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山口県では、県内の再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、バイオマス等)によって発電された電力の利用に積極的に取り組む県内事業所を認定し、県内における再エネ電力の利用を促進するため、「やまぐち再エネ電力利用事業所認定制度」を創設し、「再エネ電力利用宣言事業所」及び「やまぐち再エネ電力利用事業所」を募集しています。
併せて、再生可能エネルギーを提供する「再エネ電力提供事業者」の再エネ電力プランを紹介します。
事業所で使用する電力を、2030年度までに再エネ電力に転換することを宣言した事業所を「再エネ電力利用宣言事業所」(以下、「宣言事業所」という。)として「登録」し、さらに、その中から、実際に再エネ電力に切り替えた事業所(※)を「やまぐち再エネ電力利用事業所」(以下、「認定事業所」という。)として県が「認定」、公表し、「認定証」を交付します。
また、認定証が交付された事業所は、「やまぐち再エネ電力利用事業所」の名称及び「ロゴマーク」の使用、県ホームページでの公表などの特典が受けられます。
なお、認定に当たっては、再エネ電力の調達割合に適合した基準により認定します。
※既に再エネ電力に切り替えている事業所も対象になります。
■「やまぐち再エネ電力」とは?
山口県内の再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、バイオマス等)によって発電された電力のことを言います。
30%以上 、 50%以上 、 70%以上 、 100%
以下の手法1~3により、事業場における使用電力を再エネ比率30%以上にすることです。(1~3の手法を組み合わせることも可能です)
【手法1】 自家発電
・自社が保有する発電設備による発電
【手法2】 再エネ電力の購入
・小売り電気事業者との契約(再エネ電力由来メニュー)
・PPAモデル等を活用した電力購入
【手法3】 環境価値の購入
・再エネ電力証書の購入
「認定事業所」の「認定」を受けるためには、「宣言事業所」として「登録」を行う必要があります。
なお、「宣言事業所」の「登録」は、「ぶちエコやまぐち宣言書」で宣言してください。
※「宣言事業所」で宣言する内容は、2030年度までに再エネ電力に転換すること(=目標)であることから、「認定事業所」に申請する再エネ調達割合(=現状)と必ずしも一致する必要はありません。
<事業スキーム>
30%以上 |
50%以上 |
70%以上 |
100% |
3種類のモチーフを組み合わせたメッセージ性のあるロゴマークです。
「再生可能エネルギー」=「繰り返し利用できるエネルギー」をイメージした「∞(無限大)」と、「energy」の頭文字「e」、再エネの象徴である「太陽」を組み合わせ、個性的なフォルムのデザインに仕上げました。
丸みのあるフォルムは親しみやすく、はっきりとした色調は視認性に優れています。
7つの放射状のラインは、永続的に利用できるエネルギー源として認められている「太陽光・風力・水力・地熱・太陽熱・自然界に存在する熱・バイオマス」を表現しています。
シンボル |
30%以上 |
50%以上 |
70%以上 |
100% |
シンボル |
|
50%以上 |
70%以上 |
100%以上 |
SDGsや環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の要素を重視したESG投資といった国際的な潮流を踏まえ、脱炭素化を視点に入れた経営が評価されてきています。
再エネ電力の利用は、脱炭素社会の実現やSDGsへの貢献だけでなく、新たな顧客や取引先の獲得、さらに、事業の拡大・成長にもつながることが期待されます。
以下のいずれにも適合し、実際に再エネ電力を調達している宣言事業所又は宣言事業所内の事業場等
※申請は、宣言事業所又は宣言事業所内の事業場等(店舗や部署ごと)を単位として申請できます。
事業場の単位は、電気メーターが個別に設置してあり、消費電力量や再エネ由来電力量が明確である必要があります。
令和4年6月1日(水曜日)から随時申請可能です。
※ 認定期間は、認定日から起算して3年を経過した日の属する年度の末日まで
「宣言事業所」が、実際に再エネ電力の調達に切り替えた際は、「やまぐち再エネ電力利用事業所認定制度」実施要綱をご確認いただき、以下の書類のご提出をお願いします
申請書類1部を下記提出先に郵送またはメールにてご提出下さい。
郵便番号:753-8501
山口市滝町1-1 山口県環境生活部環境政策課地球温暖化対策班
e-mail:a15500@pref.yamaguchi.lg.jp
・提出書類の返却は致しません。
・Faxによる申請書類の提出はご遠慮願います。
・応募書類に不備があった場合には、追加の書類を求めることがあります。
「やまぐち再エネ電力利用事業所認定制度」実施要綱 (PDF:154KB)
認定申請事項変更届出書(別記第3号様式) (Word:26KB)
売電をしていない旨の誓約書(様式例) (Word:13KB)
認定申請に係る手引き (PDF:710KB) (PDF:707KB)
令和6年12月4日現在、21社37事業所を「やまぐち再エネ電力利用事業所」に認定しています。
令和6年12月23日現在、40事業所が2030年までに再エネ電力の調達へ転換することを宣言されています。
宣言事業所登録一覧(令和6年12月23日現在) (PDF:300KB)
やまぐち再エネ電力利用事業所認定制度に係る「再エネ電力提供事業者」として参加いただいた小売電気事業者が提供する「再エネ電力プラン」を紹介しています。
※昨今の燃料価格高騰を受け、新規契約のお申込みを停止している事業者があるため、事前に各社にお問い合わせのうえお申し込みください。
小売電気事業者名 |
再エネ電力プラン名 ※クリックいただくと電力会社のホームページをご覧いただけます。 |
供給区分※1 | 再エネ率 (%) |
「やまぐち再エネ電力」の有無 |
再エネ証書の 有無 |
PRポイント | |||
低圧 |
低圧 |
高圧 |
特別 |
||||||
再エネ特約<外部リンク> | ○ | ○ | 1~ 100 |
含む | 無 | 再エネ比率を指定できる、中国電力の基本の再エネメニュー | |||
再エネ特約<プレミアム><外部リンク> |
○ | ○ | 1~ 100 |
含む | 有 | RE100に適合する「トラッキング付非化石証書」により環境価値の由来が分かるメニュー | |||
ぐっとずっと。再エネ・グリーンプラン<外部リンク> | ○ | ○ | 100 | 含む | 無 | 再エネ由来の環境価値により、ご家庭などで再エネ100%の電気を使用できるメニュー |
小売電気事業者名 |
再エネ電力プラン名 ※クリックいただくと電力会社のホームページをご覧いただけます。 |
供給区分※1 | 再エネ率 (%) |
「やまぐち再エネ電力」の有無 |
再エネ証書の 有無 |
PRポイント | |||
低圧 |
低圧 |
高圧 |
特別 |
||||||
ミツウロコグリーンエネルギー株式会社 |
メニューG<外部リンク> (やまぐちぶちエコでんき<外部リンク>) |
○ | ○ | ○ | ○ | 100 | 含む (100%) |
有 |
山口県の水力発電所で発電された電気を活用する地産地消のメニュー ※山口県企業局とミツウロコグリーンエネルギー(株)が連携して提供 |
低圧(電灯) |
主に一般家庭、事務所、商店で電気を使用される方 |
---|---|
低圧(電力) | 主に工場のモーター、商店の大型冷蔵庫、事務所のクーラーなどで電気を使用される方 |
高圧 | 主に工場、事業所ビル、商業施設などで電気を使用される方(原則、契約電力が50Kw以上の場合) |
特別高圧 | 主に大規模な工場など、大量の電気を使用される方(原則、受電電圧20,000V以上、契約電力が2000Kw以上の場合) |
詳しくは再エネ電力提供事業者の募集についてをご覧ください。