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空母艦載機着陸訓練(FCLP)の岩国基地予備施設指定、 空母着艦資格取得訓練(CQ)の実施に関する要請について
本日、中国四国防衛局から、下記のとおり、岩国基地の予備施設指定を含む空母艦載機着陸訓練(FCLP)と空母着艦資格取得訓練(CQ)の実施予定について連絡があり、当該連絡に対して要請を行いましたので、お知らせします。
記
1 中国四国防衛局からの連絡内容
(1) FCLPの実施及び予備施設指定
ア 硫黄島における着陸訓練
・ 訓練期間 5月14日(木曜日)から6月10日(水曜日)
・ 訓練時間 11時00分から翌3時00分
・ 訓練機種 空母ロナルド・レーガン艦載固定翼機全機種
(FA-18E、FA-18F、EA-18G、E-2D、C-2A)
イ 予備施設(天候等の事情で硫黄島において訓練が実施できない場合の代替施設)の指定
・ 指定施設 横田飛行場、三沢飛行場、厚木飛行場及び岩国飛行場
(2) CQの実施
FCLP期間中とその直後に硫黄島付近の洋上で実施
2 連絡時の確認事項、電話要請及び回答
(1) 日時 5月12日(火曜日)14時
(2) 相手方 中国四国防衛局企画部長 鍋田 克己(なべた かつみ)
(3) 要請者 県総務部理事 藤田 昭弘(ふじた あきひろ)
(4) 確認事項
ア FCLPの訓練期間及び予備施設指定について
今回、訓練期間がこれまでよりも長いがなぜか。また、予備施設の指定期間及び訓練時間はどうなるのか。
イ FCLP・CQ期間中の艦載機の岩国基地への帰還について
今回、CQを硫黄島付近の洋上で実施するとのことであるが、FCLP・CQ期間中において、岩国基地に艦載機が戻ることはあるのか。
ウ FCLPに関する事前連絡について
今回は、連絡が実施の2日前であった。連絡が遅くなったことに特別な事情があるのか。
(5) 確認事項に対する回答
ア FCLPの訓練期間及び予備施設指定について
(FCLP訓練期間)
○ 今回のFCLPについては、現時点の予定では、5月14日から6月10日までの期間中、米側は2グループに分けてFCLPを実施する。
〈具体的なFCLP日程〉
・ 第1グループは5月14日から1週間程度
・ 第2グループは6月8日から3日間程度
○ また、通常、FCLPの後に艦上で行われるCQを、このFCLP期間中とその直後に硫黄島付近の洋上で実施する。
〈具体的なCQ日程〉
・ 第1グループは5月23日頃から3日間程度
・ 第2グループは6月12日頃から3日間程度
○ このような形での訓練の実施は、これまでにないものであるが、新型コロナウイルスの影響が多方面に及ぶ中、FCLP実施に関わる日米の関係者の安全を確保し、空母ロナルド・レーガンを確実に運用するために必要な措置である。
(予備施設指定)
○ 米側も今回のFCLPは硫黄島で実施することを前提に準備を進めており、岩国において実施されることは基本的にはないと考えている。
○ 予備飛行場の期間等については、米側から情報が得られれば、お知らせする。
イ FCLP・CQ期間中の艦載機の岩国基地への帰還について
○ FCLPやCQ期間中、硫黄島における訓練に参加する航空機は、不測の事態を除き、岩国に戻ることはない。
ウ FCLPに関する事前連絡について
○ 今回のFCLP及びCQについては、これまでにない形態でもあり、日米間で、様々な調整を実施し、今回の説明に至ったところである。
○ いずれにしても、FCLPの訓練期間等に係る情報については、地元の意向も踏まえ、今後とも、適時適切な情報提供に努めてまいる。
(6) 要請内容
岩国基地におけるFCLP予備施設指定に関する要請
国から、次のとおり米側へ要請されたい。
(1) 岩国基地を使用することなく、硫黄島で所要の訓練を完了すること。
(2) 今後の訓練において、岩国基地を予備施設に指定しないこと。
(7) 要請に対する回答
岩国基地におけるFCLP予備施設指定について
○ 防衛省としては、硫黄島においてFCLPが着実に実施できるよう米側を支援するとともに、地元の皆様の負担軽減のためにも、硫黄島において訓練されるよう、米側に繰り返し求めていく。
3 今後の対応
山口県基地関係県市町連絡協議会(構成自治体:県、岩国市、柳井市、周防大島町、和木町)として、国及び米側に対し、岩国基地におけるFCLPに関する文書要請を行うが、要請内容や要請方法等については検討中です。
※ 要請結果については、概要を取りまとめの上、記者配布します。
お問い合わせ先
岩国基地対策室
Tel:083-933-2349
Fax:083-933-2489
Mail:a109002@pref.yamaguchi.lg.jp