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伝染性紅斑の流行発生警報の発令について

ページ番号:0322945 更新日:2025年10月15日更新

 本県の伝染性紅斑患者の定点当たり報告数が、第41週(10月6日から10月12日)に2.10人となり、警報の基準としている「定点当たり2人以上」を上回りました。

 今後、さらなる感染の拡大が予想されることから、本日、県下全域に「伝染性紅斑流行発生警報」を発令しました。

 本警報の発令は、現行の感染症法が施行された平成11年以降初めてとなります。

 特に、過去に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産を引き起こす可能性があるため、次の点に注意して感染予防に努めましょう。

 

≪伝染性紅斑とは≫

○ 特徴
小児を中心にみられる感染症です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。

○ 症状
 ・両頬、続いて手足に網目状やレース状の紅斑(赤い発しん)が現れます。多くの場合、発しんが出現する7から10日前に、微熱やかぜのような症状が出現することがあります。
 ・過去に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産を引き起こす可能性があり、注意が必要です。

○ 感染経路
 ・飛沫感染:咳やくしゃみの時の飛沫の中に含まれるウイルスによって感染
 ・接触感染:ウイルスのついた手を介して口や鼻などの粘膜から感染

○ 感染予防
伝染性紅斑には発病を予防できるワクチンや特効薬はありません。日頃から「手洗い・せきエチケット」といった感染対策を生活習慣にすることが大切です。
また、感染しても症状がない場合もあるため、妊娠中又は妊娠の可能性がある方で、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に医師に伝えてください。

 

 

添付ファイル

 伝染性紅斑患者の定点当たり報告数、地域別発生状況 (PDF:71KB)

 

(参考1)

 令和7年第40週時点で、全国で14県が警報レベルを上回っています。

 (宮城県、山形県、愛知県、島根県、岡山県、徳島県、愛媛県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)

 

(参考2)

 県内における感染症の発生状況は、山口県感染症情報システムにおいて順次公表しています。

 山口県感染症情報システムURL:https://pref.yamaguchi.didss.dsvc.jp/<外部リンク>

 

(参考3)

 伝染性紅斑の臨床症状

 伝染性紅斑の臨床症状(厚生労働省チラシ)

 出典:厚生労働省ホームページ<外部リンク>https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/fifth_disease.html#h2_free7<外部リンク>)​

 

お問い合わせ先

健康増進課 感染症班
Tel:083-933-2956
Mail:a15200@pref.yamaguchi.lg.jp