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第71回山口県漁村青壮年女性活動実績発表大会の結果について
1 概要
本日、下関市シーモールパレスで開催された標記大会において、県下各地域の青壮年3グループ、女性1グループが活動実績の発表を行い、青壮年の部、女性の部のそれぞれについて審査した結果、下記2グループが最優秀グループとして選定、表彰されました。
これら最優秀グループは、山口県代表として3月4日(火曜日)に東京都で開催される第30回全国青年・女性漁業者交流大会に参加し、活動実績を発表します。
2 最優秀グループ
発表者 所属団体 |
発表テーマ/発表概要 |
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青壮年 |
原 将明(はらま さあき) 合同会社大兵(たいへい)食品 |
漁師の会社(同)大兵食品 ~漁師による6次産業化の取組~ |
山口県漁業協同組合周南統括支店の漁師7名で立ち上げた「(同)大兵食品」は、ハモなどの水産物を自ら漁獲するとともに、地域の漁業者からも買取し、「釣りハモの骨切りフィレ」などの加工品開発から販売を行う6次産業化に取り組んできた。 さらに、「はもかつバーガー」などの新商品の開発や、道の駅ソレーネ周南の鮮魚店での消費者への直接販売などにも取り組んだことで、売り上げも順調に伸びている。 これらの活動により、周南産ハモ等の地産・地消の促進やオリジナルキャラクターによる県全域への知名度向上、さらには水産以外の企業との連携による取組も生まれており、地産・地消を軸として地域の活性化に貢献している。 |
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女 性 |
飯田 久美子(いいだ くみこ) 山口県漁業協同組合上関支店女性部 |
わたしの話を聞いて~や! -とある漁家の嫁の話- |
山口県漁業協同組合上関支店女性部は、季節によって獲れる魚が変わること、おいしい時期も変わることを知らない方が多いことから、近年、地元の方を対象に、季節ごとに変わる旬の魚とその調理方法を教える料理教室を定期的に開催し、魚食普及に取り組んでいる。 また、他地区の女性部とも連携した料理教室も開催しており、他地区でも獲れる魚の調理技術の向上を図っている。 こうした活動の結果、当初は上関町内の参加者が多かったが、人づてに話が広まっていき、今では周辺市町の人も参加するなど取組が定着し、地域の活性化に寄与している。 |
(裏面へ続く)
3 発表者一覧
発表者 |
所属団体 |
発表テーマ |
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青壮年 |
春永 克巳(はるなが かつみ) |
豊北地区担い手育成部会 |
豊北地区の漁師として今の漁業に どう取り組むか |
原 将明(はら まさあき) |
合同会社大兵食品 |
漁師の会社(同)大兵食品 ~漁師による6次産業化の取組~ |
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吉村 洋実(よしむ らひろみ) |
山口県漁業協同組合大浦支店 アカウニ養殖実行団体 |
アカウニ養殖の技術開発を目指して |
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女性 |
飯田 久美子(いいだ くみこ) |
山口県漁業協同組合 上関支店女性部 |
わたしの話を聞いて~や! -とある漁家の嫁の話- |
(※発表順)
4 参考:第71回山口県漁村青壮年女性活動実績発表大会の概要
(1) 目的
漁業経営・漁村生活改善の担い手として活躍している漁村青壮年・女性が集い、お互いの知恵や技術を活かした先進的な活動実績を発表するとともに、新規漁業就業者の代表による決意表明を行い、豊かで創造力に富む漁村を築くことを目的とする。
(2) 主催
山口県実績発表大会実行委員会(委員長:森友 信(もりとも まこと) 山口県漁協代表理事組合長)
(3) 大会概要
1.新規漁業就業者への激励
2.新規就業者による決意表明
3.漁村青壮年女性活動実績発表、審査及び表彰