるよう、次のとおり連携します。

  1. かかりつけ医から心腎代謝(CKM)診療医への紹介

健診等でたんぱく尿や腎機能(eGFR)の低下など、CKDの疑いがある所見が見つかった場合、かかりつけ医は地域の心腎代謝(CKM)診療医にCKD患者を紹介します。

  1. 心腎代謝(CKM)診療医による包括的な疾病管理

心腎代謝診療医は、CKD患者の血圧や血糖の管理、患者教育、適切な薬剤選択などを含む包括的な治療計画を立て、かかりつけ医と密に連携します。各種メディカルスタッフとも協力します。糖尿病や高血圧など腎臓以外の疾病が原因であると考えられる場合は心腎代謝診療医が中心となって治療を進めて行きます。

  1. 心腎代謝(CKM)診療医から腎臓専門医への紹介

より専門的な治療が必要な病態(腎臓そのものに起因する病気:慢性糸球体腎炎など)や、病状の進行が急速な場合には、心腎代謝(CKM)診療医が適切なタイミングで腎臓専門医にCKD患者を紹介します。

2 施行日

令和7年9月1日

 

HPはこちら↓

https://kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/ckd/index.html