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知事発言集・令和8年公務始め・知事訓示

ページ番号:0331904 更新日:2026年1月5日更新

 皆さん、明けましておめでとうございます。

 公務始めに当たりまして、今後の県政運営に関する私の考え方を申し上げたいと思います。

 これまで皆さんと共に進めてきました新しい県づくりの取組は、確かな成果として表れてきています。

 とりわけ、産業の成長に向けて力を入れている企業誘致は、毎年実績を伸ばしてきておりまして、昨年の新規投資額は3年連続で過去最高を更新をして、2,000億円に迫るとともに、本県の成長をリードする半導体関連企業等の集積が進んできています。

 また、県産農林水産物等の輸出は、輸出先・品目とも拡大をしていますし、国際チャーター便も再開後、運航を重ね、いずれも高い利用率と満足度を上げています。加えて、本県への移住についても、相談窓口でのきめ細かな対応等によって、移住者数が8年連続で増加をしています。

 そうした一方で、人口減少は厳しさを増し、生産年齢人口の減少と、それに伴う人手不足が様々な分野に影響を及ぼしています。また、国内外の社会経済情勢が急速に変化をするなど、先の見通せない、こうした時代となっています。

 このような状況にしっかりと対処して、これを乗り越えていくとともに、これまでの県民の皆様と共に積み重ねてきました成果を基盤に、施策を一層前に進め、そして将来にわたって持続可能で活力ある山口県を創り上げていかなければなりません。

 今年は、本県の更なる発展と飛躍に向けまして、県づくりの取組を確かな成果へと結びつけていく、そして山口県をより高いステージへと押し上げていく、そうした未来への挑戦を果敢に進めていく一年にしていきたいと考えています。

 このことを念頭に、職員の皆さんに3点、お願いをいたします。

 1点目は、「確かな成果に向けた積極果敢な挑戦」です。

 冒頭申し上げましたように厳しさを増している人口減少を克服をして、本県の活力をさらに高めていく、そのためには、これまでに積み重ねてきた成果を基盤にして、産業力の強化をはじめ、人口の社会減対策や少子化対策、そして住みよい地域づくりなど、新たな県づくりの取組を加速をさせていくことが必要です。

 国においても、人口減少を最大の課題と位置付けているとともに、「強い経済」の構築を政策の柱に掲げて、「地方の活力は、すなわち日本の活力である。」との認識の下で、地方が持つ伸び代を最大限に活かして、地方から我が国を成長軌道に押し上げていくとされています。

 こうした国の動きにも呼応しながら、市町や関係団体と緊密に連携を図り、県の強みとポテンシャルを最大限に発揮をして、本県の取組を強力に進めていきます。

 同時に、県民の皆様の暮らしの安心・安全はあらゆることの基本であります。これをしっかりと守り抜くことが、豊かな暮らしの実現につながります。持続可能な医療・福祉サービス提供体制の構築や、防災・減災、国土強靱化の更なる推進に向けた取組を充実・強化していきます。

 これらの取組を確かな成果につなげていく、そして山口県の未来を切り拓いていくためには、職員一人ひとりの意識と行動が何よりも重要です。皆さんには、目の前の課題に真摯に向き合い、そして現場の声をしっかりと受け止め、前例にとらわれない柔軟な発想で積極果敢に挑戦をしていただくようにお願いします。

 2点目は、「交流人口の拡大と魅力の発信」についてです。

 今年は、「山口デスティネーションキャンペーン」が9年ぶりに開催をされます。昨年のプレの開催を通じまして、県内各地で新たな観光素材、また体験コンテンツの創出・磨き上げが進み、国内外から多くの観光客をお迎えする準備が整いつつあり、官民一体となって取組を一段と加速をしていきます。

 また、Mine秋吉台ジオパークのユネスコ世界ジオパーク認定や、宇野千代さんをモデルとしたNHK連続テレビ小説「ブラッサム」の放送、ピックルボールの国際大会などが予定されており、山口県が国内外から大きな注目を集める、そうした一年となります。

 こうした大きなチャンスを最大限に活かして、豊かな自然、食、歴史、文化など本県の多彩な魅力を積極的に、そして効果的に発信をし、認知度を高め、山口県のブランド力を強化して、交流人口の拡大、そして地域の活性化につなげていきたいと思います。

 このような取組を強力に推進する中で、職員の皆さん一人ひとりが、山口県のファンを拡げていく「魅力発信の担い手」である、そういった意識をですね、改めて強く持っていただいて、様々な機会を捉えて、本県の魅力を積極的に発信をし、伝えていただくようにお願いをいたします。

 3点目は、「危機管理の徹底」についてです。

 先月、青森県東方沖地震が発生し、八戸市では震度6強を観測するとともに、初めて後発地震注意情報が発表されました。

 南海トラフ地震も高い確率での発生が懸念されています。こうした大規模地震をはじめ、気候変動による集中豪雨などの自然災害、そして新興感染症等の感染拡大、サイバー攻撃など、近年、予測困難なリスクが増大をしています。これらは、いつ発生するか分からず、一瞬の油断が重大な不利益を及ぼすことになります。

 職員の皆さんには、これまで以上に危機管理への意識を高め、平素からの十分な心構えと事前の備えを、改めて徹底をしていただきたいと思います。併せて、日常業務においてもリスクが常に潜んでいることを意識して、未然防止に努めるとともに、適切な判断と行動を心掛けていただくようにお願いします。

 加えて、いざ危機事態が発生した場合には、初動の対応が極めて重要となってきます。県民の皆様の安心・安全を最優先に、正確な情報の収集や共有を迅速に行い、関係機関との緊密な連携を徹底した上で、速やかに、そして的確に対応していただくように、改めて強くお願いします。

 以上、3点について申し上げました。

 職員の皆さんには、それぞれの持ち場で、スピード感を持って果敢に挑戦を続け、県民の誰もが豊かさと幸せを実感できる「安心で希望と活力に満ちた山口県」、この実現に向けまして、一層力を尽くしていただきますことを、重ねてお願いを申し上げまして、私の年頭の訓示といたします。

 皆さん、1年間頑張っていきましょう。