本文
令和5年度 仙崎湾における赤潮警報の発令について
仙崎湾における赤潮警報の発令について
1 現状
本日、仙崎湾において、魚類に対して有害なプランクトン(カレニア ディジタータ)が増殖し、赤潮警報密度である1,000個/mlを超える7,783個/mlの発生を確認したことから、同日、長門市及び関係漁協に「赤潮警報」(裏面資料のとおり)を発令し、警戒を呼びかけました。
なお、現時点で赤潮による漁業被害はありません。
[赤潮警報発令対象市(漁協)] 長門市(山口県漁協 14支店)
2 県の対応について
今後も、モニタリング調査等を通じた情報収集や調査結果の提供などにより、一層の警戒を続けるとともに、関係市及び漁協に対し、次の点について指導を行います。
・ 漁港内での蓄養は避け、活け〆出荷等の対策を講じること。
・ 養殖魚等については、より深い生け簀の活用、餌止めによる魚の安静状態維持、早期出荷などの対策を講じる
こと。
3 今後の見通し
気象条件等によっては、広い範囲で本種がさらに増殖することも考えられることから、今後の発生動向に十分留意する必要があります。
4 参考
○ 本種は、海水が着色しない低密度の細胞数で魚類を斃死させたこともある非常に毒性の強い有害プランクトンで
す。
○ 本種は、表層にパッチ状になって集積する傾向がありますが、表層以外にも滞留して、上下動を繰り返すことがあ
りますので、注意が必要です。
○ なお、当該海域における魚介類を食しても人体に影響はありません。
〇 本年1回目の赤潮警報です。