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審査の概要(委員長報告)・令和4年2月定例会 文教警察

ページ番号:0129675 更新日:2022年3月18日更新

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令和4年2月定例会

文教警察委員会審査状況

 令和4年3月14日(月曜日)~15日(火曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査

文教警察委員会委員長報告書

 文教警察委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第1号のうち本委員会所管分、並びに議案第33号及び第36号の議案3件については、賛成多数により、議案第26号及び第41号のうち本委員会所管分、並びに議案第34号、第35号及び第39号の議案5件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。

 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。

 まず、教育関係では、
 やまぐちスマートスクール構想推進事業について、
 来年度から新たに設置される「やまぐちスマートスクール運営支援センター」ではどのような支援を行うのか。
 また、来年度から小中学生にも対象を拡充される「やまぐちICT活用コンテスト」の拡充内容と、コンテストを通じて児童生徒にどのような力を身につけてもらいたいと考えているのか伺う。
 との質問に対し、

 現在、ICT支援員派遣業務において、ヘルプデスクを設置しているが、このヘルプデスク機能を拡充させ、ICTにより深い知見を有する人材を配置する「やまぐちスマートスクール運営支援センター」を新たに設置し、学校で解決困難な技術的課題に対する支援や機器のトラブルへの対応、ICT支援員のサポートなどの業務を行うことによって、学校現場の負担軽減等を図るものである。
 また、ICT活用コンテストは、高校生のICTの活用促進やスキル向上などを目的に今年度から開催しているもので、4部門で作品の募集を行ったところである。
 小中学校でのタブレット端末の活用も本格的に始まり、小中学生のICTへの興味関心を高め、さらなる活用の促進やスキル向上を図るため、小中学生でも比較的取り組みやすい「デジタルアート部門」について、来年度から対象を拡充することとした。
 県教委としては、コンテストを通じて、これからの時代に必要となるICT活用能力はもちろんのこと、多様な人々と協働しながら新たな価値を創造する力、また、それを社会に発信する力などを身につけてもらいたいと考えている。
 との答弁がありました。

 次に、第3期県立高校将来構想について、
 構想においては、昨年3月に策定された「山口県新たな時代の人づくり推進方針」を反映して取組が進められるべきと思うがいかがか。
また、構想に基づく取組を進めるに当たり、高校再編などに関しては困難な場面が生じることも予想されるが、構想の実行に当たっての県教委の決意を伺う。
 との質問に対し、

 構想においては、人づくり推進方針を踏まえ、学校づくりの方向性として「高い志を持ち、主体的に未来を切り拓いていく人材を育成する学校」、「人とのつながり、支え合いを大切にする心を育む安心・安全な学校」、「郷土に誇りと愛着を持ち、地域・社会に貢献しようとする人材を育成する学校」の3つの方向で教育活動の充実を図ることとしている。
 また、今後も中学校卒業者数の継続的かつ急激な減少が見込まれるとともに、本県教育を取り巻く環境が大きく変化することが予想されることなどから、特色ある学校づくりと学校・学科の再編整備を進めていくことは不可欠であると考えている。
 特に「学校・学科の再編整備」については、高校教育の質の確保・向上を図るためには、一定の学校規模の確保をめざして、着実に進める必要があると考えており、全県的な視点に立って、年次的かつ計画的に取り組んでまいる。
 との答弁がありました。

 このほか、
〇 総合支援学校VR活用事業について
〇 乳幼児の育ちと学び支援事業について
〇 ヤングケアラーの実態把握及び課題の解決に向けた取組状況や連携体制等について
〇 教員のメンタルヘルス対策について
〇 主権者教育、消費者教育について
〇 教科「情報1」への対応について
〇 いじめ問題について
〇 小規模校・分校における高校教育について
〇 教員の働き方改革について
〇 東部地域グローカル人材育成事業について
 などの発言や要望がありました。

 次に、警察関係では、
 児童虐待事案への対応について、
 近年、児童虐待の通告児童数が高水準で推移し、深刻な課題となっている中、来年度から児童相談所への警察官の配置が増員されるが、その効果等について伺う。
 との質問に対し、

 警察官が児童相談所に出向することにより、児童相談所の立場や方針等を理解した出向警察官がパイプ役となって、各警察署と迅速かつ緊密な連携を図ることができると考えている。
 これまでも、出向警察官同席での対応困難事例における面接や家庭訪問などの直接的対応では、児童相談所職員から「心強く感じた。」との評価を頂くなど、業務を円滑かつ適切に推進しているものと認識している。
 出向警察官については、特に児童の身体及び生命に危険が生じるおそれがあり、早急に安全確認を行う必要があるような緊急性の高い事案に対応することとしており、来年度から2人体制に増員されることで、県内全域における事案の把握や安全確認などの現場対応において、より漏れのない効果的な運用が可能になると考えている。
 との答弁がありました。

 このほか、
〇 ドライブレコーダーの記録映像の提供等に係る協定について
〇 ICT機器を活用した少年の被害防止対策の推進状況について
〇 信号機のない横断歩道におけるハンドサインについて
〇 横断歩道の補修事業について
〇 特殊詐欺被害の防止対策について 
〇 周南警察署の建替整備について
〇 警察官採用募集活動の取組について
〇 クロスボウの規制について
 などの発言や要望がありました。

 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。

 

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