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令和7年度山口県立美術館コレクション展 第3期の開催について
1 会期
令和7年9月25日(木曜日)から12月25日(木曜日)
2 場所
山口県立美術館(山口市亀山町3-1) 展示室A、B、C
3 概要
◆【展示室A】雲谷派の奇想 9月25日(木曜日)から26日(日曜日)
奇抜な発想による浮世絵が目白押しの歌川国芳展の開催にあわせ、当館の雲谷派コレクションから「奇想」の作品をご紹介します。雪舟流の画法を守る作風から保守的と評されることが多い一派による、奇才ぶりが発揮された作品をお楽しみください。
◆【展示室A】雪舟と雲谷派 10月28日(火曜日)から11月24日(月曜日・振替休日)
日本絵画史を代表する水墨画家・雪舟等楊(1420—1502?)は、室町時代の山口をその活動の中心とし、江戸時代には毛利藩のお抱え絵師である雲谷派が、その画風を継承しました。この展示では、雪舟筆《倣李唐牧牛図》など5件の重要文化財を含む雪舟・雲谷派の作品をご覧いただきます。
◆【展示室A】 大きな日本画 11月28日(金曜日)から12月25日(木曜日)
伝統的な日本絵画では、家屋のインテリアである屏風や襖の大きな平面を飾るために絵が描かれました。また近現代では、美術館の広い会場に展示されて見栄えがするように、作品の大画面化が進みました。この展示では、江戸時代から現代にい
たるまでの様々な「大きな日本画」をご覧にいれます。
◆【展示室B】 生誕100年 田中米吉
山口市生まれの現代美術家・田中米吉(1925年から2021年)。作品と空間、モノの表と裏といった様々なものを“ドッキング”させた作品は、立体が立体に見えないなど、摩訶不思議な感覚をもたらします。生誕100年を迎える本年、改めて唯一無二の世界をお楽しみください。
◆【展示室C】 シベリア・シリーズ 3
山口県三隅町(現・長門市)出身の画家・香月泰男(1911年から1974年)が、4年にわたる自らの戦争抑留体験を描いた「シベリア・シリーズ」。今年度は、体験順に4期に分けてご紹介しています。第3期は「収容所での生活」です。
4 関連イベント
◆ 学芸員によるギャラリートーク ※事前申し込み不要
展示作品の見どころを学芸員が解説します。
日時:10月 毎週土曜日 11時から
11月・12月 毎週土曜日 14時から(11月1日を除く)
いずれも30分程度
5 観覧料
一般 400(320)円 学生 250(200)円
- ( )内は20名以上の団体料金。ただし、18歳以下と70歳以上及び高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学する方等は無料。
- 障害者手帳等をご持参の方とその介護の方1名は無料。
6 開館時間
9時から17時(入場は16時30分まで)
7 休館日
毎週月曜日(ただし10月6日、13日、11月3日、24日は開館)
展示替え期間:11月25日(火曜日)から27日(木曜日)
8 主な展示作品
◆展示室A 「雲谷派の奇想」 9月25日(木曜日)から10月26日(日曜日)
雲谷等龍《山水図》江戸時代後期 19世紀 山口県立美術館蔵
◆展示室A 「雪舟と雲谷派」 10月28日(火曜日)から11月24日(月曜日・振替休日)
雪舟等楊《倣李唐牧牛図(渡河)》 1420年から1502年頃 山口県立美術館蔵
◆展示室A 「大きな日本画」 11月28日(金曜日)から12月25日(木曜日)
朝倉摂《日本1958-2》1958年 山口県立美術館蔵
◆展示室B 「生誕100年 田中米吉」
田中米吉《ドッキング Bw.20》 1968年 山口県立美術館蔵
◆展示室C 「シベリア・シリーズ 3 「収容所での生活」」
香月泰男《涅槃》 1960年 山口県立美術館蔵
8 お問い合わせ・連絡先
山口県立美術館
〒753-0089 山口市亀山町3-1
Tel 083-925-7788 / Fax 083-925-7790
URL https://y-pam.jp/