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「脱炭素社会における産業競争力強化特別委員会」を設置しました。
設置目的、審査内容及び委員名簿は以下のとおりです。
政府が「2050年カーボンニュートラル」を表明して以降、GX(グリーントランスフォーメーション)に係る法整備や様々な支援策が講じられるなど、脱炭素、経済成長、エネルギー安定供給確保の3つを同時に実現していくことを基本方針としたGX推進の動きが活発化している。
全国有数の工業県である本県はその影響を大きく受けることから、本県議会は令和3年7月以降、2つの産業脱炭素化に関する政策特別委員会を設置し、脱炭素化を原動力とした本県産業の成長・発展に向けた取組を中心に調査研究・政策提言を実施してきており、県では、令和5年3月に「やまぐち産業脱炭素化戦略」を策定し、令和12年度を区切りとして取組を進めているところである。
一方で、脱炭素化に向けた環境は刻々と変化しており、国際紛争に起因する燃料価格の高騰や不安定さを増す国際情勢、脱炭素化に必要な技術革新やコスト変動等、将来の見通しに対する不確実性が高まっていることから、これら変化がもたらす本県産業への影響や課題を継続的に把握しながら、取組を着実に進めていく必要がある。
このため、本県議会としても、「やまぐち産業脱炭素化戦略」が折り返しを迎えた令和9年度以降の取組の充実に向けて、これまでの特別委員会の活動を引き継ぎながら、本県が目指す脱炭素社会における産業競争力の強化に向けた新たな課題や対応方策について調査研究を進め、政策提言やフォローアップを行う。
海外の動向や国の目指す方向性・取組と県内産業への影響等
2050年カーボンニュートラルに向けた産業界の取組・課題