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おいでませ知事室 やまぐちの魅力を世界へ発信!

ページ番号:0011266 更新日:2015年6月8日更新

 皆さん、こんにちは。村岡嗣政です。
 現在、イタリアで開催されています「ミラノ国際博覧会(万博)」に、先月、私も参加してまいりましたので、そのときの様子などについてご報告も兼ねてお話ししたいと思います。

 ミラノ万博は、「食」をテーマとして、イタリアのミラノ市で5月1日から10月31日の184日間にわたり開催され、その規模は、参加国等148、想定入場者数約2,000万人という大変大きな国際博覧会です。

 我が国も、ユネスコの無形文化遺産に登録された和食を世界にアピールできる大きなチャンスとして、万博会場内に日本館を出展しており、山口県を含めて35自治体等が交代で参加し、連日、日本各地の様々な魅力を発信しています。

 私は、山口県の食や伝統工芸、観光などの魅力を世界の多くの皆さんに知っていただく絶好のチャンスと捉え、先月の24日から27日の4日間、イタリアで「やまぐちの魅力」を売り込んできました。

 会場では、「フグの薄造り」や「岩国寿司」の実演・試食をはじめ、最近海外でも大変高い評価をいただいている「日本酒」の試飲や岩国市錦町に伝わる「神楽」の実演などを行い、連日、会場の皆さんに大変ご好評をいただくとともに、こうした様子は、イタリアの二大紙やテレビのキー局、インターネットのサイトでも報道され、世界に向けて山口県の魅力をしっかりと発信できたものと確信しています。

 特に、フグについては、ヨーロッパ(EU)の場合、有毒部位のある魚の輸入が禁止されており、このたび万博の特例措置により、初めてフグの持込みが実現したもので、初めてフグを食べた世界各国の方々にも大変喜んでいただきましたし、その繊細な味はもちろん、菊盛りや鶴盛りの高い芸術性も広くアピールすることができました。

 また、万博会場とは別会場のイタリア最大の日本食材専門店において、「展示・商談会」を開催し、県内12社から出展した日本酒、こんにゃく、みかんゼリーなどの各商品に味や品質について高い評価を得ました。今後、輸出展開にあたっては、競合する他国の商品との違いをどのようにPRするのかなどの課題もありますが、将来の海外展開につながるよう、今回の経験や蓄積したノウハウを生かした取組を継続的に進めていきたいと考えています。

 なお、余談ですが、万博のオープニングセレモニーでは、私がイタリア語であいさつや山口県の紹介を行いました。ステージに上がる前には大変緊張しましたが、心を込めて「やまぐちの食」を紹介していると、会場の皆さんに笑顔が広がっていき、私も自然と打ち解け、楽しい雰囲気の中、説明を進めることができました。慣れないイタリア語ではありましたが、山口県の魅力をしっかりと伝えることができたと考えています。

 このたびのミラノ万博や展示・商談会を県産品の輸出拡大に繋げるとともに、一人でも多くの海外の方に、実際に山口県へ来て、見て、感じていただければと思っています。

ミラノ万博(知事あいさつ)ミラノ万博(フグの薄造り)