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平成29年9月定例会 知事提出議案説明

ページ番号:0025125 更新日:2017年9月20日更新

平成29年9月定例会 議案説明要旨

 本日は、平成29年度一般会計補正予算その他の諸案件につきまして、御審議をお願いするため、お集まりをいただき、厚くお礼を申し上げます。

 議案の説明に先立ち、御報告申し上げます。
 まず、ブラジル、ペルーへの訪問についてです。
 私は、去る8月23日から31日にかけて、県議会及び多くの県民の皆様とともに、知事就任以来、初めて両国を訪問してまいりました。
 今回の訪問は、山口県出身の移住者等で組織される両国県人会の創立90周年記念式典への出席が主な目的でしたが、訪問中は、県人会の皆様をはじめとする多くの方々から、熱烈な歓迎を受け、今も変わらぬ「ふるさと山口」への熱い思いを直接肌で感じたところです。
 また、将来の県人会を担う人材の育成や、ふるさとである山口県とのつながりをより深めていくためにも、本県との交流を継続してほしいとの御意見もあったところです。
 私は、今回の訪問を通じて、一層強固となった山口県と両国県人会との絆を引き続き大切にし、今後も、若い世代を中心とした人材交流を進め、良好な関係をさらに発展させていくことが重要であると考えています。

 次に、「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」についてです。
 この9月1日から、全国のJRグループ6社と共同で実施する大型観光キャンペーン「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」、いわゆる山口DCがいよいよ始まりました。
 私は、この山口DCを、本県が持つ多彩な魅力を全国に向けて発信する絶好の機会と捉え、これまで、市町や観光関係団体等と一体となって、松下村塾での特別講話など、200を超える重点観光素材を整備するとともに、私自ら、大都市圏での情報発信会などで、本県の魅力を積極的にPRしてきたところです。
 12月までの4箇月間、県内各地で、山口ならではの特別感あふれる企画やイベントなどを多数用意して、観光客の皆さんをお迎えするとともに、本県のファンになっていただけるよう、心のこもったおもてなしに全県を挙げて取り組むことで、山口県の観光力をより一層高め、交流人口の拡大と地域の活性化につなげてまいります。
 そして、これらの成果を、いよいよ明治改元から150年を迎える来年の取組にしっかりと活かしていきたいと考えています。

 次に、「山口ゆめ花博」についてです。
 明治150年プロジェクトの中核イベントである「山口ゆめ花博」については、来年9月の開会まで残り1年を切り、今月18日には1年前イベントを開催するなど、準備も本格化してきています。
 来月には、「ゆめの未来公園はじまる」をキャッチフレーズに、1,000万の山口県の花で彩る会場デザインや日本一長い竹のコースターなどの遊具の設置、都市緑化フェア初の本格的な夜間開催や県民の皆様の意見を反映した県民参加プログラムなど、魅力あふれる企画等を盛り込んだ実施計画を策定することとしています。
 今後は、この計画に沿った準備を着実に進めるとともに、より多くの方に「山口ゆめ花博」を知っていただくための、県内外に向けた情報発信を強化してまいります。
 私は、「山口ゆめ花博」の成功に向け、市町や企業、関係団体、そして県民の皆様と一体となって取り組み、そのエネルギーの高まりを県づくりの更なる推進につなげてまいる考えですので、県議会をはじめ、関係各位の一層の御支援、御協力をお願いいたします。

 次に、北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験についてです。
 北朝鮮は、国際社会の強い要請を無視し、弾道ミサイルの発射や核実験を繰り返しており、県民の不安が高まっています。
 私は、これまでも県民の安心・安全の確保に向け、市町等への情報連絡の徹底を図るとともに、避難行動の周知や訓練等の対策を講じてきたところであり、先月29日のミサイル発射に際しても、直ちに、対応に万全を期すよう、指示をいたしました。
 加えて、今月3日の核実験に対しても、二度と実施することがないよう、県議会議長との連名による抗議文を速やかに発出したところです。
 こうした中、先週も、北朝鮮は、太平洋に向け、日本列島の上空を通過する弾道ミサイルを発射いたしました。
 私は、北朝鮮のこうした挑発行為に強い憤りを覚えるとともに、断じて容認できるものではなく、国において、国際社会を通じた厳重な抗議や万全の措置を講じていただくよう、引き続き、強く要請してまいります。

 次に、最近の経済情勢についてです。
 我が国経済は、緩やかな回復基調が続いており、先行きについても、緩やかに回復していくことが期待されていますが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとされています。
 また、県内経済についても、海外情勢や為替・株価の動向、県内の人手不足が及ぼす影響などに注視する必要があるものの、緩やかに回復しており、私としては、引き続き、今後の経済情勢や国の動向等を十分に注視しながら、適切に対処していく考えです。

 それでは、提出議案の概要について、御説明申し上げます。

 議案第1号は、平成29年度一般会計補正予算です。
 今回の補正予算は、長門市が行う地域の特産品や名所旧跡等の地域資源を活用した交流施設整備を支援するため、所要の補正を行うものであり、その補正額は、7,300万円、補正後の予算規模は、6,809億8,100万円となっています。
 一方、歳入予算については、歳出との関連において、国庫支出金7,300万円を追加しています。

 議案第2号は、平成29年度の県が行う建設事業に要する経費に関し、市町が負担すべき金額を定めることについて、地方財政法等の規定により、県議会の議決をお願いするものです。

 議案第3号及び議案第4号は、いずれも条例の一部を改正するものであり、通訳案内士法及び旅行業法の一部改正に伴う旅行サービス手配業の登録制度の新設に係る手数料の設定等を行うものです。

 議案第5号から議案第9号までは、事件議決に関するものです。
 議案第5号及び議案第6号は、平成28年度の企業会計の利益の処分について、それぞれ県議会の議決をお願いするものです。
 議案第7号は、平成28年度山口県歳入歳出諸決算について、県議会の認定をお願いするものです。
 なお、当該決算に係る主要な施策の成果並びに基金の運用状況についても、併せて説明書を提出しています。
 議案第8号及び議案第9号は、平成28年度の企業会計の決算について、地方公営企業法の規定に基づき、それぞれ県議会の認定をお願いするものです。

 議案第10号は、人事案件に関するものであり、教育委員会の委員の任命について、県議会の同意をお願いするものです。
 教育委員会委員 宮部秀文氏は、来る10月8日をもちまして、その任期が満了いたします。
 つきましては、後任の委員の任命を要するのですが、私としては、宮部秀文氏の再任をお願いすることとし、ここにお諮りいたします。
 なお、同氏の御経歴は、お手元に配布をいたしました履歴書のとおりです。

 この際、御報告を申し上げます。
 工事請負契約の一部を変更すること、訴えの提起をすること及び交通事故等による損害賠償の額を定めることについては、専決処分により、処理をいたしました。
 また、地方独立行政法人法に基づく業務の実績に関する評価結果の報告、債権管理条例に基づく債権放棄の報告、平成28年度の決算に係る健全化判断比率及び公営企業の資金不足比率の報告、中山間地域振興条例ほか6条例に基づくそれぞれの年次報告並びに県が出資等を行っております法人の経営状況を説明する書類については、別添のとおり作成しましたので、提出をいたします。

 以上、提出議案等について、その概要を御説明申し上げました。何とぞ御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

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