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審査の概要(委員長報告)・令和4年6月定例会 文教警察

ページ番号:0161963 更新日:2022年6月24日更新

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令和4年6月定例会

文教警察委員会審査状況

 令和4年6月20日(月曜日)~21日(火曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査

文教警察委員会委員長報告書

 文教警察委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第1号及び第9号のうち本委員会所管分、並びに議案第11号の議案3件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。

  次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。

 まず、教育関係では、
 学習指導要領の改訂により、高等学校の「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に変更されたが、この授業の考え方や学ぶ内容等について伺う。
 また、総合的な探究の時間を核とした教科横断的な学習活動の充実などに努めるとのことであるが、具体的な取組について伺う。
 との質問に対し、

 この度の改訂では、探究活動がより重視されるものとなった。
 探究活動とは、探究に値するよりよい課題を発見することを重視するとともに、課題の設定、情報の収集、整理・分析、まとめ・表現という探究の過程を繰り返しながら行う学びである。
 例えば、国際理解や環境問題など、解決の道筋が、すぐには明らかにならない課題や、唯一の正解が存在しないような課題などを扱い、最適解や納得解を見いだせるような資質・能力を育成することを目指している。
 教科横断的な学習活動の具体的な取組としては、授業の中で、地元企業と連携して地域の特産品の生産・加工・販売を通じた地域活性化を考える取組や、地元自治体や県内大学と連携して身近な課題をSDGsの視点から探究する取組などを実施している。
 県教委では、「総合的な探究の時間」の充実に向けて、指定校において研究を行っているところであり、今後は、その成果を県内の各学校へ普及させていくこととしている。
 との答弁がありました。

 次に、子供の体力向上について、
 全国的に子供の体力が低下傾向にある中、本県児童生徒の体力向上のため、新たに「ICT体育推進校」を指定し、1人1台タブレット端末などを活用した実践研究を行うとのことであるが、どのように指導していくのか。
 との質問に対し、

 「ICT体育推進校」における実践研究では、小中高それぞれの成長の段階に応じて、自分の動きを客観的に確認させたり、手本となる動画を視聴させたりする中で、児童生徒が運動の楽しさを感じるだけでなく、次第に、自ら課題を発見し、解決することができるようになる体育授業を目指していく。
 との答弁がありました。

 このほか、
○ スクール・ミッション及びスクール・ポリシーについて
○ 部活動の地域移行について
○ 学校現場におけるマスクの着用について 
○ 乳幼児教育の取組について
○ デジタル人材の育成について
○ 再編統合校の入学定員の減少について
○ 教員の人材確保について
○ 宇宙教育の取組について
○ 未来維新プラン等における分かりやすい用語表現について
○ ヤングケアラーの状況把握や相談体制等について
○ 特別支援教育の充実について
○ 公立夜間中学校のニーズの把握について
○ 外国にルーツを持つ児童生徒等の日本語教育について
○ 教員の働き方改革について
○ 高校生の就職支援について
○ 分校の生徒募集停止について
○ グローカル人材の育成について
 などの発言や要望がありました。

 次に、警察関係では、
 地域住民の安心・安全を実現するための交番・駐在所について、あるべき姿や取組方針、統合、見直しによる警察力の効果的な運用について伺う。
 との質問に対し、

 交番・駐在所は、地域住民にとって最も身近な拠り所であり、安心・安全確保の活動拠点として機能するよう、パトロールや巡回連絡等を通じて管内の実態を把握し、その実態に即した活動を行うとともに、常に警戒体制を保持して様々な警察事象に即応するなど、地域に密着した活動を推進し、住民の身近な不安を解消していくことが重要と考えている。
 このため、「地域の見守りとパトロールによる身近な犯罪の抑止と検挙」、「地域住民の意見や要望の把握と問題解決活動」を取組方針として、身近な交番・駐在所の警察官が、安心・安全な社会の実現に向けた活動を推進することとしている。
 また、統合や見直しについては、地域住民の理解を得ながら、人口、交通量、事件事故の発生状況など、治安情勢や社会情勢を総合的に勘案し、警察力を合理的かつ適正に配分するよう検討している。
 検討に当たっては、各地域に密着した警察活動等を継続していくのはもちろんのこと、警察官を集中して運用することにより、限られた体制となる夜間・休日におけるパトロールや初動対応力の強化充実、複数人勤務による受傷事故防止など、警察力の効果的かつ効率的な運用を図っている。
 引き続き、地域に密着した警察活動を推進し、地域の安心・安全を守る活動を行ってまいりたい。
 との答弁がありました。

 このほか、

○ 横断歩行者妨害違反の検挙状況について
○ ハンドサインの活用周知に向けた取組について
○ 「うそ電話詐欺警戒警報」発令期間中の取組について
○ 可搬式オービスの運用状況等について
○ 子供への声掛け、つきまとい事案への対応について
○ サイバーセキュリティ対策について
○ 大麻事犯の情勢について
○ 若手警察官の育成について 
 などの発言や要望がありました。

 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。

 

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