ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織で探す > 教育庁 > 教育政策課 > 教育長の部屋・令和3年(2021)年9月1日メッセージ

本文

教育長の部屋・令和3年(2021)年9月1日メッセージ

ページ番号:0102664 更新日:2022年1月4日更新

ようこそ教育長の部屋へ

教育長メッセージ(令和3年9月1日)

 新型コロナウイルス感染症については、デルタ株の影響等により、全国的に感染者が急増しており、県内でも、これまでに経験したことのない感染拡大の局面を迎えています。
 県民の命を守るために懸命に奮闘していただいている医療従事者の方々や、子どもの学びを支えていただいている全ての学校関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。

 そうした中、夏休みも終わり、多くの学校で新学期を迎えました。
 子どもの学びの保障や心身への影響等の観点から、当面、地域一斉の臨時休業等は行いませんが、今後も県内外の感染状況を注視しながら、感染が広がっている範囲に応じて、保健所とも相談し、学級単位や学年単位などの必要な範囲で適切に対策を講じてまいります。

 具体的には、県立学校では、国の衛生管理マニュアルの定める地域の感染レベルを「レベル3」に引き上げて、例えば、各教科において、長時間、近距離での対面形式等の活動は控える等の感染症対策を講じても、なお感染のリスクが高い学習は行わないなど、感染防止対策を徹底します。
 また、各学校においては、3密の回避や換気、正しいマスクの着用など、基本的な感染防止対策を、今一度徹底してまいります。
 県教委としては、子どもたちが安心して学校に登校し、学校教育活動を円滑に継続できるよう、市町教委等と連携し、感染防止対策に万全を期して、日々、緊張感を持って対応してまいりますので、児童生徒、保護者の皆様におかれましても、御理解、御協力の程、よろしくお願いします。

 その一方で、県では、このコロナ禍による社会変革の動きをしっかりと捉え、「新たな日常」を確立すると同時に、その変容を未来に向けた成長へとつなげていくため、県政の幅広い分野でデジタル化を強力に進めています。
 特に教育分野においては、全国に先駆けて整備した児童生徒1人1台タブレット端末を活用し、子どもたちの可能性を広げていく「やまぐちスマートスクール構想」を掲げて取組を推進しています。

 この取組の中で、夏休みには、県内7つの会場をオンラインでつないで、第1回目の全県合同のハイレベル課外授業(ドリカムゼミ)を開催しました。
 当日は、自宅からのオンライン参加も含め、14校から約80名の生徒が参加し、通常の授業とは一味違った形式で学びを深めました。日頃は顔を合わせない先生と生徒同士が、地域を超えてつながり、触発しあう機会は、大変有意義なものであると感じました。
 また、専門高校でも、日商簿記の受験対策講座や技能検定に向けたフラワー装飾作業の実技指導をオンラインで実施するなど、ICTを活用して、新たな学びの機会を創出しています。
 その他、海外の学校等との英語を用いた遠隔授業・生徒間交流の取組や、次代を担うトップレベルのデジタル人材の輩出を目的とした「やまぐち高校生データサイエンティスト育成講座」もスタートしました。

 県教委としては、全国トップクラスのICT環境を最大限に活かし、これまで蓄積してきた教育実践と最先端の技術を最適に組み合わせながら、これからの時代に必要な資質・能力を身に付けた子どもたちの育成に向けて、全力で取り組んでまいります。

 引き続き、皆様方の御支援、御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

山口県教育長 浅原司

これまでのメッセージ