本文
美祢市原木椎茸生産振興会が育林技術と安全作業の研修会を開催
令和6年10月11日(金曜日)、美祢市美東町長登の椎茸原木林において、美祢市原木椎茸生産振興会(会長 黒瀬義源)が育林技術と安全作業の研修を実施しました。
この研修は、椎茸生産用の原木を伐り出す時期を迎えるにあたって、伐採の準備とあわせて、会員を対象に生産技術の向上や伐採する際の安全の確保・向上を図るために実施しているものです。
はじめに、椎茸原木林の育林作業の効率化について現地確認を行いました。近年、森林整備において低コスト化のため下刈回数の削減等が進められていることから、一昨年伐採した区域と昨年伐採した区域の下草の繁茂状況を確認し、伐採後1年目は下刈を省略することが可能であることを確認しました。
安全研修では、美祢農林水産事務所が、伐木作業等の安全のポイントを再確認するとともに、林業の死亡事故で最も多くを占める「かかり木」について説明をし、園田副会長からロープとカラビナを使った簡易な「かかり木」処理について説明がありました。
当振興会では、引き続き、椎茸原木林の適切な管理を行うとともに、様々な研修会や取組を通じて、美祢市原木椎茸の生産拡大や認知度向上を図ることとしています。
伐採後1年目と2年目の下草の状況確認