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件名 |
子供たちに行き届いた教育(20人学級の実現、私学助成の増額、教育費の父母負担軽減、障害児教育の充実等)を求めることについて |
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請願者 |
山口市大手町2-18 山口県教育会館内 山口県ゆきとどいた教育をすすめる会 代表 増山 博行 外1団体 外20,639人 |
紹介議員 |
戸倉 多香子、木佐木 大助、藤本 一規、宮本 輝男、中嶋 光雄、井原 寿加子 |
要旨 |
全ての子供たちに行き届いた教育を保障することは、県民全ての願いである。その実現のために教育予算を充実させ、教育条件や教育環境の改善が求められている。 学校現場では、いまだにコロナ禍での混乱は続いている。密になることを避けようにも、教室や教員数は不足し、冷暖房の整っている教室が不足するなど、これまでの教育条件整備の不十分な面が子供と教職員の命と健康、安全を脅かしている。しかし学校現場は、コロナ感染拡大を防ぐための対応や遅れた学習を取り戻すことだけではなく、プログラミング教育、外国語教育、道徳教育、コミュニティ・スクールの推進など、新たな教育課題に追われ、補助的な指導員だけではその負担をカバーすることはできていない。少人数学級の推進、教職員定数や正規教職員の大増員によって、子供たちの学習権を保障することがますます必要とされている。 義務標準法が40年ぶりに改正され、小学校で35人以下学級が実現したことは、保護者、教職員の悲願であり、さらに行き届いた教育を進めるために、中学校、高校での少人数化の実現が強く望まれている。また、実効性のある特別支援学校の設置基準により、障害のある児童生徒にとっても、充実した学習環境の提供が待たれている。 ついては、全ての子供たちに行き届いた教育を進め、心通う学校をつくるために、下記事項について速やかに実現されるよう請願する。 記 1 教育予算を増額すること。 2 全ての学校で3密を防ぐためにも、20人学級を展望した少人数学級を実現すること。 3 複式学級の解消をさらに進めること。 4 正規の教職員を増やすよう、国に要請すること。 5 教育費の無償化に向けて、父母負担の軽減を進めること。 6 私学助成の国庫補助制度を守り、私学助成を増額すること。 7 全ての障害児に障害と発達に応じた生活と教育の場を拡充すること。 8 学校施設の耐震化・老朽化対策、トイレの洋式化、多目的トイレの設置を早急に進めること。 9 特別教室や体育館にエアコンを設置すること。 |