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県では、官民連携デジタルコミュニティ「デジテック for YAMAGUCHI」において、デジタル技術を活用した地域課題の解決に取り組んでいます。
このたび、人口減少や少子高齢化の進行に伴い、資料の保存や魅力発信、次世代への継承に向けた取組の重要性が高まっている周南市和田地区の三作神楽保存会と連携し、三作神楽に関する資料や映像を保存・公開するデジタルアーカイブWebサイトを開設しました。
本サイトでは、山口県立徳山商工高等学校の生徒22名が高校生の視点で三作神楽の魅力を発信しており、今後も継続して取り組む予定です。
さらに、AIを活用した神楽舞体験コンテンツのプロトタイプを開発しましたので、お知らせします。
https://mitsukurikagura.jp

https://mitsukuri-kagura-npj1.vercel.app

シビックテック的活動を行う官民連携デジタルコミュニティであり、会員有志の交流・共創を通じて、デジタル技術を活用した地域課題の解決等に取り組んでいます。
三作神楽※をはじめとする「神楽」については、令和7年11月に文化審議会無形文化遺産部会において、ユネスコ無形文化遺産の新規提案候補として選定されるなど、その文化的価値が改めて注目されています。
一方で、中山間地域等では人口減少や少子高齢化が進み、伝統芸能の継承が課題となっています。
三作神楽についても、その継承に向けて、資料の保存・整理や魅力発信に加え、若い世代が神楽に関わる機会づくりが求められていました。
そこで、三作神楽保存会、当コミュニティ会員及び山口県立徳山商工高等学校の生徒が連携し、デジタル技術を活用して三作神楽に関する資料を保存・公開するとともに、「残す・伝える・体験する」仕組みづくりを進めました。
※ 三作神楽
周南市和田地区に伝わる国指定重要無形民俗文化財の伝統芸能。
神事としての形式を色濃く残し、古式の所作や神楽歌が継承されていることが特徴。
三作神楽に関する写真や映像をデジタルアーカイブ化し、文化資源を将来に残すとともに、地域内外への情報発信や学習機会の充実につなげました。
舞の動きを体験できるAIコンテンツにより、子どもや若者が神楽に親しみながら学べる環境を整備しました。
また、本コンテンツは、新たな動画を追加するだけで別の演目にも対応できる仕組みであり、三作神楽の他の演目や県内の他の伝統芸能にも展開が可能です。
当コミュニティ会員、高校生、保存会が協働することで、次世代が地域文化に関わりながら文化継承に取り組む体制を構築しました。
複数の会員がアイデアを出し合いながら進め、開発は次のメンバーが中心となって行いました。
Webサイト制作・UI/UX設計
株式会社Solarus代表取締役 茄子川 導彦 氏
AI神楽舞体験コンテンツ開発
株式会社ウィステリア代表取締役社長 藤野 哲郎 氏
音声データ処理・解析
山口大学 教育学部/ひと・まち未来共創学環 教授 博士(芸術工学) 熊谷 武洋 氏