ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織で探す > 農林水産部 > 美祢農林水産事務所 > 林業の担い手を養成  「伐木作業ステップアップ研修」を実施

本文

林業の担い手を養成  「伐木作業ステップアップ研修」を実施

ページ番号:0297280 更新日:2025年3月28日更新

 令和7年3月18日に、美祢市大嶺町北分の山林内で、美祢農林水産事務所が主催して、「伐木作業ステップアップ研修」を実施しました。

 これは、チェーンソーによる伐木造材作業における安全作業のポイントの理解を深めてもらおうと、美祢地区林業サポーター養成講座の修了者を対象に実施したもので、当日は、あいにく雪交じりの小雨模様でしたが、令和5年度、6年度の修了生4名の参加がありました。

 はじめに、美祢農林水産事務所の林業普及指導員から安全作業の確認があり、次に、ヒノキ林内にて、講師による応力のかかった倒木処理を実演していただきました。伐木作業で応力のかかった木の処理はベテランでも危険な作業です。どこに立って切ればより安全か、どのように切り込むことで応力を弱めていくのか、実演を通してポイントを教えたいただきました。

 続いて、研修生1人1人が伐倒作業を行いました。手入れの行き届いていないヒノキ林だったため、倒した木が隣の木に掛かってなかなか倒れず、研修生は掛かった木の処理に苦労しながらどうにか全員が倒すことができました。

 最後に、チェーンソーの刃の目立てを実演していただきました。安全作業にはよく切れることが重要で、ヤスリの感触で目立て具合がわかるようになるには経験が必要との説明があり、研修生は熱心に見入っていました。

 今回の研修は、少人数で実演を交えて説明を受けたので、研修生からは「とても勉強になりました」などの声が聞かれました。当事務所では、今後も森林資源の循環利用に向けて、林業の担い手確保・育成を推進していきます。

 

応力がかかった倒木の処理の実演    造材作業の実技

 応力がかかった倒木の処理の実演             造材作業の実技