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知事記者会見録・最新分
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知事
本日、私の方からは、特定利用空港への対応について、ご説明をさせていただきます。
「特定利用空港」とは自衛隊・海上保安庁が、平素から必要に応じて空港を円滑に利用できるように、空港管理者との連絡・調整体制を設けるものでありまして、現在、全国で11空港が対象とされています。
本県の対応でありますが、国からの説明を受けて、地元宇部市と情報共有を図りながら、国が進めている本取組の主旨、また、地元関係団体の意見も踏まえ、空港管理者として慎重に検討を行ってきたところです。
県としては、地元関係団体の理解が得られたことや、災害時における住民避難や災害派遣の効率的な実施が期待されることなどから、「円滑な利用に関する確認事項」を確認し、対象として受け入れることとして、本日、その旨を国に回答いたしました。
また、山口宇部空港は、県民生活や経済活動を支える重要なインフラであることから、回答に当たりましては、地元関係団体の意見も踏まえて、国への要請を行いました。
具体的には、ここ(資料2ページ)にも書いていますが、6項目あります。
あくまでも民生利用が主であるという本取組の趣旨を遵守すること、そして、訓練計画について、事前に丁寧な説明と情報提供を行うこと、そして、安全確保に万全を期すこと、そして、当空港や他空港を利用した訓練において事故等があった場合には、原因・再発防止策などを適切に情報提供すること、それから、訓練の実施に当たっては、騒音等による影響が最小限となるよう努めるとともに、日没後は行わないこと、そして、民生利用及び災害時の迅速な対応に資する必要なインフラ整備が着実に進むように支援すること。
国においては、これらの要請事項をしっかりと受け止めて、適切に対応していただきたいと考えております。
私からの説明は以上です。
【質疑応答は後日追加します】