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審査の概要(委員長報告)・令和7年9月定例会 文教警察

ページ番号:0319771 更新日:2025年10月6日更新

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令和7年9月定例会

文教警察委員会審査状況

 令和7年10月1日(水曜日)~2日(木曜日) 付託議案等の審査、所管事項の調査

文教警察委員会委員長報告書

 文教警察委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第8号及び第9号の議案2件については、全員異議なく、いずれも可決すべきものと決定いたしました。
 
 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。
 
 まず、教育関係では、
 県立高校再編整備計画について、
 計画期間を2年間延長することの効果や、再編統合の実施年度の設定に当たっての考え方はどのようなものか。
 また、再編統合により設置する新高校の教育内容を、今後、どう検討するのか。
 との質問に対し、
 
 計画期間を2年間延長することで、対象校23校の再編整備を年次的・計画的に進めることが可能となり、新高校の開校や新しい学科の設置に向け、教育内容をより充実させるための準備期間の確保ができるとともに、2年間延長して令和15年度までの計画を示すことで、小中学生が先を見通した進路選択ができるようになる。
 再編統合の実施年度については、各地域の中学校卒業見込み者数の推移などを踏まえ、全県的な視点に立って、年次的・計画的に再編整備に取り組むことができるようにするとともに、新高校の施設・設備の整備に要する期間等も勘案して設定している。
 また、教育内容の検討に当たっては、各対象校の歴史や伝統を踏まえ、特色ある教育内容や、地域と連携・協働した教育活動等を可能な限り新高校に継承するとともに、教育を取り巻く環境や生徒のニーズの変化を踏まえ、新たな教育内容の充実が図られるよう取り組んでまいりたい。
 との答弁がありました。
 
 また、これに関連して、
○ 新高校の校地について
○ 再編統合される高校の部活動について
○ 児童生徒の保護者や地域住民への説明について
○ 遠距離通学により負担が増加する生徒への支援について
○ 学科改編による未来デザイン科の設置について
 などの発言や要望がありました。
 
 次に、新たな時代の人材育成について、
 「やまぐちPRIDE」という合言葉の下、教育活動を展開していくとのことだが、その趣旨と取組はどのようなものか。
 との質問に対し、
 
 少子化の進行等により、地域の担い手不足が深刻化する中、児童生徒がふるさと山口を大切にする気持ちを持って、主体的に地域づくりに参画しようとする心意気を「やまぐちPRIDE」という合言葉で表し、キャリア教育と地域連携教育を一体的に推進する趣旨の下、全県的な機運醸成に向け、各市町の教育長との協議会等、あらゆる機会を通じて協議を重ねながら取組の推進を図っている。
 今後は、知事部局や市町教委、産業界等と連携しながら、小・中・高等学校等の縦のつながりと、学校と地域・社会の横のつながりを一層強化し、取組の充実を図ってまいりたい。
 との答弁がありました。
 
 また、これに関連して、
○ コミュニティ・スクールの強みを生かした地域連携教育の推進について
 などの発言や要望がありました。
 
 このほか、
○ 県立大学附属高校の生徒募集について
○ 県立大学卒業者の県内就職状況と今後の取組について
○ いじめ・不登校等の諸課題への取組の充実について
○ 学校における働き方改革の推進について
○ 児童生徒の学力向上対策について
○ 全国高等学校総合体育大会に係る取組と成果について
○ 教育職員による児童生徒への性暴力の発生状況と対策について
○ 教員採用に伴う奨学金返還免除制度について
○ やまぐちスマートスクール構想2.0の推進について
○ 生成AI・学習アシスタントアプリの活用について
○ 県立高校等における1人1台端末の整備について
○ 県立学校における空調設備の整備状況について
○ 専門高校における外部指導者の活用について
○ 高校生の就職活動における1人1社制の見直しについて
○ 夏休み明けの児童生徒へのサポートについて
○ 保護者等への対応における専門人材の活用について
 などの発言や要望がありました。
 
 次に、警察関係では、
 自転車の交通安全対策について、
 若者に対する自転車の交通安全教育の取組状況はどうか。
 との質問に対し、
 
 県警察では、参加・体験・実践型の交通安全教育を通じ、交通事故事例や高額の損害賠償事例を紹介するなど、自転車運転者の交通安全意識の醸成を図っている。
 来年4月の16歳以上を対象とした自転車への交通反則通告制度の導入に向け、教育庁等と連携の上、基本的な交通ルールと警察の指導取締りの考え方をまとめた自転車ルールブックを活用し、制度等の周知に努めている。
 今後も学校等と連携しながら、交通安全教育の内容を一層充実していく。
 との答弁がありました。
 
 また、これに関連して、
○ 自転車の交通指導取締り状況や違反の特徴について
 などの発言や要望がありました。
 
 このほか、
○ 警察職員の働き方改革について
○ 運転免許業務の合理化について
○ サイバー犯罪対策について
○ 詐欺被害防止対策について
○ 萩運転免許センターの開設について
○ ストーカー対策について
○ 警察官採用募集活動の活性化ついて
○ 児童虐待防止対策について
○ 検視官の育成及びメンタルケアについて
 などの発言や要望がありました。
 
 終わりに、本委員会に付託された意見書案第2号については、採決の結果、全員異議なく「可決すべきもの」と決定いたしました。
 
 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。
 
   
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