本文
群マネ(地域インフラ群再生戦略マネジメント)
群マネ(地域インフラ群再生戦略マネジメント)に関連する情報掲載ページです。
群マネとは?
🌱 群マネとは
群マネ(地域インフラ群再生戦略マネジメント)とは、
自治体がそれぞれ単独で行ってきたインフラ(道路・河川・公園・上下水道など)の維持管理を、「群(グループ)」としてまとめてマネジメントする取り組みです。人員や技術力が限られる中でも、効率的・効果的にインフラメンテナンスを行うことを目的としています。
🧩 群マネが生まれた背景
自治体の技術系職員の不足や、老朽化が進むインフラの増加により、従来の個別管理では維持が困難になりつつあります。そのため国土交通省は、複数自治体・複数分野をまとめて管理する「群マネ」を全国的に推進しています。
🏞 群マネの2つのタイプ
群マネには主に次の 2種類 があります。
(1) 広域連携の群マネ
市町村同士の水平連携、県が関与する垂直連携など、
自治体の枠を越えてインフラをまとめて管理します。
(例:奈良県、静岡県-下田市などの事例)
(2) 多分野連携の群マネ
道路・河川・公園・下水道など、
インフラの分野を越えてまとめて管理する取り組みです。
(例:道路+河川+公園の組み合わせ など)
🪢 「群マネを支える束」とは?
群マネの実践では、以下のような“束ねる仕組み”を組み合わせて効果を高めます。
・プロセスの束(点検・設計・工事をまとめる)
・事業者の束(Jvや協同組合などの連携)
・時間軸の束(複数年契約など)
・データの束(自治体間でデータ共有)
・学の束(学識者の助言・研修)
・住民の束(住民参加の促進)
🎯 群マネのねらい
群マネによって、次のような効果が期待されています。
・限られた人員で インフラ維持管理の質を確保
・複数自治体・複数分野を束ねて 効率化・費用削減
・データ共有や共通仕様により 業務の標準化・DX推進
・住民参加や学識者連携による 多角的なマネジメント
■群マネ関連HP
群マネの手引きVer.1【概要版】 (PDF:1.32MB)
群マネの手引きVer.1 (PDF:13.2MB)
報道発表【群マネの手引きVer.1】 (PDF:970KB)
- 群マネ特設HP(ポータルサイト)<外部リンク>
まずは『群マネの手引き』を読んでください。
(※絶対に1人で読まないでください。)
(※チームで課題やアイデアを共有することが何より重要です。)

山口県での取り組み状況
🌱 山口県で群マネが必要とされる背景
山口県では、市町によって職員数・体制にばらつきがあり、特に技術系職員が少ない自治体では、道路・河川などの維持管理を単独で行う負担が大きい状況があります。
また、老朽化が進む社会資本が全国的に増えており、今後さらに計画的な点検・補修が必要になるインフラが増加します。
このため山口県では、県と市町が連携し、インフラ維持管理を効率化する「群マネ」の導入・実践が重要な施策となっています。


■取り組み状況(随時更新)
- 2025年2月28日 広域連携による市町村事務の共同実施モデル構築事業
4連携団体(山口県-下松市-光市-周南市)で採択された。内容:維持管理業務の高度化・効率化
→総務省HP<外部リンク>
- 2025年11月4日 山口県庁内勉強会開催
まずは群マネを知る事から。
→勉強会資料 (PDF:1.56MB) 勉強会の様子(土木建築部_Instagram)<外部リンク>
- 2025年11月28日 静岡県と意見交換
静岡県の優れた事例を学びながら、山口県と連携して災害対応における「遠隔群マネ(仮称)」を
推進していくことを確認しました。
→意見交換会の様子(土木建築部_Instagram)<外部リンク>

