本文
LEARN in やまぐち「どこでも科学実験室」プログラムを開催しました。
山口県と東京大学先端科学技術研究センターとが連携した新たな時代の人づくり
LEARN in やまぐち 『どこでも科学実験室』を開催しました。
りんごの季節がやってきた。
甘いりんご。ちょっと酸味のあるりんご。シャキシャキしたりんご。いろんなりんごがある。
例えば、りんご「ふじ」のように同じ品種でも、産地によって違いがあることに君は気付いていたかい?
そんなりんごの違いを「科学的に」解明してみよう!
今回のプログラムでは青森県と山口県、遠く離れた2つの場所でつくられたりんご「ふじ」を比べてみよう。
青森県と山口県から採られたばかりのりんごと、りんごの秘密を明かす実験器具で、りんごを味わって、計測して、違いを科学してみよう。
青森県と山口県のりんごで、教科書を離れた学びの楽しさに気づいてみよう!
1 プログラムの概要
(1)日時
令和5年11月19日(日曜日)14時~15時頃
(2)実施場所
KDDI維新ホール203会議室及びオンライン(Zoom) ※ハイブリッド方式
(3)内容
「どこでも科学実験室」~青森県と山口県のりんごを比べてみよう!~
・見た目を比べてみよう。
・食べ比べてみよう。
・糖度を比べてみよう。
・硬さを比べてみよう。
・山口県のりんごを考察してみよう。
(4)講師
・中邑 賢龍(なかむら けんりゅう)氏(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー/山口県新たな時代の人づくりアドバイザー)
・赤松 裕美(あかまつ ひろみ)氏(東京大学先端科学技術研究センター 特任助教)
2 参加者
・県内の小学5年生~中学3年生 10名(対面5名、オンライン5名)
・県外の児童・生徒 5名(青森県・福島県からオンラインで参加)
3 プログラムの様子
青森県と山口県のりんごを用いて、「見た目」や「食感」、「糖度」、「硬度」などを比べた科学実験で分かったりんごの特徴の違いから、産地の風土や地域性の違いを考察し、主体的な学びや好奇心・探究心の向上を図りました。
4 参加者の声(プログラム後の感想より抜粋)
・青森県と山口県のりんごの特徴はそれぞれ違って、味も違いました。気候条件が違うと、同じ品種でもこんな風に違うものになるのはびっくりしました。
・りんごが送られてきて「どっちが青森県のりんごかなー?」と考えてみて、始まる前からワクワクしました。参加したときに緊張してあまり上手く話せなかったけど、LEARNの和やかな雰囲気に緊張がほぐれてすごく嬉しかったです。
・甘さが測れる機械があることに驚きました。何で甘さが数字として表されるのか調べてみたいです。
・実際に果汁を絞って図るのは果汁もでないし、手は痛くなって大変だったけど、測れたときに面白くて、糖度計の仕組みがどうなっているのか気になりました。
・今回のプログラムを通じて論理的に証明することの重要性、人によって、それぞれ感じ方が違うため、それを証明しデータにまとめる事に対して強い興味を持ちました。
・このような機会は山口県にいたらあまりないので、為になる経験をさせていただきありがとうございました。
・(前回のプログラムで)仲良くなった人とまた会えたことが良かった。
・はじめてのことが苦手なこどもが、こういった課題に取り組めたことに成長を感じました。(保護者)
・りんごを通してたくさん学びが広がった気がします。農園で働き、対価を得て、青森県の人たちとも交流を持つことが出来て視野が広い学びができたかなと思います。りんごに限らず物事1つ考えるとき、その背景や歴史、今の取り巻く状況など今回のプログラムを通して興味を持つ視点が変わった気がします。(保護者)
・経験が足りないと子どもなりに考え、観光に出かけるようになりました。自分の思いを自由に伝えることができ、それらを受け入れてもらえるという経験が、必要なことだと思うので、参加させていただきとてもありがたいです。(保護者)
その他
○「LEARN in やまぐち」(どこでも科学実験室)チラシ (PDF:367KB)
○過去の山口県での開催内容はこちら
・令和4年度のプログラム<外部リンク>
・令和5年度のプログラム「朝まで昆虫観察」<外部リンク>
○東京大学先端科学技術研究センター 個別最適な学び寄付研究部門 LEARNについてはこちら<外部リンク>