
本文
平成31年2月定例会
平成31年3月5日(火曜日)~6日(水曜日) 付託議案の審査、所管事項の調査
商工観光委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第1号、第28号及び第46号のうち本委員会所管分並びに議案第43号の議案4件については、賛成多数により、議案第9号及び第53号のうち本委員会所管分並びに議案第3号、第44号及び第47号の議案5件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。
まず、商工労働部関係では、
中小企業の成長支援について、
第4次産業革命が急速に進展する中、経営や技術の革新による新たなサービスや製品の開発から販路開拓までの事業展開、生産性向上や人材育成など幅広い取組が必要になると考えるが、県では、今後、中小企業の成長支援にどう取り組むのか。
との質問に対し、
産業振興財団に設置した「生産性向上・人材創造拠点」に、新たに、生産性向上支援の専任コーディネータを配置するとともに、IoTを活用した付加価値の高い製品の開発等を支援する補助制度の創設や、短期間で急成長を目指す企業に対して集中的な支援を行うアクセラレータプログラムなどにより、多くの先進モデルの創出や普及に取り組む。
さらに、専門研修受講の助成制度の創設等により、企業の成長を担う中核人材の育成を強化するなど、生産性向上や産業人材の育成に取り組む県内中小企業・小規模事業者の持続的な成長を支援する。
との答弁がありました。
これに関連して、
などの発言や要望がありました。
また、産業人材の確保について、
人手不足が深刻化する中、働く意欲のある女性やシニアの活用、若者の県内企業への就職・定着、県外からの人材の還流の促進が重要と考えるが、今後、産業人材の確保にどのように取り組むのか。
との質問に対し、
山口しごとセンターを中心に、若者や県外在住者への効果的な情報発信や県内への移住・就業の促進、未就業の女性やシニアの就業促進を強化する。
具体的には、スマートフォン向けの就職情報アプリを新たに制作し、県内外の若者が県内の就職情報や企業情報等を一元的に入手・活用できるようにするとともに、就職支援協定校と県内企業による意見交換会等の実施により、協定校との連携を強化する。
また、山口しごとセンターに新たに配置する就業コーディネータを中心とした、就職フェアや職業訓練等の就職情報の提供、企業見学ツアーの実施等により、未就業の女性やシニアに対して、就業意欲の喚起や就業促進に向けた支援を行う。
との答弁がありました。
これに関連して、
の発言がありました。
このほか、商工業振興関連では、
雇用・人材育成関連では、
原発関連では、
次に、観光スポーツ文化部関係では、
観光力の強化について、
新しい観光キャッチフレーズ「YAMAGUCHIMAGIC!」が発表されたが、全国に山口県の魅力を発信するため、県ではどのように取り組んでいくのか。
との質問に対し、
「やまぐち幕末ISHIN祭」で磨き上げた観光素材など、さまざまな成果を活かしながら、観光客のニーズを踏まえたプロモーションを展開していく。
まず、来週東京で情報発信会を開催するほか、4月からJR西日本と連携した「スタートアップキャンペーン」などを切れ目なく展開し、全国からの誘客の拡大に取り組んでいく。
との答弁がありました。
これに関連して、
などの発言や要望がありました。
また、文化振興について、
観光スポーツ文化部として、文化財や美術館等の文化施設を活用し、観光やスポーツとのコラボレーションも図りながら、教育庁や市町等と連携した文化振興にどのように取り組んでいくのか。
との質問に対し、
新たに、文化団体等の情報を一元化した「文化人材バンク」を創設し、観光・スポーツイベントにおいて、県内で活躍する文化団体・個人の発表機会の創出を積極的にコーディネートしていく。
雪舟生誕600年となる2020年に向けては、雪舟を活用した交流促進の取組を関係市等と連携を進め、雪舟の魅力を県内外に広く情報発信するなど、交流人口拡大・地域活性化につながる文化振興に取り組む。
との答弁がありました。
このほか、
などの発言や要望がありました。
以上をもちまして、本委員会の報告といたします。